レノファ山口FC

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明治安田生命J2リーグ 第35節

町田GIONスタジアム

9月10日18:00Kickoff

レノファ山口FC

レノファ山口FC

VS

matchschedule

FC町田ゼルビア

今季最後の3連戦! 集中した戦いで勝利を引き寄せよう!

今シーズン最後となる3連戦が始まります。9月10日(土)に町田GIONスタジアムでFC町田ゼルビアと対戦し、翌週水曜日の9月14日に維新みらいふスタジアムでツエーゲン金沢、さらに9月18日(日)に沖縄県のタピック県総ひやごんスタジアムでFC琉球と対戦します。

 

インターバルが中3日の設定で、スケジュール面の厳しさはそれほどでもありません。しかし、移動距離が長いのがこの連戦の特徴。山口から町田に移動して試合をし、再び山口に戻ってホーム戦、さらに沖縄に飛んで琉球と対戦します。準備やリカバリーに使える時間も限られるため、総力戦の連戦となっていくのは間違いありません。ただ、前節の試合で手応えを得るゲームができ、チームは良い状態で連戦に入っていけるはずです!

 

選択肢を増やすポジショニングに注目!

 

前節の横浜FC戦は首位チームを相手に善戦しただけでなく、失点を得点で取り返すというレノファの従前からの特色も出せた試合でした。

 

試合を振り返りと、フォーメーションがほぼ同じ「ミラーゲーム」になると予想されましたが、実際には横浜FCは4-4-2のフォーメーションを採用。レノファにとってはプレッシャーの掛け方で難しい部分が出てきましたが、ボールを握るという点ではフォーメーションのミスマッチがポジティブに作用しました。

 

大きな役割を果たしたのは両ウイングバックです。
左ウイングバックで先発した14.橋本健人選手は約2カ月ぶりの出場で、なおかつ以前とは異なるポジションでしたが、相手のブロックの外側でしっかりとボールを回収。中間のスペースを使う20.田中渉選手や32.高井和馬選手、24.成岡輝瑠選手とも連係してボールを前に運んでいます。

16.吉岡雅和選手は右から推進力を発揮。左右それぞれに持ち味を出して戦ったことで、相手のブロックを確実に崩して得点につなげました。無失点試合を続けていた首位チームから3得点を挙げたのは自信になる成果で、攻撃面での良い流れを今節に生かしたいところです。

今節の相手となるFC町田ゼルビアは、基本となるフォーメーションは3-4-3と4-4-2で、最近の試合では3バックを多く採用しています。攻守の切り替えが早く、守備でも攻撃でも前に太い矢印を持って鋭くアプローチしています。レノファは相手の厳しいチェックをかいくぐって、ボールをずんずんと前に進める必要があります。

 

連戦に入るためにフォーメーションや顔ぶれが読みにくい部分もありますが、ポイントはボールホルダーがいくつパスの選択肢を持てるか。相手からの厳しいプレスにさらされるのは避けられませんが、パスの選択肢を多く持つことで、町田のカウンター攻撃につながるようなボールロストを回避できます。

 

ベストは前向きなパスの選択肢をいくつも持つこと。しかし、苦し紛れでもボールをつなげられる逃げ道のパスコースを持つことも大切です。その意味では周りの選手たちの気遣いの動きが欠かせません。

 

前向きなパスの受け手になるのがウイングバックやシャドーの選手たち。とりわけ「ボールがないときの動き出しや立ち位置は気にしていますし、出し手が出しやすいようなポジションを取ることは意識しています」と話す14.橋本健人選手は、若さを生かして縦横無尽に動き、パスコースを増やす役目に期待が懸かります。

 

もちろん繊細なポジショニングができる15.前貴之や10.池上丈二選手の動きも大きな意味を持つでしょう。横浜FC戦以上に細かく動きながらパスの選択肢を増やし、ボールを失わずにゴールまで運ぼうとする選手たちのオフ・ザ・ボール(ボールがない時)の動きに注目です。

 

カギを握る攻守の切り替え

 

一方で町田の攻撃では、ボランチの高江麗央選手、左右からボールを運び出す翁長聖選手、レノファでプレーした経験がある奥山政幸選手などゲームを作れる選手がいることに加え、前線には個人で打開できる選手たちが並びます。

 

ドゥドゥ選手が2節前の試合で負傷退出していますが、前線のパワーは健在。ヴィニシウス・アラウージョ選手はコンパクトな振り幅からも豪快なシュートを放っており、シュートコースを与えたくない選手の一人です。

 

また、鄭大世(チョン・テセ)選手は前節の試合で3カ月ぶりのスタメンに戻り、長谷川アーリアジャスール選手もミドルレンジから積極的にゴールを狙っています。

 

こうした選手たちを生かすのが高江選手や奥山選手などですが、さらに10番を付ける平戸太貴選手もアーリークロスやスルーパスでチャンスを作ったり、コンビネーションの中からシュートに行ったりと多彩に動いています。

 

前線にタレントが揃っているのは脅威ですが、レノファがやるべき守備はシンプル。彼らに良い状態でボールを渡さないことが守備面の最大のポイントです。古巣対戦となる9.岸田和人選手など攻撃陣が相手の起点に対してしっかりとプレッシャーを掛け、さらにレノファのMFやDFも相手の動きを封じる早めの準備を行う必要があります。

具体的にはFW陣がプレスに行けば、後ろも連動してラインを上げ下げしたり、スライドしてスペースを埋めたりする作業を当たり前にやらなければなりません。ここでもたもたすれば相手の思うつぼ。失点を少なくするためには、守備に切り替わった瞬間に全員が集中して動くことが重要です。

 

基本に忠実に、自信を持って戦えれば勝機をつかめる試合です。

ハードワークが求められるゲームが続きますが、横浜FC戦で善戦した勢いを生かして3連戦に臨み、良い守備から良い攻撃を繰り広げられれば、必ず勝ちを引き寄せられるでしょう!

 

そして今節も「声出し応援適用試合」となっており、一部の席からは声援を送ることができます。

関東でのアウェイ戦ですが、ひたむきに戦うチームと熱い声援&手拍子を送るサポーターが一体となって、浮上につながる勝点3を手にしましょう!

 


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