レノファ山口FC

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明治安田生命J2リーグ 第40節

NACK5スタジアム大宮

10月9日14:00Kickoff

レノファ山口FC

レノファ山口FC

VS

matchschedule

大宮アルディージャ

高いモチベーションで、一体感のあるサッカーを表現しよう!

前節のいわてグルージャ盛岡戦は惜しくも2-2の引き分けとなりましたが、レノファ山口FCは6戦負けなしで好調と言える状況をキープしています。シーズンは残り3試合。この良い状態のままで勝点を積み上げ、より上の順位で戦い終えたいですね!

レノファイレブンが挑む今週末の対戦相手は大宮アルディージャです。5月下旬から相馬直樹監督が指揮を執り、守備面の強化と夏場の補強などで残留争いからの脱出を図ろうとしています。

 

大宮は延期となっていた第33節モンテディオ山形戦を今週水曜日に開催。前半にカウンターから失点しますが、後半に追いついて引き分けに持ち込み、勝点39の19位としています。降格圏との勝点差は5に広がりJ2残留が見えてきていますが、引き続き高いモチベーションで試合に臨むでしょう。レノファとしては相手の勢いを受けずに、しっかりと戦いたい試合です。

前節の反省を踏まえ、プレスを確実に効かせよう!

 

3連戦となっている大宮ですが、水曜日のリーグ戦もメンバーをあまり変えずに戦っています。ただその分、今節はスタートの顔ぶれが入れ替わっていたり、選手交代のタイミングが早くなる可能性があります。レノファは選手起用の違いによる微妙な変化を感じ取りながら、戦う必要があります。

 

フォーメーションは4-4-2で、三幸秀稔選手がレノファでもよく繰り出していたボランチからの「アタッキングパス」は、大宮の攻撃スイッチが入るポイントだと言えます。三幸選手は今は試合には絡んでいませんが、ボランチの栗本広輝選手、センターバックの袴田裕太郎選手などからの両サイドへの供給はタイミングが良く、攻撃のテンポは確実に上がっています。

 

そのボールを受けるワイドアタッカーは推進力があり、右サイドハーフの柴山昌也選手は相手ディフェンスラインを押し下げるようにランニングし、夏に加入した右サイドバックの岡庭愁人選手も高い位置でボールを回収しています。また、武田英寿選手はアーリークロスからのチャンスメークがあり、レノファは守備局面ではそれぞれに合わせた対応が求められます。

 

2トップには富山貴光選手や中野誠也選手、187cmの長身の矢島輝一選手などが入ることが予想されます。このうち富山選手とプレーしたことがある22.生駒仁選手は次のように話しています。

 

「トミくん(富山選手)も絶対にさらに成長していると思います。去年一緒にプレーして、どういうプレーをしてくるかは分かっていますが、そこを頭に入れながら、臨機応変に対応していきたいと思います」

もちろん理想は富山選手などにボールが入らないことです。大宮は自陣からもボールをつないでくるチームであり、岩手戦のような防戦一方の展開になる可能性はほとんどありませんが、その分、ボールポゼッションの質を下げさせるようなプレスを掛け続けなければなりません。

 

49.梅木翼選手が入れる守備のスイッチを足掛かりに連動してプレッシャーを掛け、生駒選手、15.前貴之選手などが主導するラインの押し上げも実れば、失点につながるようなピンチは大きく減るでしょう。生駒選手と相手FW陣との対決も楽しみですが、まずは岩手戦の課題を踏まえてレノファらしいプレッシングを仕掛け、守備から主導権を握ってきたいですね。

 

ブロックを中央から崩し、決定機を増やそう!

 

レノファの攻撃局面では、4-4-2のブロックの中で勝負する場面を多く作りたい試合です。
特にディフェンスラインとボランチの間のスペースでボールを受けられれば、次の展開は作りやすくなります。ポイントになるのはシャドーの選手たちで、とりわけ10.池上丈二選手のボールを引き出す動きはカギを握ります。

池上選手は4試合連続で先発出場中。今週は練習がサポーターのみなさんに公開されましたが、その際のミニゲームでも池上選手が先手を取って良い位置を取り、縦パスの受け手となっているシーンが多くありました。コンディションも良く、今節も大きな期待が懸かります。

 

ただ、縦パスの出し手となっていた8.佐藤謙介選手が出場停止のため、20.田中渉選手や前節の途中からボランチでプレーした15.前貴之選手などとの連係もより重要。池上選手は「しっかりコミュニケーションを取ってプレーしていきたいです」と話し、タイミングを合わせる作業にも注力しています。

 

そんな池上選手の動き出しと、それをレノファのボランチがどのように生かすのか、センターラインの連動にも注目です!

 

そしてこの試合で何より大事なのがメンタリティーです。大宮は残留争いの中にあり、明確な目標を持って試合に臨んできます。対するレノファも高い目標を持って戦わなければ、相手のモチベーションに飲み込まれてしまいます。

 

実際に大宮は水曜日の試合で、相手チームを上回るモチベーションとタフネスを披露。特に試合後半は明らかにプレスの強度を高め、ハイライン、ハイプレスで山形に襲いかかりました。これが奏功して同点に持ち込んでいます。

 

こうした大宮の戦い方を念頭に、名塚善寛監督は「気持ちの強いところにボールはこぼれると思っています」と熱を込め、「自分たちがどこを目指しているのか、再認識しないといけない。(勝負のカギは)僕らがしっかりと前向きなサッカーをできるかだと思います」と話していました。

もっとも大宮が前から来るのであれば、レノファが使いたい背後のスペースも広がってきます。あまり血気盛んになってしまうとスペースが見えなくなってしまうので、メンタルは熱くも、ブレインは冷静に、正しい判断をしながら全員で戦っていきたいですね。

 

レノファはまだ順位表の半分よりも上に行ける可能性がありますし、より良いサッカーを繰り広げられれば来シーズンもさらに良い状態でスタートできます。今節も声出し応援適用試合となっており、アウェイ戦ですが、声での後押しも可能。相手を上回るハートと戦術と応援で90分間を戦い抜き、今節も勝点3を手にしてさらに上を目指していきましょう!


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