レノファ山口FC

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明治安田生命J2リーグ 第25節

維新みらいふスタジアム

7月6日19:00Kickoff

レノファ山口FC

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VS

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大分トリニータ

サイド攻防がカギを握る大分戦。ヨシの積極性に注目!
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天皇杯や2節前のホーム戦、ヴァンフォーレ戦でも高い強度で戦い、右サイドで推進力を活かす吉岡雅和選手。

途中からピッチに立つことが多いものの、短い時間でもしっかりと持ち味を発揮。吉岡選手自身が「運動量と左足からのパスは持ち味。中に入ってもプレーしたかったので、左利きですが右サイドでのプレーが多いです」と自ら話すように、ドリブルで仕掛けたり、逆側からのクロスに反応してペナルティーエリアに入ったりしています。

 

吉岡選手は今季加入の新戦力。ただレノファとは縁があり、V・ファーレン長崎時代の2017年にプロ初ゴールを挙げた相手がレノファでした。

 

決めた試合は17年シーズンが終盤に差し掛かった第37節の一戦で、アウェイ側のレノファがレオナルド・ラモス選手(現ウニオン・デ・サンタフェ)のゴールで先制。J1昇格を狙う当時3位の長崎は逆に攻めあぐねていました。

 

それでも長崎は後半34分、左から翁長聖選手(現FC町田ゼルビア)がドリブルで持ち出してチャンスメーク。ペナルティーエリアの中にポジションを取っていた吉岡選手は、巧みなステップワークでマークを外し、クロスボールに頭で合わせてゴールを射止めました。貴重な同点ゴールとなり、吉岡選手は「負けそうな流れで、僕らも昇格がかなり懸かっていた試合で絶対に落とせない状況でした。そこでゴールできたので、すごく印象的でした」と振り返ります。

 

持ち前の運動量やポジショニングの巧さを生かした吉岡選手は、同年のリーグ戦でJ1昇格を達成する大きな原動力になりました。昨シーズンはアビスパ福岡でプレーし、J1のリーグ戦にも出場。右のサイドハーフで持ち味を生かしています。

 

今年は右のワイドアタッカーでピッチに立ち、今度はレノファの一員としてチームをJ1昇格へと導く役目を担います。
試合で見せていきたいのが神戸戦や甲府戦で見せたような積極性。

名塚善寛監督は「あの位置で前を向いた中でやるのが、相手には一番嫌なところ。コンディションやケガで出たり出なかったりということはありましたが、徐々に試合に出る時間も増えてきています」と話し、縦への俊敏さにも期待を寄せます。

そのように吉岡選手は個人の力で局面を打開する力もありますが、コンビネーションにも注目です。レノファは左サイドからのゲームメークでリズムを作り、逆サイドのアタッカーが最後に足を振るという場面はいくつもあります。ただ、右サイドでのゲームメークでも推進力を発揮してチャンスを作れると、レノファの攻撃はさらに厚みを増していけるでしょう。

 

右の組み立てでは、右サイドバックに入る22.生駒仁選手や7.石川啓人選手との連係が楽しみ。また、吉岡選手がサイドでボールをうまくキープすることで、さらに内側の10.池上丈二選手や33.山瀬功治選手も良い形でボールを持てるはずです。

特に長崎県の島原出身の吉岡選手と、有明海を挟んで対岸の熊本県長洲町出身の池上選手は、ジュニア時代から対戦してきた経験がある間柄。2010年の国体では同じチームでプレーするなど、10年以上前から特徴を知る関係です。池上選手は前節こそ負傷退場していますが、「もっとリズムを作り出していける」(吉岡選手)と練習から連係を深めてきた『有明海コンビ』の動きは、今節も、これからの後半戦でもポイントになっていきます。

 

3連勝が懸かる大分戦に着目すれば、レノファのウイングと、相手のウイングバックが特徴を出してサイドを攻略できるかがカギを握ります。つまり、吉岡選手のポジションが攻守において勝負に直接関わってくるはず。役割が大きくなればなるほど、吉岡選手は攻撃では良い立ち位置を取って、味方も生かしながらプレーし、守備ではきっと今節も熱く戦ってくれるでしょう! 

来たるホームゲームもみらスタを沸かせる吉岡雅和選手の熱いプレーから目が離せません!

 

 

◆吉岡雅和(よしおかまさかず)

ユース年代までは地元の長崎県でプレーし、FC雲仙エスティオールU-12、同U-15、長崎総合科学大附属高に所属。駒澤大を経てV・ファーレン長崎に加入した。2017年のデビューイヤーから得点に絡んでチームのJ1昇格に貢献。2021年はJ1アビスパ福岡でプレーしゴールも挙げている。左足からのパスや運動量が特徴で、ウイングやサイドハーフなどが主なプレーエリア。1995年3月9日生まれ、27歳。

 


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