レノファ山口FC

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明治安田生命J2リーグ 第29節

維新みらいふスタジアム

7月30日19:00Kickoff

レノファ山口FC

レノファ山口FC

VS

matchschedule

ベガルタ仙台

「夏の維新劇場」、いよいよ開演! 積極果敢なスタイルを表現しよう!

夏休みの期間に行われるホームゲーム3試合は「夏の維新劇場」と銘打って、いっそう熱く試合を盛り上げていきます。今年は限定ユニフォームが登場。

勝利すればライトダウンして白星を分かち合う「みらスターナイト」も行います!

 

特別な3試合の最初が、今週末のベガルタ仙台戦です。前回対戦では仙台に退場者が出てレノファのほうが数的優位に立ちましたが、試合を通じて相手のクオリティーに圧倒された試合でした。しかし、レノファもそこから多くを学んで成長してきています。今節は前回対戦とは異なり、より質の高いゲームが繰り広げられるでしょう。

 

勝利のカギを握る高強度の「良い守備」

 

もっとも来たる90分間が魅力あるハイレベルなゲームにできるかどうかは、レノファの奮起に懸かっています。レノファの目下の課題は、レノファらしさを取り戻すこと。
前節・栃木SC戦の前半はほとんどレノファらしいサッカーを繰り出せず、立ち上がりの失点を跳ね返すことはできませんでした。この試合を繰り返すわけにはいきません。

ただ、90分間全体を見渡せば、決して悲観するものでもありません。
後半はフォーメーションを変えて流れを呼び込んでおり、セットプレーのチャンスを得てゴールも奪取しました。キャプテンの6.渡部博文選手はチームの修正力を「ポジティブな要素」と受け止め、「前半は柔軟性を失っていましたが、相手の嫌がることをもっと自由にやっていくことが後半はできたと思います」と話します。

 

試合を見た多くの人が感じ取ったことだと思いますが、やはり後半のようなゲームを前半からやっていく必要があります。ゲームの入り方が悪く、硬直した戦いになるというのは、レノファが時々当たってしまう壁。今回は良い守備ができなかったのが主因で、プレッシャーがあまり掛からずに相手に攻め込まれ、ボールを奪い返しても攻撃は迫力を欠きました。

レノファにとってプレッシャーの強度は生命線。
報道のみへの公開になった今週のトレーニングでは、厳しくボールを奪い合うプレーが散見され、「レノファらしさ」を取り戻そうとする選手とコーチングスタッフの姿がありました。
今度こそは前半から練習での成果を表現してくれるでしょう。

 

しかし、それでも相手に攻め込まれてしまうのならば、少し長いボールを蹴り出して陣地を挽回し、再び高い位置からプレッシャーを掛けていくというのも手段です。
レノファとしては安易にクリアしたくはありませんが、仙台の攻撃クオリティーの高さを踏まえれば、少し割り切って守るのも大切かもしれません。

 

いずれにせよ一番の御法度はハイラインのコンパクトな陣形が壊れ、どんとんとラインが下がってしまうこと。多少の割り切りがあってでも、後ろ向きにならない良い守備を続けることが、少ない失点数で試合を進めるための大事なポイントです。

メンバー選考にも注目! チャンスは誰がものにする!?

 

今節はメンバーの大幅な変更が避けられません。
20.田中渉選手は仙台からの期限付き移籍のため、契約の関係上、試合に出られません。
また、前節の試合で累積4枚目のイエローカードを受けてしまった3.ヘナン選手と4.眞鍋旭輝選手も出場停止。

チームは負傷のために離脱している選手も多く、かなり厳しい状況でのメンバー選出となりそうです。

 

選手によってはいつもとは違うポジションで出ることもあるでしょう。
ただ、そういう試合だからこそ、新たに出場機会を得る選手や本職とは異なるポジションに挑む選手にとっては、存在感を示す大きなチャンスです。

 

例えば41.桑原海人選手は守備に追われてしまう試合が続いていましたが、前節後半は役割がはっきりとしたことでプレスが確実に掛かり、攻撃では推進力を発揮しています。これを90分間にわたって披露できれば、さらに評価も上がるはずです。

複数ポジションをこなすという点では、アンカーに加えてインサイドハーフでも持ち味を出そうとしている26.神垣陸選手、前節は中央寄りのポジションでゲームに出た19.沼田駿也選手にも注目。

沼田選手は「スペースを生かしながらボールに絡みたい」と話し、サイドでもインサイドでもゴールにつながるプレーを意識しています。

 

仙台が4-4-2のフォーメーションで破綻のない守備をしているだけに、まさにスペースへの入り方やパスの出し方にはこだわって臨まねばなりません。沼田選手にとっても1段階レベルの高い攻撃を見せたいところです。

 

もちろん古巣戦となる渡部選手と21.関憲太郎選手はモチベーションも高く、守備の要として無失点での勝利に意欲を燃やしています。ベテランから若手まで全員の力を合わせて戦っていきたい試合です。

対するベガルタ仙台は新型コロナウイルスの陽性判定を受ける選手が出ており、直近数試合はメンバーの入れ替えが多くあります。しかし、仙台の個々の選手の質は高く、自由にボールを持たせると容易にシュートまで運ばれてしまいます。まずは展開力のあるボランチやセンターバックに気持ちよくプレーさせないことが重要。

特に中盤のフォギーニョ選手や中島元彦選手、富田晋伍選手に確実にプレスを効かせることで、レノファのピンチは減るでしょう。試合を通じて彼らへのプレスをサボるわけにはいきません。

 

「夏の維新劇場」の第1幕は、連敗脱出を目指すレノファにとって、大きな意味を持つ試合です。仙台から勝利をつかめれば上位追撃に弾みが付きますし、内容面で充実した戦い方ができれば、レノファのサッカーに自信を深められます。難しい試合にはなりますが、絶対に負けられません。

 

いよいよ維新劇場の開演! 

まさに総力戦の一戦をチーム力とホームサポーターの熱量で戦い抜き、白星をつかみ取りましょう!

 


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