レノファ山口FC

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明治安田生命J2リーグ 第19節

ニッパツ三ツ沢球技場

5月29日14:00Kickoff

レノファ山口FC

レノファ山口FC

VS

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横浜FC

連戦3戦目は上位の横浜FC戦! 試されるハートの強さ!

今週末はニッパツ三ツ沢球技場で横浜FCと対戦します。横浜FCは序盤戦から首位をひた走ってきていましたが、現在は一つ順位を下げて2位。それでも自動昇格圏に位置しており、上位とのゲームは苦戦が続いているレノファにとってはまさに正念場。臆せず挑んで、勝利を手にしたい試合が始まります!

 

佐藤謙介選手と橋本健人選手の積極性に注目!

 

横浜FC戦といえばやはり古巣戦となる8.佐藤謙介選手に注目です。佐藤謙介選手は2011年のプロデビュー以降、10年にわたって主軸選手として活躍。2019年の後半戦は中村俊輔選手とダブルボランチを組んでゲームをコントロールし、チームをJ1に導いています。

 

「長く一緒にプレーしましたが、本当に勉強になる部分しかなかった」と大ベテランの三浦知良選手(現JFL鈴鹿)から多くを吸収するなど、佐藤謙介選手は横浜FC時代を通じて、年齢が上の選手からも、若手選手からも大きな刺激を受けて成長。ベテランとなった今はこのレノファで、培ってきた技術やメンタリティーを還元しています。

 

来たる試合では、レノファの中軸として勇ましく戦っている姿を見せることが、長く応援してくれている人たちへの一番の恩返し。いつも通りのプレーを、いつもよりもさらに熱いハートで見せてくれるはずです。

 

プレー面に目を向けると、佐藤謙介選手は前節、いつもよりも一列高いインサイドハーフで途中からピッチに立ちました。残念ながら得点には結びつきませんでしたが、5.佐藤健太郎選手と同様、ボランチタイプの選手が高い位置でゲームに出ることで、前線の密集した状態でも起点になる動きを創出しています。

今節もかなりバイタルエリア(最終ラインとボランチの間)は窮屈になってしまいそうですが、このエリアで先手を取るというのは継続してやっていきたい作業です。実際に2節前の試合で横浜FCから3得点を挙げているアルビレックス新潟は、強度の高いプレスでボールを奪うと、バイタルエリアで優位に立ってフィニッシュまで持ち込んでいます。

 

コンディション面などからストライカー不足が否めないレノファにとって、背後にどんどんとボールを送ったり、クロスに何人も入っていくというのは、現状の戦力から考えれば決して容易なものではありません。その分、バイタルエリアの使い方はいっそう重要。佐藤謙介選手や佐藤健太郎選手、10.池上丈二選手などがこのエリアでボールを引き出し、シュートやコンビネーションで相手ゴールに迫る攻撃を何度も見せていきたいところです。

 

相手FWに仕事をさせない厳しい守備を続けよう!

 

もう一人、特別な思いを持って臨むのが14.橋本健人選手です。横浜FCのアカデミーで育った橋本選手は「三ツ沢は憧れていたピッチ。絶対に三ツ沢のピッチに立ちたい」と意気込みを語ります。

その橋本選手がプレーするサイドバックの動きも非常に重要。横浜FC戦では相手のウイングバックとマッチアップする機会が確実に多くなり、デュエル(個の強度)が求められる試合になるのは言うまでもありません。

 

前節のレノファはフォーメーションの噛み合わせや両ウイングの幅を取ったポジショニングにも支えられて、橋本選手と22.生駒仁選手はバトルを回避してインナーラップする場面が多くありました。今節もそのようにスムーズに相手陣に入って行ければ良いのですが、フォーメーションが異なる以上、必然的に発生する攻防を制するタスクは避けられません。

もっとも横浜FCからゴールを守るためにはサイドの動きだけでは足りません。横浜FCの攻撃はセンターレーンの比重が高く、中央を通していく縦パスの鋭さは大きな脅威になっています。したがってサイドでのバトルだけでなく、センターレーンでも相手に自由を許さない守備が絶対に必要です。

 

ボールを渡したくないのが前線のタレントです。最前線でプレーするのがJ2得点ランキングトップの小川航基選手で、しばらく得点は取れていませんでしたが、前節のいわてグルージャ盛岡戦で8試合ぶりにゴールを挙げています。また、強さとスピードを併せ持つサウロ・ミネイロ選手は縦パスやクロスの受け手となって、巧みにゴールを狙っています。

 

両選手ともに難しいボールの受け方をしても、ツータッチ目にはシュートを放てるようなテクニックがあります。ボールを触らせるだけでも怖さを覚える選手たちですから、佐藤謙介選手などレノファのインサイドハーフの選手には縦パスを許さない厳しさが必要ですし、橋本選手などサイドの選手たちにはクロスボールやサイドアタックを抑える懸命なディフェンスが求められます。

 

 

一番やってはいけないのは、スピード感のない攻撃や強度を欠いた守備です。上位チームが相手で、なおかつアウェイ戦ですから、サッカーが小さくなってしまうリスクはありますが、攻撃でも守備でも前に矢印を持ち続けるメンタリティーの強さを持って臨まねばなりません!

 

連戦は総力戦。アウェイ戦ですがピッチとの距離が近いニッパツ三ツ沢球技場のスタンドから拍手を送ったり、DAZNの画面越しにパワーを送って、上位と戦う選手たちを鼓舞していきたいですね! 熱いゲームを繰り広げ、今度こそみんなの力で勝点3を手にしましょう!


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