第10節4月14日(日)
観衆 4,000人 天候 晴時々曇 気温 28.4度 湿度 20% 主審:大橋 侑祐 副審:川崎 秋仁/山村 将弘 四審:田島 宏則
明治安田J2リーグ
4月14日(日)14:00
維新みらいふスタジアム
HOME
レノファ山口FC
明治安田J2リーグ
4月14日(日)14:00
維新みらいふスタジアム
試合終了
1前半0
3後半0
AWAY
ザスパ群馬
4分 河野 孝汰 55分 河野 孝汰 66分 梅木 翼 90+3分 五十嵐 太陽 | 得点者 | |
---|---|---|
46*分 野寄 和哉→吉岡 雅和 65分 若月 大和→山本 駿亮 78分 河野 孝汰→五十嵐 太陽 81分 池上 丈二→板倉 洸 81分 梅木 翼→シルビオ ジュニオール | 選手交代 | 58分 平松 宗→髙澤 優也 58分 田頭 亮太→山中 惇希 70分 天笠 泰輝→佐川 洸介 70分 佐藤 亮→北川 柊斗 81分 和田 昌士→玉城 大志 |
12 | シュート | 9 |
10 | GK | 8 |
5 | CK | 6 |
11 | 直接FK | 5 |
1 | 間接FK | 1 |
0 | PK | 0 |
1 | オフサイド | 1 |
警告 | 44分 酒井 崇一 85分 高橋 勇利也 90分 佐川 洸介 | |
退場 |
レノファ山口FC
GK | 21 | 関 憲太郎 |
---|---|---|
DF | 15 | 前 貴之 |
DF | 6 | キム ボムヨン |
DF | 3 | ヘナン |
DF | 48 | 新保 海鈴 |
MF | 68 | 野寄 和哉 |
MF | 18 | 相田 勇樹 |
MF | 10 | 池上 丈二 |
MF | 20 | 河野 孝汰 |
FW | 9 | 若月 大和 |
FW | 24 | 梅木 翼 |
GK | 1 | チェ ヒョンチャン |
---|---|---|
DF | 13 | 板倉 洸 |
MF | 16 | 吉岡 雅和 |
MF | 55 | 五十嵐 太陽 |
MF | 28 | 小林 成豪 |
FW | 19 | 山本 駿亮 |
FW | 94 | シルビオ ジュニオール |
ザスパ群馬
GK | 42 | 石井 僚 |
---|---|---|
DF | 36 | 中塩 大貴 |
DF | 22 | 高橋 勇利也 |
DF | 2 | 城和 隼颯 |
DF | 24 | 酒井 崇一 |
MF | 29 | 田頭 亮太 |
MF | 6 | 天笠 泰輝 |
MF | 7 | 和田 昌士 |
FW | 5 | 川上 エドオジョン 智慧 |
FW | 23 | 平松 宗 |
FW | 10 | 佐藤 亮 |
GK | 21 | 櫛引 政敏 |
---|---|---|
DF | 3 | 大畑 隆也 |
MF | 35 | 玉城 大志 |
FW | 9 | 北川 柊斗 |
FW | 8 | 髙澤 優也 |
FW | 40 | 佐川 洸介 |
FW | 17 | 山中 惇希 |
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監督コメント
(試合総括)
まず初めにザスパ群馬の植木繁晴さんにお悔やみ申し上げたいと思います。私自身も一度お会いしたことがありますし、対戦させていただいたこともあります。日本サッカー界にとって残念なニュースが今週流れてきまして、本当にお悔やみを申し上げたいと思います。
今日の試合に関してですが、今日はぺこぱさんが来場されていましたが、我々には時を戻す力はないので、前を向いてしっかりどの試合にも勝ちに行こうという話をしていました。
前回のホーム戦で熊本に非常に悔しい敗戦をしましたが、我々は前を向き、そういう試合の中でも勝ちに行こうという話をしました。選手は強い気持ちを戦ってくれたと思います。久々のホームで、ホーム開幕戦以来の勝利ができたということで、サポーターの皆さんと勝利を分かち合えたことは一番だったと思っています。
試合の入りにセットプレーで良い形で得点できました。ただ、そこから20分は想定していたよりも相手が和田(昌士)選手を使ってきて、そこの部分でズレができていました。20分以降は修正して、前からプレスも掛けることができ、我々の時間も作ることができたと思います。
後半はそこも修正して臨みましたが、立ち上がりは押し込まれる時間も多く、苦しい展開にはなりましたが、選手は受け身にならず、熊本戦の反省を生かし1点では勝てないという強い気持ちを持ち、まずカウンターで1点取れたのは大きかったと思います。
10試合が終わりましたが、修正すべき点は多々ありますので、練習の中から修正して次に向かっていきたいと思います。まずは連勝できるようにしっかり準備していきたいと思います。
-河野孝汰選手が2得点を挙げたことに関しては、どう捉えているか?
いつ決まってもおかしくないという姿勢で臨んでいましたので、私自身は心配していませんでした。いつかは取れると、そのくらい気軽にやれという話はしていました。良い形でシュートは打てていましたので、いずれ取れるという予感もしていました。彼自身も若い中で、キャプテンだったり、タスクが変わったりする中で献身的にやってくれています。少しプレッシャーを感じている部分もあったと思いますが、パフォーマンス自体は良いですので、このゴールをきっかけに、今後ももっと得点に絡めるようにやってほしいと思います。
-ハーフタイムで野寄和哉選手から吉岡雅和選手に代えた。野寄選手も悪くはなかったと思うが、狙いはどういうものだったのか?
決してネガティブな交代ではないです。チームにも言っていましたが、非常に暑い中で前線からプレッシャーを掛けないといけない状況でしたから、どんどんと交代カードを切ってフレッシュな選手を入れていく。試合中の交代機会は3回しかないですので、4回の交代カードを切るためにハーフタイムにも代えました。野寄のパフォーマンスは良かったと思います。ただ急に温度が上がって暑熱順化はできていない状況でしたので、フレッシュな選手をどんどん入れていくという意味で交代しました。
-練習からシュートへの意識付けはしていたが、その点に関しての選手のパフォーマンスはどうだったか?
私も正直4点取れるとは思っていなかったので、非常に喜ばしいことですが、これまでも惜しいシーンは何度もありました。決めるべきところを決めればこういう試合になると思いますし、やはりお客さんもゴールを見にきていると思います。私自身の反省として少しプロセスに特化した練習が多かったですので、ゴールをイメージした練習は増やしていかないといけないというところで、そういう練習は増やしました。コーチ陣も残ってくれてシュート練習に付き合ったり、イメージができる練習を増やしてくれたりして、それが自信になったと思います。ただ、これを一過性で終わるのではなく、継続していかなくてはいけないと思います。
-河野孝汰選手と五十嵐太陽選手はポジション争いもしているが、今日は両者が得点を決めた。彼らにはどういうことを期待しているか?
彼ら二人はどちらもそれぞれ違った良さがあり、若い二人ですから成長していく中で、切磋琢磨して、数字にこだわってほしいと思います。前線の選手は数字を残してなんぼですから、献身的にプレーすることはもちろんですが、ゴールに絡め、勝点3を取れる選手になっていってほしい。彼らだけではなく、今日メンバー外になった選手も悪くて外しているわけではなく、18人を選ぶにもスタッフで活発な議論ができるくらい迷います。その中でピッチに立った選手が躍動してくれることは良い兆しだと思います。
-2試合続けて無失点で終えたが、守備陣はどう評価しているか?
失点を0で終われたのは自信になります。得点は取れる時もあれば、取れない時もありますが、失点は隙を与えずにやっていけば取られないというところで言うと、本当に守備陣、GKも含めてしっかりやってくれましたし、我々の場合は攻撃陣もしっかり守備に関わってくれています。逆に4点取れたのはディフェンス陣が良い形で守って、そこから攻撃の起点になってくれた部分も多々あります。本当に全員守備全員攻撃ができている証だと思います。
-一喜一憂することではないと思うが、今節を終えて6位に入ったことはどう感じているか?
皆さんが期待してくれるのは我々にもポジティブなことですし、このままの勢いで上位に食らいついていきたいという気持ちはあります。ただ、仰るように一喜一憂してはいけない。J2は何が起きるか分からないリーグですので、本当に一歩一歩。まだ10試合終わっただけですので、しっかりと足元を見ながら、一歩一歩前進していければと感じています。
-試合後にサポーターからは「志垣レノファ」というコールも出ていた。それはどのように受け止めたか?
決して私のチームではないですが、そういうコールをしていただけるのは非常に嬉しいです。本当にサポーター、スポンサー、ボランティアの皆さま、レノファに関わる全ての皆さまと毎回こうやって喜びを分かち合っていきたいと思います。そのためには日々努力を続けながら良いチームを作っていきたいと思います。(コールは)本当に嬉しかったですし、感謝しています。
-就任時に「チームは一つの船だ」という話をしてたが、10試合を終えての今の雰囲気をどう感じているか?
この10試合を振り返ってもいろいろな荒波があったと思います。そこでくじけずに、一歩一歩前進できていると感じています。それは周りの皆さまのお陰だと思っています。雨があり、風があり、暑さがあり、そういう環境下の中で、チームは着実に成長していると思います。本当にこれからも皆さまと一緒に進んでいければと思います。
-今日はレノファのJ2通算100勝目と通算400ゴール目のメモリアルな試合となった。この点に関して感想を聞かせてほしい。
実はそこまでの把握はしていなかったですが、これから20年、30年、100年と続くこのクラブにいま携われていることに幸せに感じています。私自身はまだ短期間ですが、このレノファというクラブは素晴らしいチームですし、歴史の1ページを飾れたことは喜ばしいことだと思います。30年後、40年後に振り返った時に、あの時のレノファがあるから今があると言われるような一歩を作っていきたいと思います。
選手コメント
-今季初ゴールとなった。率直に感想を聞かせてほしい。
もどかしかったですが、こういう気持ちは絶対に大事だと思っていましたし、悔しい気持ちを絶対にエネルギーに変えたいと思っていました。前日に良さん(志垣良監督)からは、チャンスは来ているから、もっとどっしり大きく構えて自分を信じ、焦る必要はないと言われていました。そういったところも含めて冷静にシュートを打つことはできました。でも2点では満足せず、シュートチャンスは作れていましたし、もっと決め切れる選手になっていきたいと思います。
-コーナーキックからの1点目の場面を振り返ってほしい。
あの場所にいて、そこにこぼれてきたというのは、足を止めていなかったからこそ打てたゴールだったと思います。綺麗にというよりも気持ちで押し込んだほうがよいということを、高木大輔くん(琉球)が気にかけてくれていて、電話もくれていて、そういうアドバイスもしてくれました。それがそのまま出たゴールでした。
-2点目の直前は、吉岡雅和選手のボールが若月大和選手に当たった形になっていたが、そのあとはどういう狙いでゴール近くまで入って行ったのか?
試合後にヨシくんも「コータに出したんだけどね」と話していましたが、ヤマトくんもリカバリーで良いパスを出してくれました。みんなが流動的に動いたからこそ生まれたゴールだったと思います。相手のウイングバックが出てきたときのスペースは狙っていたので、相手が前のめりになった中であのような形でゴールが取れて、試合を楽にできたのは良かったです。
-シュートは狙い通りだったのか?
ディフェンスにクリアされるかもと一瞬思いましたが、イメージ通りでした。
-冷静にシュートを狙えていたが、気持ちの余裕も生まれているのではないか?
2点目のところは今までは思い切り打っていたかもしれないですが、ふとした時の余裕、発想は自分の持ち味でもあると思うので、1点取ったことでゴール前に余裕が出たかもしれないです。次の試合やこれからが大事になってくると思いますので、喜ぶところは喜んで、次節からはまたゴールを量産していけるように、次の試合が大事になってくると思います。
-今日の試合でレノファが通算400ゴールを達成したが、それはどう感じているか?
欲を言えば自分が(400点目の)ゴールを取りたかったですが、これまでレノファの先輩方が培ってきてくれたものを継続しつつ、このスタジアムがもっともっとオレンジ色で染まるように自分たちが結果を出して山口県を盛り上げていきたいと思います。自分たちがもっともっと貪欲になって、もっともっと盛り上げられるようにやっていきたいと思います。
-レノファのチーム通算400得点目となったが、その部分はどう感じているか?
ホーム開幕戦のあとは自分のゴールがなくて、今日が400ゴール目になるということは意識せずに、点を取るということだけをすごく意識して試合に入りました。それがうまく形になって良かったです。
-得点の場面を振り返ってほしい。
自分のところに良い形でこぼれてきて、前に置けました。2-0という状況もありましたので、貪欲に自分で打つことを選択しながらドリブルしていました。
-前半から若月大和選手とは攻守で上手くやれていたと思うが、連係面はどうだったか?
本当に大和くんは良い位置で走ってくれますし、ボールを収めたり、突破したり、個でも貢献してくれているので、やりやすさを感じています。
-相手のボランチを上手く制限していたと思うが、守備ではどういうことを考えていたか?
そこ(ボランチ)を逃がすと逆サイドに展開されて相手の攻撃の幅が広がってしまうので、その部分は意識して守備をしていました。今日は守備のタスクもありましたが、そこからやって、ゴールのところも結果につながって良かったです。
-このゴールを次にどのようにつなげていきたいか?
まだまだ試合もありますし、自分が試合を勝たせるというゴールをこれからも取り続けたいと思います。