試合情報 |
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2019明治安田生命J2リーグ第32節 vs. 愛媛FC | 入場者数4,674人 | |
2019.9.1419:03キックオフ | ||
維新みらいふスタジアム |
[GK] 17 吉満 大介 |
メンバー | [GK] 01 岡本 昌弘 |
[GK] 50 廣末 陸 |
SUB | [GK] 22 原 裕太郎 |
[前半]5本 [後半]3本 | シュート | [前半]2本 [後半]6本 |
[前半]3本 [後半]4本 | GK | [前半]1本 [後半]2本 |
[前半]2本 [後半]1本 | CK | [前半]1本 [後半]8本 |
[前半]8本 [後半]10本 | 直接FK | [前半]4本 [後半]6本 |
[前半]0本 [後半]0本 | 間接FK | [前半]1本 [後半]1本 |
[前半]0本 [後半]0本 | PK | [前半]0本 [後半]0本 |
[前半]0 [後半]0 | オフサイド | [前半]1 [後半]1 |
12分 三幸 秀稔 |
得点 | 44分 藤本 佳希 |
67分 佐藤 健太郎 → 佐々木 匠 |
交代 | 39分 山崎 浩介 → 西岡 大輝 |
55分 前 貴之 |
警告 | 59分 下川 陽太 |
退場 |
-ゴールシーンを振り返って欲しい。
アシストが素晴らしくて、池上選手に感謝したいですし、ずっと「アシストよろしくお願いします」と言っていたので、嬉しく思います。「これは決めるでしょ」というボールが来ました。
-10ゴール目についてはどう感じているか?
僕自身、目指していたところなので嬉しく思いますが、チームの現状を考えると勝たなければいけないので、前線の選手がしっかり点を取って結果を残していかないと、勝ちに繋がらないと思います。出た以上、しっかり責任を持って、得点という結果を出していきたいと思います。
-4試合ぶりの勝利。どう感じているか?
ホームで2戦負けて、アウェーで1戦負けて、あれだけのサポーターが来てくれている中で情けない試合をしてしまったのはすごく責任を感じていますし、そういった意味でも今日のホームゲームは泥臭くても絶対に勝ち点3を取るという気持ちでした。結果的に勝つことができて良かったですが、3点目を取れるチャンスもあった中で、取れなくて、後半も難しいゲームにしてしまったと思います。
-残り試合をどう戦いたいか?
勝ちにこだわりたいです。練習から一日一日を大事にして取り組んでいきたいです。
-今シーズン初ゴールだった。どう感じているか?
な かなかゴールは取れなくて、悩んではいなかったですが、取りたいという気持ちは強くて、3連敗の情けない試合をしてしまっていたので、なんとしても取ろうと思っていました。
-得点シーンを振り返ってほしい。
最初は健太郎さんからもらおうと思いましたが、外から攻めるといのもあって、丈二がよい位置でもらえていたので、そこに入った時点でいいボールが来るだろうと思って走りました。思ったよりも早かったので、ただちゃんと大聖くんが大外で準備していたので、自分が止まって、それが良いタイミングで蹴れました。
-試合の進め方についてはどう思っているか?
自分たちが思うような結果が出ていなかった中で、できている時間帯もあって、できていることには監督もできているという話もしていましたし、自分たちのミスでやられていたので、こういうことができていて、ここができていないとは的確にスタッフが伝えてくれていました。今日は思ったゲーム展開というか、先に点が取れて、後半は少し苦しい時間はありましたが、割り切って守るところは守るとみんなで統一できました。
2 | - | 1 |
---|---|---|
2 | 前半 | 1 |
0 | 後半 | 0 |
2019明治安田生命J2リーグ第32節 vs. 愛媛FC
入場者数4,674人
19:03キックオフ
維新みらいふスタジアム
[GK] 17 吉満 大介 |
[GK] 01 岡本 昌弘 |
[GK] 50 廣末 陸 |
[GK] 22 原 裕太郎 |
[前半]5本 [後半]3本 |
シュート | [前半]2本 [後半]6本 |
[前半]3本 [後半]4本 |
GK | [前半]1本 [後半]2本 |
[前半]2本 [後半]1本 | CK | [前半]1本 [後半]8本 |
[前半]8本 [後半]10本 | 直接FK | [前半]4本 [後半]6本 |
[前半]0本 [後半]0本 | 間接FK | [前半]1本 [後半]1本 |
[前半]0本 [後半]0本 | PK | [前半]0本 [後半]0本 |
[前半]0 [後半]0 | オフサイド | [前半]1 [後半]1 |
12分 三幸 秀稔 |
得点 | 44分 藤本 佳希 |
67分 佐藤 健太郎 → 佐々木 匠 |
交代 | 39分 山崎 浩介 → 西岡 大輝 |
55分 前 貴之 |
警告 | 59分 下川 陽太 |
退場 |
ホームでこうやってヤマグチ一番を聞くことは本当に嬉しいので、選手たちが体を張って、気持ちを込めて、魂を込めた試合をしてくれたので、いろいろな課題、反省点はありますが、今日は本当に良く頑張ってくれたなと褒めてあげたいと思います。
勝ち点3を取ることは本当に大変で、前半が良かったら後半もそのまま行けるとは限らない。今までずっと前半がだめで先に失点して、後半で盛りかえすというパターンでしたが、今日は逆のパターンになって、それでもちゃんと勝ち点3を取れた。我慢して我慢して、もちろん運もありますが、運を引き寄せたのも選手たちのハードワークです。そういう意味ではこういうハードワークをやりながら、本当に勝ち点3を取りたい、体を張ってシュートブロック、クロスブロックをする、守り切るだけではなくて、最後にはカウンターで3点目を取るチャンスがありましたが、あのような攻める気持ちを忘れないゲームができれば、まだまだこのチーム、選手は成長できると思います。一つ進んでは後ろに下がるという日々ですが、選手たちは本当に成長してくれているので、諦めずにコツコツと、一日一日のトレーニング、ミーティングに全力を尽くしたいと思います。
-試合の入り方はこれまでの3試合に比べてどうだったか?
前節のヴェルディ戦も失点するまでは非常に良かったので、結果だけを見て入り方が良かった悪かったという分析はしていないです。ただ、今日は選手たちがボールを握りながら、守備への切り替え、カウンターを受けない遅らせる守備はできていたと思います。先に点を取れたというのもありますが、選手たちがしっかり修正してくれたと感じます。
-途中で後ろの枚数を増やす守備的な切り替えをしたと思うが、その判断はどこで行ったのか?
選手たちがこのまま逃げ切ろうと思ったわけではないですが、ある程度、自分たちのリズムに戻すまでしっかり耐えて守ろうと。今日はミーティングで、本当に最後の最後まで僕自身も迷いましたが、失点が続いている、3連敗しているチーム状況でどうやって試合に入るか。守備的という言葉は使いたくはないですが、守備に重点を置いた戦い方も必要ではないか。ミーティングの中でそれを選手たちに伝えようと思っていましたが、それを伝えるのをやめて、今まで通りプレッシャーを掛けるところは掛ける。相手のゴールに矢印を向けた攻撃も守備もする。だけれども、臨機応変に、状況に応じて対応を考えようと。判断をしてほしいという話をしました。なので、今日は選手たちが自分たちで判断して、3バックに変えたのも選手たちの判断です。選手たちがピッチの中で3バックにしたいと言ってきたので、それは選手たちの判断を優先すべきだと思いましたので、ヤン(高宇洋)(のポジション)を下げました。
ただそれまでずっと引きっぱなしになるのは良くなかったので、石田崚真のケガというアクシデントもありましたが、非常に今日は勝つためにしっかり守って、カウンターを狙って3点目を取ってゲームを終わらせるということで意思統一できたのも、ピッチの中で選手たちが自分たちで判断できたからだと思います。こういうゲームは年に何回かしかできないと思いますが、選手たちが自分たちで判断して、自分たちでシステムを変えて、最後の残り15分をどう戦うのかを共通理解を持って戦ってくれた。そういうところがミツのビッグセーブにもつながり、シュートがクロスバーに当たったところもそうですが、そういったところで勝ち点3を引き寄せられた理由だと思います。
-佐藤健太郎選手から佐々木匠選手に代え、池上丈二選手のポジションも変えた。その狙いと評価は?
非常に蒸し暑い中でかなりの運動量、かなりのタスクを健太郎とヤンのダブルボランチには課していたので、それを健太郎は忠実にこなしてくれていたので、90分を持たなくてもと思っていました。どこのタイミングで代えるか、代えたあとにどうするかは前もって決めていたわけではないですが、健太郎が大丈夫であればそのまま90分続けるのが一番良いとは思っていましたが、アップダウンがあり、ヘディングの競り合いがある中で、足も攣ってきたので、早めの交代で三幸を一つ下げて、匠を入れました。
代わりに入った選手も匠も役割を理解してやってくれましたし、丈二も行けるところまで行って、引っ張れるところまで引っ張って途中で代えようと思っていましたので、選手一人一人がタスクをギリギリの足が攣るまで頑張ってやってくれたと思います。
-前半はボールポゼッションができていた。どこが具体的に良かったのか?
しっかりボールを動かして、甲府に勝ったようにボールを握る時間を長くしようと。僕らはパスを繋いでコンビネーションで崩していくチームを目指していますので、やはり相手陣地でどれだけボールを握る時間を増やすかは一つの大きなテーマで、そうすると自陣に広大なスペースがあってカウンターのリスクは付きまといますが、そのリスクにチャレンジしてしっかり対応できたことが一番だと思います。相手陣地で奪い返すこともしっかりできていましたし、かなり前からのプレッシャーも効いていましたし、引くところは引いてブロックを作れていましたので、こういう試合を経験をすると選手たちは自分たちで判断する基準が蓄積していく。それが選手、チームの経験値になっていくと思いますので、選手たちが僕の言うことだけではなくて、自分たちで考えて判断してくれてやってくれたことが前半良かったと思います。
-後半は押し込まれているが、相手の戦い方も理由だったのか?
僕らのプレスを嫌がってロングボールを蹴ったり、あるいは対角線に長いボールを蹴ってきた。僕らの矢印を後ろ向きにするということに対してやはりラインが下がってしまう。マイボールになったあと繋げれば良いのですが、そのあとの繋ぎでミスが増えてきてしまったので、後半はずっと相手ペースだったと思いますが、どこかでカウンターの槍は持っておきたいと思っていましたので、そういう意味では高井和馬が入ってチャンスが出てきたり、ドリブルで運べる山下敬大、宮代大聖も自分で行けるので、攻められる中でも一刺しできればというゲームプランでしたが、決めて3-1にできていれば良かったですが、まだまだそこまで行っていないということです。
-複数得点を取れたのは7月以来だが、それができたことをどう評価しているか?
前節も決定機を6回くらい作っていますので、全部決めていれば複数得点できていましたが、複数得点は毎回できるわけではなく、チャンスをどれだけ作れるか。そのチャンスを全部決められるわけにもいかないので、そのチャンスをどれだけ決められるか。チャンスの数を作るという意味では、前半はチャンスが多くてもう少し点が取れたと思いますし、後半もカウンターからもう1回取れれば良かったですが、チャンスの数を作るという点ではまだ100点満点ではないゲームでした。しかし、完全に崩して三幸がフリーでシュートを決める。僕らの狙い通りに山下敬大が大外に入ってシュートを打つ。意図的に僕らの狙っている形で点が取れたということに関しては非常に満足しています。2点取れたことは喜ばしいと思います。
-終盤戦に向けてどう戦いたいか?
こういう試合を毎試合やりたいです。内容もそうですが、自分たちが思ったようにいかなくても、自分たちが攻められても、攻めても、90分が終わった時点で勝ち点3が取れるような、粘り強い、選手の成長を感じられるようなゲーム。今日来て頂いたサポーターのみなさんにも、後半は攻められっぱなしでしたが、守っていても気持ちは伝わると思いますので、攻めも守りも見ている方に僕らの気持ちが伝わるように残り全試合をやりたいと思います。
-夏に加入した選手がフィットしてきているようだが、評価は?
もともと才能があったり可能性があったりする選手がJ1チームでなかなか出られなかった。もともとこのくらいできる選手たちですが、半年間試合に出ていない選手なので、夏の移籍はそんなに簡単ではない。来てすぐにフィットするかは、選手のゲームコンディションもありますし、僕らのプレーモデルを頭では理解できても体で表現できるかどうか。そういうところに時間は必要で、言い訳はしませんが、彼らがフィットしてきたというのはうちのチームにとっては大きな戦力アップ、武器だと思います。
-山下敬大選手は二ケタゴールとなった。評価は?
素晴らしく成長していると思います。去年も来たチャンスを全部決めていれば10点くらい取れていた能力がある選手ですので、今年はしっかり逃さずに10点を取ってくれた。まだまだ増える可能性もありますし、彼の強み、ストロングポイントはセンターFWだけではなくて、いろいろなポジションができて、なおかついろいろなところで点が取れる。本当に成長して、大卒2年目ですが、まだまだ成長できると思っていますので、満足することなく、去年のアド(オナイウ阿道選手)くらい行ってほしいと思います。
-残り10試合を目標を含めてどう戦っていきたいか?
と思っていたとしても、僕らは無理だとは絶対に思わない。諦めない姿勢を残り10試合、全試合で見せたいと思います。それが山口のためにもなりますし、どういうシーズンの終わり方をするかで来シーズンへの期待も変わってくると思います。来シーズンのことは全く考えていませんが、残り10試合の戦い方、勝ち点の積み上げ方、内容、選手の成長、チームの成長。全て無駄にできる試合はないので残り10試合を突っ走っていきたいと思います。
-ゴールシーンを振り返って欲しい。
アシストが素晴らしくて、池上選手に感謝したいですし、ずっと「アシストよろしくお願いします」と言っていたので、嬉しく思います。「これは決めるでしょ」というボールが来ました。
-10ゴール目についてはどう感じているか?
僕自身、目指していたところなので嬉しく思いますが、チームの現状を考えると勝たなければいけないので、前線の選手がしっかり点を取って結果を残していかないと、勝ちに繋がらないと思います。出た以上、しっかり責任を持って、得点という結果を出していきたいと思います。
-4試合ぶりの勝利。どう感じているか?
ホームで2戦負けて、アウェーで1戦負けて、あれだけのサポーターが来てくれている中で情けない試合をしてしまったのはすごく責任を感じていますし、そういった意味でも今日のホームゲームは泥臭くても絶対に勝ち点3を取るという気持ちでした。結果的に勝つことができて良かったですが、3点目を取れるチャンスもあった中で、取れなくて、後半も難しいゲームにしてしまったと思います。
-残り試合をどう戦いたいか?
勝ちにこだわりたいです。練習から一日一日を大事にして取り組んでいきたいです。
-今シーズン初ゴールだった。どう感じているか?
な かなかゴールは取れなくて、悩んではいなかったですが、取りたいという気持ちは強くて、3連敗の情けない試合をしてしまっていたので、なんとしても取ろうと思っていました。
-得点シーンを振り返ってほしい。
最初は健太郎さんからもらおうと思いましたが、外から攻めるといのもあって、丈二がよい位置でもらえていたので、そこに入った時点でいいボールが来るだろうと思って走りました。思ったよりも早かったので、ただちゃんと大聖くんが大外で準備していたので、自分が止まって、それが良いタイミングで蹴れました。
-試合の進め方についてはどう思っているか?
自分たちが思うような結果が出ていなかった中で、できている時間帯もあって、できていることには監督もできているという話もしていましたし、自分たちのミスでやられていたので、こういうことができていて、ここができていないとは的確にスタッフが伝えてくれていました。今日は思ったゲーム展開というか、先に点が取れて、後半は少し苦しい時間はありましたが、割り切って守るところは守るとみんなで統一できました。
ホームでこうやってヤマグチ一番を聞くことは本当に嬉しいので、選手たちが体を張って、気持ちを込めて、魂を込めた試合をしてくれたので、いろいろな課題、反省点はありますが、今日は本当に良く頑張ってくれたなと褒めてあげたいと思います。
勝ち点3を取ることは本当に大変で、前半が良かったら後半もそのまま行けるとは限らない。今までずっと前半がだめで先に失点して、後半で盛りかえすというパターンでしたが、今日は逆のパターンになって、それでもちゃんと勝ち点3を取れた。我慢して我慢して、もちろん運もありますが、運を引き寄せたのも選手たちのハードワークです。そういう意味ではこういうハードワークをやりながら、本当に勝ち点3を取りたい、体を張ってシュートブロック、クロスブロックをする、守り切るだけではなくて、最後にはカウンターで3点目を取るチャンスがありましたが、あのような攻める気持ちを忘れないゲームができれば、まだまだこのチーム、選手は成長できると思います。一つ進んでは後ろに下がるという日々ですが、選手たちは本当に成長してくれているので、諦めずにコツコツと、一日一日のトレーニング、ミーティングに全力を尽くしたいと思います。
-試合の入り方はこれまでの3試合に比べてどうだったか?
前節のヴェルディ戦も失点するまでは非常に良かったので、結果だけを見て入り方が良かった悪かったという分析はしていないです。ただ、今日は選手たちがボールを握りながら、守備への切り替え、カウンターを受けない遅らせる守備はできていたと思います。先に点を取れたというのもありますが、選手たちがしっかり修正してくれたと感じます。
-途中で後ろの枚数を増やす守備的な切り替えをしたと思うが、その判断はどこで行ったのか?
選手たちがこのまま逃げ切ろうと思ったわけではないですが、ある程度、自分たちのリズムに戻すまでしっかり耐えて守ろうと。今日はミーティングで、本当に最後の最後まで僕自身も迷いましたが、失点が続いている、3連敗しているチーム状況でどうやって試合に入るか。守備的という言葉は使いたくはないですが、守備に重点を置いた戦い方も必要ではないか。ミーティングの中でそれを選手たちに伝えようと思っていましたが、それを伝えるのをやめて、今まで通りプレッシャーを掛けるところは掛ける。相手のゴールに矢印を向けた攻撃も守備もする。だけれども、臨機応変に、状況に応じて対応を考えようと。判断をしてほしいという話をしました。なので、今日は選手たちが自分たちで判断して、3バックに変えたのも選手たちの判断です。選手たちがピッチの中で3バックにしたいと言ってきたので、それは選手たちの判断を優先すべきだと思いましたので、ヤン(高宇洋)(のポジション)を下げました。
ただそれまでずっと引きっぱなしになるのは良くなかったので、石田崚真のケガというアクシデントもありましたが、非常に今日は勝つためにしっかり守って、カウンターを狙って3点目を取ってゲームを終わらせるということで意思統一できたのも、ピッチの中で選手たちが自分たちで判断できたからだと思います。こういうゲームは年に何回かしかできないと思いますが、選手たちが自分たちで判断して、自分たちでシステムを変えて、最後の残り15分をどう戦うのかを共通理解を持って戦ってくれた。そういうところがミツのビッグセーブにもつながり、シュートがクロスバーに当たったところもそうですが、そういったところで勝ち点3を引き寄せられた理由だと思います。
-佐藤健太郎選手から佐々木匠選手に代え、池上丈二選手のポジションも変えた。その狙いと評価は?
非常に蒸し暑い中でかなりの運動量、かなりのタスクを健太郎とヤンのダブルボランチには課していたので、それを健太郎は忠実にこなしてくれていたので、90分を持たなくてもと思っていました。どこのタイミングで代えるか、代えたあとにどうするかは前もって決めていたわけではないですが、健太郎が大丈夫であればそのまま90分続けるのが一番良いとは思っていましたが、アップダウンがあり、ヘディングの競り合いがある中で、足も攣ってきたので、早めの交代で三幸を一つ下げて、匠を入れました。
代わりに入った選手も匠も役割を理解してやってくれましたし、丈二も行けるところまで行って、引っ張れるところまで引っ張って途中で代えようと思っていましたので、選手一人一人がタスクをギリギリの足が攣るまで頑張ってやってくれたと思います。
-前半はボールポゼッションができていた。どこが具体的に良かったのか?
しっかりボールを動かして、甲府に勝ったようにボールを握る時間を長くしようと。僕らはパスを繋いでコンビネーションで崩していくチームを目指していますので、やはり相手陣地でどれだけボールを握る時間を増やすかは一つの大きなテーマで、そうすると自陣に広大なスペースがあってカウンターのリスクは付きまといますが、そのリスクにチャレンジしてしっかり対応できたことが一番だと思います。相手陣地で奪い返すこともしっかりできていましたし、かなり前からのプレッシャーも効いていましたし、引くところは引いてブロックを作れていましたので、こういう試合を経験をすると選手たちは自分たちで判断する基準が蓄積していく。それが選手、チームの経験値になっていくと思いますので、選手たちが僕の言うことだけではなくて、自分たちで考えて判断してくれてやってくれたことが前半良かったと思います。
-後半は押し込まれているが、相手の戦い方も理由だったのか?
僕らのプレスを嫌がってロングボールを蹴ったり、あるいは対角線に長いボールを蹴ってきた。僕らの矢印を後ろ向きにするということに対してやはりラインが下がってしまう。マイボールになったあと繋げれば良いのですが、そのあとの繋ぎでミスが増えてきてしまったので、後半はずっと相手ペースだったと思いますが、どこかでカウンターの槍は持っておきたいと思っていましたので、そういう意味では高井和馬が入ってチャンスが出てきたり、ドリブルで運べる山下敬大、宮代大聖も自分で行けるので、攻められる中でも一刺しできればというゲームプランでしたが、決めて3-1にできていれば良かったですが、まだまだそこまで行っていないということです。
-複数得点を取れたのは7月以来だが、それができたことをどう評価しているか?
前節も決定機を6回くらい作っていますので、全部決めていれば複数得点できていましたが、複数得点は毎回できるわけではなく、チャンスをどれだけ作れるか。そのチャンスを全部決められるわけにもいかないので、そのチャンスをどれだけ決められるか。チャンスの数を作るという意味では、前半はチャンスが多くてもう少し点が取れたと思いますし、後半もカウンターからもう1回取れれば良かったですが、チャンスの数を作るという点ではまだ100点満点ではないゲームでした。しかし、完全に崩して三幸がフリーでシュートを決める。僕らの狙い通りに山下敬大が大外に入ってシュートを打つ。意図的に僕らの狙っている形で点が取れたということに関しては非常に満足しています。2点取れたことは喜ばしいと思います。
-終盤戦に向けてどう戦いたいか?
こういう試合を毎試合やりたいです。内容もそうですが、自分たちが思ったようにいかなくても、自分たちが攻められても、攻めても、90分が終わった時点で勝ち点3が取れるような、粘り強い、選手の成長を感じられるようなゲーム。今日来て頂いたサポーターのみなさんにも、後半は攻められっぱなしでしたが、守っていても気持ちは伝わると思いますので、攻めも守りも見ている方に僕らの気持ちが伝わるように残り全試合をやりたいと思います。
-夏に加入した選手がフィットしてきているようだが、評価は?
もともと才能があったり可能性があったりする選手がJ1チームでなかなか出られなかった。もともとこのくらいできる選手たちですが、半年間試合に出ていない選手なので、夏の移籍はそんなに簡単ではない。来てすぐにフィットするかは、選手のゲームコンディションもありますし、僕らのプレーモデルを頭では理解できても体で表現できるかどうか。そういうところに時間は必要で、言い訳はしませんが、彼らがフィットしてきたというのはうちのチームにとっては大きな戦力アップ、武器だと思います。
-山下敬大選手は二ケタゴールとなった。評価は?
素晴らしく成長していると思います。去年も来たチャンスを全部決めていれば10点くらい取れていた能力がある選手ですので、今年はしっかり逃さずに10点を取ってくれた。まだまだ増える可能性もありますし、彼の強み、ストロングポイントはセンターFWだけではなくて、いろいろなポジションができて、なおかついろいろなところで点が取れる。本当に成長して、大卒2年目ですが、まだまだ成長できると思っていますので、満足することなく、去年のアド(オナイウ阿道選手)くらい行ってほしいと思います。
-残り10試合を目標を含めてどう戦っていきたいか?
と思っていたとしても、僕らは無理だとは絶対に思わない。諦めない姿勢を残り10試合、全試合で見せたいと思います。それが山口のためにもなりますし、どういうシーズンの終わり方をするかで来シーズンへの期待も変わってくると思います。来シーズンのことは全く考えていませんが、残り10試合の戦い方、勝ち点の積み上げ方、内容、選手の成長、チームの成長。全て無駄にできる試合はないので残り10試合を突っ走っていきたいと思います。