天皇杯 ラウンド16 4回戦 8月21日(水)
観衆 3,418人 天候 晴れ 気温 30.4度 湿度 77% 主審:谷本 涼 副審:淺田 武士/岩田 浩義 四審:大坪 博和
天皇杯
8月21日(水)19:00
みらスタ
レノファ山口FC
天皇杯
8月21日(水)19:00
みらスタ
試合終了
2前半0
0後半0
サガン鳥栖
観衆 3,418人 天候 晴れ 気温 30.4度 湿度 77% 主審:谷本 涼 副審:淺田 武士/岩田 浩義 四審:大坪 博和
6分 若月 大和 11分 山本 駿亮 | 得点者 | |
---|---|---|
66分 若月 大和→五十嵐 太陽 66分 山本 駿亮→河野 孝汰 66分 サーラット ユーイェン→奥山 洋平 76分 キム ボムヨン→板倉 洸 79分 池上 丈二→石川 啓人 | 選手交代 | 46分 藤田 直之→富樫 敬真 46分 木村 誠二→山崎 浩介 46分 丸橋 祐介→楢原 慶輝 68分 ヴィニシウス アラウージョ→福田 晃斗 79分 ヴィキンタス スリヴカ→鈴木 大馳 |
12 | シュート | 11 |
12 | GK | 9 |
5 | CK | 6 |
11 | 直接FK | 8 |
1 | 間接FK | 1 |
0 | PK | 0 |
1 | オフサイド | 1 |
65分 平瀬 大 80分 沼田 圭悟 | 警告 | 46分 ヴィニシウス アラウージョ |
退場 |
レノファ山口FC
GK | 26 | 田口 潤人 |
---|---|---|
DF | 6 | キム ボムヨン |
DF | 11 | 田中 稔也 |
DF | 14 | 沼田 圭悟 |
DF | 40 | 平瀬 大 |
MF | 4 | サーラット ユーイェン |
MF | 8 | 佐藤 謙介 |
MF | 10 | 池上 丈二 |
MF | 38 | 末永 透瑛 |
FW | 9 | 若月 大和 |
FW | 19 | 山本 駿亮 |
GK | 1 | チェ ヒョンチャン |
---|---|---|
DF | 13 | 板倉 洸 |
MF | 30 | 奥山 洋平 |
MF | 33 | 山瀬 功治 |
MF | 55 | 五十嵐 太陽 |
FW | 17 | 石川 啓人 |
FW | 20 | 河野 孝汰 |
サガン鳥栖
GK | 31 | 岡本 昌弘 |
---|---|---|
DF | 3 | 木村 誠二 |
DF | 20 | キム テヒョン |
DF | 28 | 丸橋 祐介 |
MF | 14 | 藤田 直之 |
MF | 21 | 堀米 勇輝 |
MF | 25 | 渡邉 綾平 |
MF | 32 | 堺屋 佳介 |
MF | 33 | 西矢 健人 |
FW | 11 | ヴィニシウス アラウージョ |
FW | 77 | ヴィキンタス スリヴカ |
GK | 71 | 朴 一圭 |
---|---|---|
DF | 2 | 山崎 浩介 |
DF | 36 | 北島 郁哉 |
MF | 6 | 福田 晃斗 |
MF | 27 | 楢原 慶輝 |
FW | 22 | 富樫 敬真 |
FW | 47 | 鈴木 大馳 |
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監督コメント
(試合総括)
平日のナイターにも関わらず多くのお客様に駆けつけていただきました。中立開催ではあると思いますが、ホームの雰囲気を作り出していただき、その後押しが勝利につながったと思います。まずはお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。
今日はリーグ戦で出場時間を伸ばすことができない選手も多くいた中で、選手たちがその悔しい気持ちを良い形で表現してくれたと感じています。前回は藤枝に0-3で負けてしまい、そのチームとしての悔しさもあった中、大会は違うにせよ連敗せずにこういう形で勝利に結びつけられたことは素晴らしいことだと思います。
試合はある程度は良い形でボールを循環させることができていたと思います。その中で効果的に何回も背後を取れたことが得点につながったと感じています。守備のところは、まだまだやらなければならないちょっとした緩さがあり、ピンチも何回か作られました。特にポケットのところに何回か侵入されたのは大きな反省点だと感じています。ただ粘り強く守備でも対応できていたと思います。J1の相手にも引けを取らずに、しっかりと積極的にボールを奪いに行く姿勢は素晴らしかったと思います。
クラブの歴史を一つひとつ塗り替えていくことが大事です。ベスト8ということで、さらに上を目指したいと思います。次は横浜F・マリノスさんとやれるということですが、Jリーグを代表するチームに対して、我々は「胸を借りる」というつもりはないです。今日もそうですが、食ってかかるというスタンスで次に臨みたいと思います。
-良いゲームの入り方ができたと思うが、どういうところを修正して試合に臨んだのか?
もう一度自分たちの原点に立ち返ろうという話をしました。良い守備から良い攻撃につなげていく。やることを整理して、相手の嫌がるプレーをする。うまくゲームに入れたことがこの結果につながった要因の一つだと思います。どうしても上のカテゴリーとやると、相手のスピードに慣れるまでに時間が掛かり、失点したり、流れを持っていかれたりすることはありますが、積極的に矢印を背後に出せたことが、この試合を取れた大きな要因だと感じています。
-試合前にどういう声を選手たちに掛けていたのか?
胸を借りるつもりはなくて、しっかりと食ってかかる。勇気を持って果敢に、勢いを持って試合に臨もうという話をしました。選手たちはそれを体現してくれたと思います。
-前半は守備でバタバタしたところもあった。そこに関してはどう感じているか?
何回か相手に決定機を作られてしまったところがあります。新加入の選手が入ってきた中で、ちょっとした受け渡しだったり、どこのスペースをどうカバーするかだったり、もう少し落とし込んでいかないといけないと思います。組織としてちょっとした綻びが生まれると隙を突かれてしまう。そういうシーンは大きな反省点であったと思います。
-ブロックはしっかりと組めていったと思うが、どういう声掛けをしたのか?
一つのワードを投げ掛ければ、ピッチでどういうことを修正しないといけないかということは選手が共通認識を持っていると思います。できていないところがあれば、そこを修正する。それを選手がゲームの中で修正してくれたと思います。
-2点を守るのか、3点目を取りに行くのか、ハーフタイムではどういうことを確認したか?
守備でうまくいっていない部分を整理し、相手の狙いはどこで、どう形で奪っていくかの共通認識を整理しました。その中でカウンターのチャンスは必ず出てくるし、相手は良い形でプレスを掛けられていない。サイドに入ったときの斜めのランニングに付いていけていないというところがありましたので、一つそこから仕掛けていこうという話をしました。
-先制した若月大和選手のプレーについてはどう評価しているか?
ここ数試合、非常に伸びてきた選手の一人だと思います。特徴である抜け出しとか、動き出すタイミングでは、まだまだ課題があったと思いますが、しっかりと狙いを持ってやれていると思います。
-勝利したときの心境を教えてほしい。
一つひとつ、一歩一歩前進していくことが大事だと思います。クラブの歴史を一つずつ塗り替えるという使命のもとで今シーズンを戦っていると感じていますので、天皇杯、リーグ戦を含めて、何としても高みを目指し、良い景色をシーズン終了の時に見たいと思います。
-J1チームに勝てたことに関して、志垣監督の個人的な思いも聞かせてほしい。
一番は出場機会の少ない選手が躍動してくれたことです。リーグ戦であのような負け方をしたあとでしたし、残りのリーグ戦11試合と天皇杯を良い形で迎えることができると思います。この時期はいろいろと難しい時期に差し掛かってくるのがJリーグ界であると思います。その中で、選手もそれぞれにいろいろな感情がありながらも、一つの共通目標に向かって前に進んでいってくれていることは本当に頼もしいです。
一つの船に例えると、みんなで必死にオールを漕いでくれている。それがこの素晴らしい結果につながっていると思います。シーズンの最後の瞬間まで全員の力で進んでいきたいと思います。今日でウインドー(移籍期間)は閉まったと思いますが、実際にJ3から誘いがあった選手も3人いましたし、J1から誘いがあった選手もいましたが、残ってくれました。みんなで最後まで戦っていきたいと思います。
-リーグ戦の次戦に向けてはどういう準備をしていきたいか?
やはり本当に全員で戦っていくということです。リーグ戦に関しては現在は6位ですが、どうしても日本の文化では出る杭は打たれます。その部分で言えば、他のチームは「山口がそこにいるのは不自然だ」と思っていると思いますし、一番のターゲットは我々だと思っています。藤枝さんもそうですが、我々に勝たないとプレーオフ圏内は狙えないと必死に牙を剥き出しで戦ってくる相手が終盤戦は多くなると感じています。そういう中でも、一つ一つ、目の前の試合に集中して戦っていく必要があると思います。山口包囲網を意識せずに、一試合一試合、目の前の相手を蹴散らして前進できればと思います。
選手コメント
-先制点の場面を振り返ってほしい。
相手の背後に抜けていって、その時にはもう1対1の状況でしたので、絶対に仕掛けようと思っていました。切り返した時には、とにかく入れと思って蹴りました。気持ちの良いシュートが入って良かったです。
-鳥栖のコンパクトな布陣に対して背後を取れる場面は多かったが、狙い通りだったのか?
スカウティング段階で相手がコンパクトにしてくるということは分かっていました。自分が背後を取っていくこともそうですが、両サイドを使ってロングボールで展開するシーンも多かったと思います。そこはスカウティングの時から意識していました。
-ゲームの入りも良かった。どういうことを意識して試合に臨んだか?
この前の試合の悔しさというのもありましたし、自分はスタートから出られるチャンスをもらいましたので、ここで結果を出さないと次は選ばれないとも思っていました。厳しい立ち位置にいることは理解していたので、だからこそ結果を出したかったですし、今日は結果を出せて良かったです。
-守備面でも相手に良いプレッシャーを掛けられていたのではないか?
監督からも相手のビルドアップのやり方に対しては言われていましたし、試合中にちょっと変わったところがあった時も、ここに戻せという細かい指示もありました。そういうことがあった中で、全員がそれをちゃんできていたのが良かったと思います。
-天皇杯は次は横浜F・マリノス戦となった。そこに向けての意気込みも聞かせてほしい。
またすごく強敵になると思います。もともと湘南にもいたのでJ1だからどうだという気持ちはあまりないですが、本当に自分たちの総力が大事になると思います。一人一人が足りない部分を全員で補って、チームとして戦っていきたいと思います。
-鳥栖との試合となった。どういうことを意識して試合に入ったか?
所属元は鳥栖ですが、レノファでサッカーをしている以上は、試合では鳥栖に所属しているという気持ちは消して、レノファが勝つことだけを意識して試合に入りました。
-鳥栖と試合をして勝ったということはどう受け止めているか?
勝って嬉しい気持ちはありますが、やはりもやもやとした気持ちも少なからずあります。そこはやはり難しいものはあります。
-立ち上がりから良い戦いができたと思うが、最初の時間帯はどういうことを考えていたか?
今週は鳥栖のプレスに対しての自分たちのビルドアップの仕方とか、ポジショニングを含めて意識して取り組んで、試合に入りました。色々な戦術もありますが、藤枝戦では気持ちの面で圧倒されていたのは感じていました。それを今日は僕たちが圧倒して勝とうと思っていましたし、そういう声も掛け合っていました。それが2対0につながったと思います。
-田中稔也選手が右サイドバックに入ったが、連係面ではどういう声を掛けていたか?
前からプレスを掛けに行く時は、裏のケアは全部任せてほしいという声を掛けていました。トシくんには前にアプローチしてもらうことだけを考えていました。
-前半はピンチもあったが、試合中にはどういう修正をしていたか?
本当に2回、3回と大ピンチがあり、そこで失点していたら流れも大きく変わっていたと思います。そこは本当に反省しないといけないです。ただ試合中も失点しなくて良かったで終わらせるのではなく、失点しそうになった後にボムさん(キム ボムヨン選手)とか、ディフェンスラインの選手と声を掛け合って修正していました。
-結果的には無失点で終えることができた。この部分はどう捉えているか?
DFとして無失点は大きなことだと思いますが、後ろだけではなく、前線の選手から行ってくれたおかげで後ろもディフェンスがしやすかったです。チーム全員で守り切った試合だったと思います。