レノファ山口FC

  • dmd
  • dmd
  • dmd

PREVIEW

新生レノファが挑む10年目のJ開幕戦
組織守備とダイナミックな攻撃に注目!

Jリーグ参入10年目のシーズンが開幕する。
レノファ山口FCには今年、ルーキーやJ3リーグで成長してきたフレッシュな選手たちが加入し、43歳の志垣良監督が指揮を執る。7年ぶりにアウェイの地で迎える開幕戦は、今年のレノファの可能性を大いに示す90分間になりそうだ。

「試合に出て点を決めることでみなさんに恩返ししていきたいですし、それをしっかり表現できるようにやっていきたいと思います。開幕戦は本当にチャレンジャーの気持ちで、向かっていかないといけないです。自分たちからアクションを起こせるサッカーをしていきたいと思います」

そう語るのは萩市出身の19.山本駿亮だ。J2リーグでのプレーは初めてだが、「自分が負けたくない武器もある。もっとそれを出すことが試合に出ることにつながると思う」と手応えを深める。

チームは始動からの7週間で多くの練習試合を組み、J1、J2のチームとも対戦。組織戦術を植え付けてきたこともプラスに働き、山本などJ2初舞台の選手たちも伍して戦ってきた。経験不足という不安を振り払い、志垣監督は「良いポジション争いができている。一人一人がしっかり走り、しっかり戦い、躍動感あるサッカーをしたい」と前を向く。

開幕戦は時間を掛けて培ってきた組織での戦いがどれだけ機能できるかがポイントになる。対戦相手は昨シーズンをJ1で戦っていた横浜FC。
J1再昇格に向けて積極補強を進めており、前線では森海渡(背番号18)、櫻川ソロモン(同9)などを迎え入れて得点力を積み上げている。森も櫻川もともに長身でパワーのあるセンターFWだ。

「非常に個々のクオリティーが高いチームですので、いかに組織として戦えるか。切り替えのスピードを上げ、攻守にわたってアグレッシブに戦えるかだと思います」(志垣監督)

指揮官の言葉の通り、レノファとしては個の戦いに持ち込まれるのは避けたい。守備ではコンパクトな組織を築いて相手をゴールから遠ざけることが、賢明な戦い方になるだろう。もっともレノファの組織はすでに洗練されてきており、40.平瀬大は「監督がとても細かく言ってくれます。
体の向き、戻る位置も本当に細かい。準備も1本、1メートルにこだわっています」と志垣監督の細かな守備采配への適応を進める。

開幕戦は相手にボールを持たれる時間帯も出てくるが、レノファが低く重いブロックを築くのではなく、次のアクションを起こしやすいコンパクトな布陣になっているはず。攻めるための槍を持ちながらの「細かな守備」にも注目したい。

もちろん攻撃はレノファらしさの真髄が宿る。
古巣戦となる8.佐藤謙介をはじめ、14.沼田圭悟、15.前貴之などビルドアップに長けたメンバーが多いのはレノファの伝統。横浜FCが4バックなのか3バックなのかは分からないが、敵陣まで運ぶこと自体は可能だ。

結果を分かつのはそのあとのフィニッシュワークになるが、山本は「FWがアクションを起こすことが大事」と力を込める。練習試合ではFWが何度も得点シーンに絡むことができたほか、全体練習のあとは志垣監督が自らパサーを担って攻撃陣のシュート練習に付き合い、フィニッシュに絡む選手たちを援護してきた。
プレシーズン期間にともに流した汗が結実すべき開幕戦でもある!

「ブロックを自分たちの動きでどう崩していくかがカギになってくると思います。今シーズンは個人としては結果が求められますし、より多くのゴールを取らないといけないです。シーズンで10ゴールは目標にしていますが、アシスト、ゴールに関わる部分ももっともっと増やしていきたいです」

キャプテンに就いた20.河野孝汰もそうフィニッシュに向けて意気込む。
さあ開幕戦。
ニッパツ三ツ沢球技場で迎える2024年シーズンのオープニングマッチは、サッカーの潮流に棹を差し、力強く進んでいく新生レノファの晴れ舞台だ。新指揮官が植え付ける組織的な守備と、得点を引き寄せるダイナミックな攻撃を、大きな声援で支えていこう!

 

選手コメント

(横浜FCは)非常に個々のクオリティーが高いチームですので、いかに組織として戦えるかだと思います。切り替えのスピードを上げて、攻守にわたってアグレッシブに戦えるか。選手たちは非常に良いポジション争いをしてくれています。一人一人がチームのためにしっかり走って、しっかり戦って、躍動感のあるプレーをしたいと思います。

切り替えの部分では、ボールを失ってから切り替えるのではなく、失いそうだ、取れそうだという時点で相手を上回れるような予測がいります。本当に準備が全てです。レベルが上がればスピード感も上がりますので、そこの部分でしっかり準備し、考えて予測していくことが大事になると思います。

我々の良さとして足元に長けた選手が多いですので、そこを上手く使いながらいかにゴール前に入っていけるか。そういった部分は練習試合を通してできてきています。最後のフィニッシュの部分、守り切る部分はシーズンを通して多少忍耐強くやっていかないといけないと思います。

選手コメント

チームは始動が早かったですが、あっという間という感じです。個人としては初めてのJ2ですので、開幕が楽しみです。戦術的なところを含めてキャンプでしっかり積み上げてこられたと思いますので、しっかり調整して開幕戦に向かいたいと思います。

(横浜FCは)すごく力のあるチームというのは、皆さんもご存じの通りだと思います。リスペクトするところも持ちながらも、チャレンジャーの気持ちで向かっていかないといけないです。のまれるのではなく、自分たちからアクションを起こすサッカーをやっていきたいです。ゴールに向かう姿勢、背後へのアクションはFWに求められているところだと思いますので、そこをやりながら、守備でも僕たちがファーストアクションを起こしてスイッチを入れられるようにやっていきたいです。

FW陣は自分が持っていないものを持っている選手がたくさんいるので刺激になっています。ただ自分しか持っていないもの、自分が負けたくない武器もあります。そういうところをもっともっと出していくことが、メンバーに入れて、試合に出ることにつながると思います。

選手コメント

横浜FCさんの守備に対してどう崩していくかというところは練習でもやっていますし、監督も常々言っています。僕らFWの動きでどう崩していくかがカギになってくると思います。はっきりアクションを起こすことでスペースもできてくると思いますが、攻撃は一人一人のアイデアが大事です。中途半端にせずに、はっきり動いて、アグレッシブなサッカーができるようにやりたいと思います。

監督の求めている細かな部分は選手全員が共通理解を持って少しずつやれるようになってきていると思います。自分自身も求められているものを愚直にやることは意識しています。提示してくれるプレーモデルがある中で、選手同士のピッチレベルでの感覚も大事なので、もっと良くしたいという気持ちが良いコミュニケーションになっています。

キャプテンは、スタッフ全員がいる監督室でやってほしいと伝えられました。山口に常に貢献したいと思い続けていますので、「やらせていただきたいです」とすぐに答えました。山瀬功治さんとのダブルキャプテンで、僕は功治さんの真似はしようと思ってもできないですので、若いエネルギーをしっかり表現して、人一倍全力でプレーしたいと思います。

前回対戦ハイライト

スタッツ

2024年2月23日現在

jstats

INFORMATION

次節ホーム開幕!

レノファニスタ

dazn
Copyright © RENOFA YAMAGUCHI FC