レノファ山口FC

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明治安田生命J2リーグ 第34節

維新みらいふスタジアム

9月3日19:00Kickoff

レノファ山口FC

レノファ山口FC

VS

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横浜FC

攻守に前向きなサッカーでホーム戦2連勝を目指そう!

カレンダーを1枚めくり、いよいよ9月の戦いへと入っていきます。10月23日が最終戦となる今シーズンは、残すところあと2カ月。レノファは下位の争いに飲み込まれず、上へ上へと進んでいかなければなりません。

 

特に9月の初戦となる横浜FC戦はレノファの気概を示す絶好の機会です。
首位の横浜FCに対してしっかりとしたサッカーを繰り広げ、勝点を掴み取ることができれば、残り2カ月の戦いに向けて大きな弾みになります。

 

 

「良い守備から良い攻撃」を徹底しよう!

 

横浜FCは直近3試合を全て1-0で勝利しています。
戦い方を見ていると、常にボールを持っているわけではなく、ブロックを作って構える時間帯もあります。言い換えれば、レノファが主体的にボールを動かす時間帯もあり、決して戦いにくい相手ではありません。

 

ただ、最も避けたいのはレノファが低い位置でボールを失ってしまうことです。自陣でボールを失ってしまうと、レノファは相手の進撃を少人数で阻止しなければならず、前節のようにファールで止めてフリーキックを与えるような事態になってしまいます。

ボールの失い方が悪いと、どんな形からも得点に持ち込める小川航基選手、新加入のブラジル人FWマルセロ・ヒアン選手など、警戒すべき選手が多い横浜FCをさらに勢い付かせることになり、大きなリスクを伴います。

 

もちろんミスを避けたいからと前線に簡単に蹴り出してしまうわけにもいきません。
蹴り合いになると徳島戦の後半のようになってフィジカル面で厳しい試合になってしまいます。あくまでも貫くべきは相手ボールをなるべく高い位置で奪い、相手選手をレノファゴールに近づけないようにすること。「良い守備から良い攻撃」という当たり前のコンセプトを貫くことが最善策です。

 

実際に前節のゲームで横浜FCと対戦しているFC町田ゼルビアは、高い位置でボールを奪い返すことでリズムを生み出すことに成功しています。終盤にマルセロ・ヒアン選手のアシストから山下諒也選手が決勝点を決めて横浜FCが勝ちきりましたが、前半は苦しい内容となっていました。
これを参考にレノファは90分間、前向きな良い守備をやり続けたいところです。

 

レノファにとってお互いのフォーメーションがほぼ同じなのはポジティブな要素です。基本となる「1対1に負けないとか、球際のところを意識していく」(16.吉岡雅和選手)ことをやり続ければ、守備から主導権を握ることはできるでしょう。バチバチと火花散るバトルがあちこちで起きると思われますが、選手交代も生かして高い強度で戦い続けることで勝機が見えてきます。

 

中盤からのスムーズな攻撃を実らせよう!

 

横浜FCのフォーメーションは3-4-2-1が予想されます。
レノファがプレッシャーに行きやすい形ではありますが、もちろん相手にとってもプレスをはめやすい形です。したがって、レノファの攻撃局面では相手のプレッシャーをいなし、うまくギャップを作りながらゴールへと進んで行く必要があります。

 

最も良いのはボールを奪ってからすぐにショートカウンターを仕掛けること。ショートカウンターでは、プレッシングとスペースへの飛び出しにストロングがある9.岸田和人選手、縦への仕掛けで相手を置き去りにできる32.高井和馬選手などに期待が懸かります。

次善の策はギャップを作りながらの攻撃。ウイングやシャドーの選手が相手よりも先んじてスペースに出て行き、パサーがそれを逃さずにパスを送り出すことで、スムーズな攻撃はできるでしょう。

 

特に今節は15.前貴之選手が戻ってきたり、24.成岡輝瑠選手が前節の試合でさっそく活躍していたりと、パスを出す側の戦力は充実。8.佐藤謙介選手は古巣戦で気持ちも入ります。
さらにパサーにもレシーバーにもなれる10.池上丈二選手が戦列復帰したのも頼もしいトピックです。

 

レノファはオフ明けの火曜日の練習から紅白戦に近いトレーニングを行い、リズムの良い攻めを繰り広げていました。池上選手、成岡選手もタフに動けていて、コンディションは良さそうです。

 

池上選手は「タカくん(前選手)とは以前からやっていましたので問題なくやれると思います。相手は上位ですが、ひるむことなく試合展開を読みながら僕らのサッカーをやり続けたいです」と話し、連係面での手応えを深めていました。

佐藤謙介選手、前選手、成岡選手、池上選手、それに5.佐藤健太郎選手、20.田中渉選手なども含め、中盤を担う選手たちは、ボールを持って動かせるフットボーラーばかり。
名塚善寛監督が自ら「ここ最近にない悩み。どういう化学反応が起きるかは僕自身も見てみたい」と話すほど戦力が充実してきました。彼らはきっとフォーメーションが似る「ミラーゲーム」の状況を逆手に取り、鮮やかで前向きなパスワークを展開してくれるでしょう。本当に楽しみです!

 

首位の横浜FCから勝点を得ていくのは決して簡単ではありませんが、臆せず挑むことで成果を必ず手にできるはず。
中盤の選手たちのギャップを作りながら攻めていくプレーに期待しつつ、熱い応援と熱いサッカーで、維新みらいふスタジアムで2週間ぶりの「ヤマグチ一番」を響かせましょう!


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