レノファ山口FC

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PREVIEW

中2日で迎える総力結集のアウェイ戦

フィニッシュの質こだわってゴールを目指そう!

 

今節は徳島ヴォルティスと対戦する。試合は「春分の日」の午後3時50分にキックオフが予定されており、気温はやや低めながら、晴天に恵まれそうだ。
中2日の準備期間はリカバリーとミーティング、そして移動でほぼ埋まってしまうが、3月18日の公開練習では選手たちがいきいきとした表情を見せていた。タフな連戦の4試合目に向けて、メンタル的には充実した状態にあると言えるだろう。

 

「試合内容をポジティブに捉えるか、ネガティブに捉えるかだが、どちらに偏る必要もない。できた部分があったのも事実。ただ崩せなかったというところに背は向けられない。最後の質や精度はもっとこだわらないといけない」

志垣良監督はそう話し、惜敗したV・ファーレン長崎戦からの修正を図る。
長崎戦ではボランチがボールに関わり、サイドも一定の質を保って攻略したが、クロスを簡単に跳ね返される場面も目立った。相手陣に入ってからのアイデアや「最後の質」は本当に高めていく必要があり、特に徳島戦はそこが肝になる。

 

相手の徳島は昨シーズンの途中から吉田達磨監督が指揮を執り、質の高いボールポゼッションで攻撃を展開している。開幕戦からの3試合は黒星が先行したものの、前節の水戸ホーリーホック戦は渡大生(背番号16)のヘディングシュートで先制。一度は追いつかれたがアディショナルタイムにオウンゴールで勝ち越しに成功し、今季初勝利を挙げている。

 

徳島のフォーメーションは4-2-3-1が想定され、渡のゴールをアシストした橋本健人(背番号42)が左サイドバック、攻守で強度を出す島川俊郎(同27)がボランチで出場している。徳島はレノファに比べると1日長い中3日で今節を迎えるため、疲労が取れていれば勝利に貢献した彼らが古巣戦の舞台に立つ可能性もありそうだ。

 

試合展開は長崎戦とは変わってくる。ボール保持率は拮抗し、60分くらいまではボールを持ったり、持たれたり、持たされたり、持たせたりという状態が続くと予想される。この展開からレノファが決定機を作るには、サイドチェンジや背後へのランニングなどのダイナミックなアクションを増やし、ボール保持に変化を加えることがポイントになる。まさにアイデアと質が勝負の分かれ目だ。

 

参考になるのがルヴァンカップでの38.末永透瑛のゴールシーンだろう。
あのシーンではボランチの18.相田勇樹がセンターバックからのボールを引き出し、グラウンダーのパスで左サイドに展開。受けた14.沼田圭悟は「ツーバウンド目に落ちていくボールをシュートに行くという、一番打ちやすいクロスになった。手前のDFは絶対に触れないし、ツーバウンド目の手前のシュートは勢いを持って打てる」と解説するハイクオリティーのクロスで、守備陣の間を走った末永のシュートをお膳立てした。

「透瑛は何回も動き直しをしてくれるし、どんどん走ろうとしてくれる。ジュニーニョ(シルビオ・ジュニオール)も同じように走っているので、プレーは合うと思う。そういうところは出していきたい。チームとしては手堅くできている部分と気が抜けてしまう部分があるので、試合に出たら抜けてしまう状況もなくしていきたい」(沼田)

 

リーグ戦での課題は出場の有無に関わらずチームで共有できているだけに、松本戦で質の高いゴールシーンを創出した選手たちの躍動にも期待は高まる。アクションを連続して起こし、長崎戦ではこじ開けられなかったゴールを呼び込もうとする選手たちに大いに注目だ。

準備期間が短く、総力結集の試合になるのは言うまでもないが、プレシーズンから培ってきた連係とフレッシュな選手たちのアクションで主導権を握るとともに、現地やDAZN越しの応援をしっかりと届け、リーグ戦3試合ぶりの勝利をつかみ取ろう!

選手コメント

(前節の長崎戦を受けて)一瞬の隙でやられないようにアラートにするということと、自分だったら何ができるかを一人一人がやっていかないといけないです。相手が引いた状態でも自分たちのクオリティーでひっくり返さないといけない。内容が良いだけではダメなのは一人一人が一番分かっていると思います。良い結果につなげていくだけだと思います。

 

長崎戦も自分たちがボールを持てる時間はありましたが、徳島戦もそういった良い時間帯に仕留められるような決定力がいると思います。キャンプから積み上げてきている部分なので、良い部分を継続しつつ、守備でも集中力高く、やらせないようにしたいと思います。

 

近い選手との距離を見ながらプレーすることは常に意識していますし、今はまずは新保海鈴くんの位置は意識しています。その中で2トップの選手が関わってくるとか、人が湧き出てくる攻撃ができれば、分厚い攻撃になると思います。最後で真ん中で打開することだったり、真ん中で縦パスを引き出すことだったり、3人目が関わる分厚い攻撃をしたりしていければ、サイド攻撃も脅威になると思います。

選手コメント

長崎戦は途中から入ったので、あの場面で自分が違いを生み出さないといけなかったです。得点に関われなかったのは悔しいです。ただ、(ルヴァンカップでは得点ができ)自分でもこの舞台でできるという自信になりました。(松本戦のゴールは)相手の背後に抜け出すことは常に意識していて、(沼田圭悟選手からの)ボールは完璧でしたが、自分ではちょっと当たり損ねた感じがありました。でも逆にそれで入ったのかなと思います。

 

強度のところも馴染めてきたと思います。キャンプで苦戦していたので、徐々に日々積み重ねて、良い成長ができていると思います。スピード感のところでトラップミスをして取られることがあったので、ここはワンタッチでやる、ここはツータッチでやるとか、そういう部分は自分なりに捉えられるようになりました。いろいろなチームとやることで新たな自分の技術面の不足も見えてくると思いますが、もっとチャレンジしないと見えてこないので、もっとチャレンジしていきたいです。

 

幅を取ることによって自分のスペースはかなりできると思います。タカくん(前貴之選手)がオーバーラップしたら自分が中に切り込んだり、逆に相手が中に入ってきたらタカくんを使っていくとか、攻撃パターンもいろいろ出したいと思います。タカくんは、もうちょっと左とか、もうちょっと右とか、常に指示を出してくれていて、やりやすいです。

前節フォーメーション

前節ハイライト

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