レノファ山口FC

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明治安田生命J2リーグ 第36節

維新みらいふスタジアム

9月14日19:00Kickoff

レノファ山口FC

レノファ山口FC

VS

matchschedule

ツエーゲン金沢

大胆さとクオリティーを突き詰めよう!

3連戦の中日はツエーゲン金沢と対戦します。維新みらいふスタジアムでのリーグ戦は金沢戦を終えると、残すは最終戦のみ。
下関でのゲームを含めてもホームゲームは3試合しか残っておらず、水曜日のナイトゲームは絶対に勝点3を手にしたい試合です!

 

チャンスの「質」にフォーカスしよう!

 

レノファは前節はFC町田ゼルビアに1-0で勝利しました。アウェイ戦で久しぶりの白星を飾り、自信を得るゲームになったのは間違いありません。チームも勢いを強めて今節に臨めます。

 

ただ、課題点も見過ごすことはできません。唯一のゴールを決めた19.沼田駿也選手は「自分たちがある程度ボールを保持できて、チャンスも作れていた中で、なかなか決め切れていない状況」があったと振り返っています。
他の選手の話を聞いていても一様に同じような感想を抱いていました。

もちろん最後の部分にフォーカスできるのはゲームの組み立てが良かった証拠でもあります。夏場までは中盤から先に進めないシーンが多々ありましたが、町田戦はボールを持っていただけでなく、相手ゴールに近いエリアまで持ち込んでチャンスを作れていました。

 

相手とフォーメーションが同じ「ミラーゲーム」になっても、相手を少し吊り出しながらスペースを作ったり、20.田中渉選手などが相手の最終ラインと中盤の間でボールを受けたりと、巧みなポジショニングで相手をポゼッションで上回りました。アタッキングゾーンまで運べたのは大きな収穫です。

その分、クローズアップされるのは最後のクオリティーと思い切り。
もっと大胆にシュートを打てたチャンスはありましたし、クロスボールが精度を欠いたり、シュートが枠を捉えられなかったりと、フィニッシュワークのキックの質はあまり上がりませんでした。

 

今節のツエーゲン金沢は4-4-2のフォーメーションとなるため、机上の論で言えば、町田戦に比べるとスペースが空いてくる場所は変わります。
しかし、金沢は人に厳しくアプローチするのが特徴で、実際にはミラーゲームと同じようにバチバチとマッチアップする戦いになるはずです。

 

前節と似たゲーム展開が予想され、レノファは8.佐藤謙介選手が逆サイドに展開したり、24.成岡輝瑠選手が縦のくさびのボールを差し込んだりして、中盤からはかなり質の高いボールが出せるでしょう。

 

あとは、最後の大胆さとフィニッシュの質。FW陣がどれだけ質にこだわってプレーできるかが試合を大きく左右し、決勝点を決めた19.沼田駿也選手、そのゴールをアシストした49.梅木翼選手、多くのチャンスに絡んでいる32.高井和馬選手などのテクニックとメンタリティーに期待が懸かります。
沼田選手は町田戦のあとも「次節以降も改善していきたい」と誓っており、FW陣の一層の奮起が楽しみな試合です。

 

ラインコントロールと対人守備で無失点を続けよう

 

守備面では前節の試合を無失点でシャットアウトしています。集中したディフェンスで得た手応えは継続していきたい部分です。

 

22.生駒仁選手をセンターに置いた最終ラインはうまく機能し、ハイラインを保ちながらも、相手に後背のスペースをほとんど使わせませんでした。前半からずるずると下がらずにオフサイドトラップを掛けることに成功。後半は15.前貴之選手と27.高橋秀典選手、それにウイングバックの選手たちも加勢して相手のサイドアタックを封じ、前選手はフィジカルを生かして相手FWと真っ向勝負して競り勝ちました。

これらはロングカウンターや前線の個の力で決定機を作る金沢戦でも愚直にやる必要があります。

 

特に金沢で警戒したいのが前線の選手たちです。
サガン鳥栖時代に代表ユニフォームにも袖を通した豊田陽平選手はやはりチャンスを決めきる力があり、丹羽詩温選手や林誠道選手などは一瞬の隙を突いて背後へと飛び出してきます。

 

FW陣は町田の鄭大世(チョン・テセ)選手のように攻め残っていたり、ライン間で小刻みにポジションを変えたりとかなり掴まえづらい動きをするため、レノファの守備陣は彼らの動きを感じながらプレーしなければなりません。もちろんレノファでプレーした小野原和哉選手のフィードやサイドからの仕掛けも注意すべき部分です。

 

連戦で誰が出てくるか分からない部分もありますが、町田戦でできていたラインコントロールや対人守備が継続できれば、大きなピンチは招かないでしょう。自信を深めている守備陣の安定した働きも注目点です。

 

もうひとつ重要なポイントはゲーム全体のコントロールです。
町田戦がタフな戦いとなっていたため、多少の疲労は残っています。金沢に対して90分間ずっとプレスを掛け続けるのは難しく、どこかで落ち着かせる時間を作ることや最善の選手交代が必要。
経験値の高い6.渡部博文選手や8.佐藤謙介選手、15.前貴之選手などのピッチ内での判断、それに交代カードを考えるベンチの判断にも目を向けていきたい試合です。

 

今シーズン最後の3連戦を連勝していくために、絶対に落とせないホームゲームが始まります! 熱い応援を受ける選手たちは課題を乗り越えてシュートを決め、自信を胸に相手の攻撃を抑えてくれるでしょう。

みらスタのみんなの力で複数得点&無失点の試合を創っていきましょう!

 


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