レノファ山口FC

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明治安田生命J2リーグ 第26節

維新みらいふスタジアム

7月10日19:00Kickoff

レノファ山口FC

レノファ山口FC

VS

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アルビレックス新潟

ボランチの動きに注目! 2位新潟に組織戦術で上回ろう!

今節は中3日で2位のアルビレックス新潟と対戦します。お互いにボールを大事にするチームで、自陣からしっかりと組み立てていく組織戦術が魅力。

明確なスタイルを持ったチーム同士は、中身の濃い試合になるでしょう!

 

楽しみなレノファに縁がある選手との対戦

 

前回対戦の際にも触れていますが、新潟戦でまず楽しみなのがレノファと縁がある選手たちとの対戦です。

 

縁のある選手を整理すると、ボランチからゲームを動かす高宇洋選手は2019年の途中からレノファに加入し、1年半にわたって中心選手としてプレー。
サイドアタッカーの印象が強い星雄次選手は2016年と17年の2年間、レノファで攻撃サッカーの一翼を担いました。この二人は今は中盤の底からゲームを動かすキーマンとなっています。

 

右サイドバックの藤原奏哉選手は山口市出身で、レオーネ山口U-12、同U-15でプレーしていました。U-21日本代表に選ばれている三戸舜介選手は宇部市出身でJFAアカデミー福島を経て、新潟に加入。
2節前の試合で負傷退出していますが、決定機にしっかりと顔を出せる選手です。

 

また、高木善朗選手は高木大輔選手の実兄で、今年もほとんどの試合に出場。

ゴールシーンに絡むほか、相手陣地で自在に動いてチャンスを創出しています。レノファにとっては自由にプレーさせたくない選手の筆頭。ポジションが異なるために高木兄弟のマッチアップは限られますが、動きに制限を掛け続ける必要があります。

 

主導権争いのキーマン、佐藤謙介選手と高宇洋選手の対決!

 

試合の主導権争いという点に着目すると、勝敗を分けるポイントはボランチの振る舞いに懸かっていると言えます。相手ボランチからのパス供給をどれだけ制限できるか、自分たちのボランチがいかに制限されずにボールを出せるか。それらの攻防に注目であり、端的に8.佐藤謙介選手と新潟の高宇洋選手の対決が楽しみです。

レノファは前節の大分トリニータ戦で、佐藤謙介選手の視野の広さを活かしてゲームを作っていました。佐藤謙介選手が持つバリエーションは豊富で、33.山瀬功治選手などインサイドハーフの選手に預けて高い位置で起点を作ろうとしたり、サイドを駆け上がるウイングに向けて斜めにパスを出したり、18.高木大輔や13.大槻周平選手にシュートに直結するような縦パスを通したりと、多彩です。

 

ただ、大分戦は下平隆宏監督が佐藤謙介選手の特徴をよく知る監督であり、佐藤選手の両脇の人を送り込んで自由にさせないような動き方をしていました。それでもレノファは20.田中渉選手と33.山瀬功治選手がタイミング良く下がるなど適切に対応。ピッチの中でしっかりと改善し、中盤からゲームを作る質を高く保っています。

新潟も同じようなプレッシャーを掛けてくるでしょう。

試合序盤では、相手がそのプレスを誰がどこから掛けてくるかを見極め、サポートの判断を早くする必要があります。きちんと判断できればボールはスムースに運べるはずで、試合が進むほどにレノファらしさが出てくるでしょう。

 

それと同時に新潟の高選手、星選手などへのプレスは継続しなければなりません。新潟は両サイドから上がってくる選手の動きが俊敏で、クロスやシュートも正確です。左サイドバックは堀米悠斗選手、右サイドバックは藤原選手が予想され、さらに1.5列目の選手たちも流動的に動いています。

 

彼らに入る前にプレッシャーを与えることは、レノファが3戦連続無失点を達成するためのキーポイント。田中選手や山瀬選手、それに前回対戦でゴールを決めている13.大槻周平選手など前線の選手たちが協調し、相手の出どころに対する強度を高めていく必要があります。

 

レノファの現在地を見る重要な90分間

 

セットプレーもそれぞれにチャンスになる局面です。
新潟は島田譲選手が直接フリーキックをしずめ、その前の試合でもコーナーキックの二次攻撃から本間至恩選手がゴールを決めています。キックの質の高さを考えると、レノファとしては前節同様、自陣での守備では安易にセットプレーを与えてしまわないように組織的に守らなければなりません。

 

ただ、レノファが攻撃でセットプレーを得られると、今度は確実に大きなチャンスになります。新潟はゴール前でぎゅっと縮まって守る分、イレギュラーな動きに対しては少し反応が遅れる可能性があるからです。前節も新潟はセットプレーのこぼれ球とセカンドボールから2失点しており、レノファはセットプレーのセカンドチャンスも狙っていきたいところです。

 

いろいろな見どころがある上位・新潟との試合。7月7日の七夕に誕生日を迎えたばかりの6.渡部博文選手は前節の試合後、「(大分戦と)連続して強豪チームとの対戦ですので、自分たちがどのくらいのレベルにあるかを見られるチャンス」と意気込みを語っていました。

昇格圏にある新潟との対戦はまさにレノファがどれだけレベルアップできているかを知る絶好の機会です。前回対戦は1-1でしたから、攻撃では複数得点を取り、守備では無失点に抑えて自分たちの過去を塗り替え、相手を上回っていきたいですね! 

ホームの熱い手拍子で、今節も勝点3へと向かっていきましょう!!

 


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