レノファ山口FC

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明治安田生命J2リーグ 第24節

ソユースタジアム

7月2日14:00Kickoff

レノファ山口FC

レノファ山口FC

VS

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ブラウブリッツ秋田

応援の力でアウェイ戦の今季初勝利を手にしよう!

今度の3連戦では、ブラウブリッツ秋田、大分トリニータ、アルビレックス新潟と対戦します。大分戦と新潟戦がホーム戦のため日程面での難しさはありませんが、いずれの相手とも高い強度で戦わないといけないタフな連戦となりそうです。

得点のカギはゴール手前でのアイデア

 

連戦で最初に対戦するのがブラウブリッツ秋田。前回対戦は2月27日の第2節でレノファが2-0で勝利しています。

 

前回の得点場面を思い出すと、先制のシーンでは8.佐藤謙介選手の縦パスを、相手ボランチの背後で33.山瀬功治選手が引き出し、鮮やかに体を翻してゴールネットを揺らしています。さらにコーナーキックの流れから19.沼田駿也選手が追加点。
6.渡部博文選手のシュートがクロスバーに当たった跳ね返りを逃さず、左足を振り抜いてJリーグ初ゴールを決めています。

今節も決定的なチャンスになりそうなパターンは、5カ月前の得点シーンとあまり変わりません。ショートパスを使うならば、高い精度でボランチと最終ラインの間(バイタルエリア)に差し込んでブロックを内側から崩さないといけません。
セットプレーも好機になり、レノファの得点源となる可能性があります。相手はゾーンで守る場面が多く、陣形は非常にコンパクト。ただゾーンディフェンスゆえの隙もあり、レノファがゾーンディフェンスの中で勝負するのか、外を使うのか、アイデアを合わせて狙えれば、得点に結びつけられるはずです。

 

また、相手サイドハーフの選手は攻撃に絡む機会が多い分、レノファがその背後を取ってサイドから崩していくことはできそうです。

 

レノファは左サイドからの組み立てを生かして、ヴィッセル神戸戦、ヴァンフォーレ甲府戦ともに10.池上丈二選手が連続ゴールを挙げています。さらに13.大槻周平選手へのクロスボールもタイミングが合ってきており、前回対戦よりもサイドを崩して中に送り込むという攻撃は増えるでしょう。

ただ、秋田は前線が厳しいディフェンスを仕掛け、自陣にボールを持ち込まれると4-4-2の堅いブロックを敷きます。ボールを奪おうとする個人の強度と、ゴールを守る組織の堅牢性はJ2屈指。シュートまで持ち込むには、クロスボールもタイミングを少し外したり、マイナス気味に入れたり、選手がより良い立ち位置を取ったりと、いつもよりもアイデアが求められます。

 

クロスを上げるのは、前回対戦でゴールを決めている沼田選手や上り調子の22.生駒仁選手などの若い選手たち。名塚善寛監督は選手たちに、味方と相手の位置を見て判断する必要性を説いていますが、まさに広い視野の中から最善策を選択できるかが、カギを握ります。

 

相手のフィジカルに組織的な守備で対応しよう!

 

秋田は攻撃局面ではフィジカルの強い選手を生かし、シンプルに縦に供給してきます。縦パスの受け手は齋藤恵太選手と武颯選手。両FWはボールを保持する力があり、小さな振り幅から鋭く狙う力もあります。レノファとしてはボールをあまり触らせたくはない相手です。

 

そのため、左サイドから精度の高いクロスボールを送り出す高瀬優孝選手や前節の試合でスタメンに戻ってきた中村亮太選手などサイドハーフにしっかりとプレッシャーを掛け、FWに入るボールを減らすことが何より重要です。それでもボールが入ってしまえば、6.渡部博文選手を中心にしっかりまとまって跳ね返し、セカンドボールを自分たちのものにしなければなりません。

秋田はセットプレーも武器の一つ。コーナーキックやフリーキックだけでなく、才藤龍治選手や藤山智史選手が投げ込むロングスローから好機を作り、第20節ロアッソ熊本戦ではゴールにも結びついています。レノファにはあらゆる局面で集中力を高く保ち、アラートに戦わねばなりません。メンタル的にもタフな試合と言えるでしょう。

 

もっとも試合そのものはレノファがボールを持てる時間は長く、相手のプレッシャーを丁寧に外していければ、それほど危ない場面はないとは思います。しっかりと相手の隙を突いて攻撃を完結させ、今度こそアウェイ戦で白星を手にしたいですね!

 

声出し応援の検証試合。ルールを守って精一杯の後押しを!

 

そして、この試合は声出し応援の検証試合であり、いわゆるゴール裏サポーター席で声を出しての応援ができます。2020年シーズンの途中から加入した選手、そしてこの2年間で新たにレノファを応援するようになったサポーターの方にとっては、初めて生でチャントを聴くチャンスでもあります。

全面的な解禁ではなく、ゾーンが限定されていたり、マスクが必要だったりと制限はありますが、声出し応援の検証は、未来につながる第一歩。日本のサッカーファミリーのためにもしっかりとルールを守りながら、楽しんで応援していきたいですね!

 

詳しいゾーニングやルールはブラウブリッツ秋田の公式サイトにも掲載がありますので、必ず確認しておきましょう。また、新しいチャントはサポーターグループ「ヤマグチスタ」さんがYouTubeに載せていますので、これも要チェックです!

 

今節は日常生活の中に溶け込んでいた「いつもの非日常空間」を取り戻すためのステップ。その試合を勝利で飾れたら最高です。アウェイ戦ですが、応援の力で選手たちを後押しし、最高の試合で勝点3を持ち帰りましょう!


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