第42節10月23日(日)
観衆 7,642人 天候 晴 気温 23.5度 湿度 47% 主審:鶴岡 将樹 副審:西村 幹也/津野 洋平 四審:西山 貴生
明治安田生命J2リーグ
10月23日(日)14:00
維新みらいふスタジアム
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レノファ山口FC
明治安田生命J2リーグ
10月23日(日)14:00
維新みらいふスタジアム
試合終了
1前半0
0後半3
AWAY
ジェフユナイテッド千葉
8分 田中 渉 | 得点者 | 57分 高木 俊幸 62分 新井 一耀 90+4分 ブワニカ 啓太 |
---|---|---|
69分 高井 和馬→沼田 駿也 80分 吉岡 雅和→高木 大輔 80分 佐藤 謙介→河野 孝汰 87分 梅木 翼→岸田 和人 87分 田中 渉→山瀬 功治 | 選手交代 | 46*分 秋山 陽介→福満 隆貴 82分 櫻川 ソロモン→リカルド ロペス 82分 新井 一耀→西久保 駿介 90+1分 田口 泰士→小林 祐介 90+1分 高木 俊幸→ブワニカ 啓太 |
11 | シュート | 10 |
4 | GK | 10 |
5 | CK | 3 |
5 | 直接FK | 10 |
3 | 間接FK | 3 |
0 | PK | 0 |
3 | オフサイド | 3 |
85分 梅木 翼 | 警告 | 12分 熊谷 アンドリュー |
退場 |
レノファ山口FC
GK | 21 | 関 憲太郎 |
---|---|---|
DF | 15 | 前 貴之 |
DF | 22 | 生駒 仁 |
DF | 6 | 渡部 博文 |
DF | 14 | 橋本 健人 |
MF | 24 | 成岡 輝瑠 |
MF | 8 | 佐藤 謙介 |
MF | 20 | 田中 渉 |
FW | 16 | 吉岡 雅和 |
FW | 32 | 高井 和馬 |
FW | 49 | 梅木 翼 |
GK | 31 | 寺門 陸 |
---|---|---|
DF | 27 | 高橋 秀典 |
MF | 33 | 山瀬 功治 |
MF | 18 | 高木 大輔 |
FW | 19 | 沼田 駿也 |
FW | 38 | 河野 孝汰 |
FW | 9 | 岸田 和人 |
ジェフユナイテッド千葉
GK | 1 | 新井 章太 |
---|---|---|
DF | 6 | 新井 一耀 |
DF | 15 | チャン ミンギュ |
DF | 30 | 田邉 秀斗 |
MF | 25 | 末吉 塁 |
MF | 21 | 秋山 陽介 |
MF | 4 | 田口 泰士 |
MF | 18 | 熊谷 アンドリュー |
MF | 10 | 見木 友哉 |
FW | 20 | 高木 俊幸 |
FW | 40 | 櫻川 ソロモン |
GK | 23 | 鈴木 椋大 |
---|---|---|
DF | 26 | 西久保 駿介 |
MF | 17 | 福満 隆貴 |
MF | 5 | 小林 祐介 |
MF | 32 | 髙橋 壱晟 |
FW | 35 | リカルド ロペス |
FW | 37 | ブワニカ 啓太 |
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監督コメント
[試合総括]
まずはホーム最終戦で結果が出てこなかった部分に関しては本当に申し訳なかったです。選手はこの1年、ブレずに僕に付いてきてくれたと思っています。その部分に関しては感謝しかありません。ただ、プロである以上、勝たないといけない。今季に関しては全て私の責任だと思っています。あとはいつも通り前を向いて、レノファらしく戦っていくしかないと思っています。
-試合の入りは良かったが、後半の失点場面では雑さもあった。その時間帯をどう見ていたか?
おっしゃる通りで、そこが課題でもありました。良くなってきた部分もありましたが、あのような場面で、あのようなミスが起きるのは、まだまだチームとしての力が足りないうということだと思います。上に行くためにはあのようなことは極力減らさないといけない。立ち上がりからパワーを持って押し返すだけのチーム力を付けていかないといけないと思います。
-逆転されたあとのチームのプレーはどうだったか?
後半に関してはプレッシャーがかかりづらかったという部分があり、後ろに重たくなってしまったと思います。途中でシステムを変えてボランチに対して行けるようにしましたが、後ろが重たくなったと思っています。
-後半は相手のボランチにボールを持たれたが、どういう対応を指示していたか?
コンパクトにすることが大前提ですし、ボランチの背中を消しながらスイッチを入れる。相手は3-4-3ですので、中を締めて外に追い出し、ボールを奪いに行くということは前半からやっていましたが、後ろに重くなってしまいました。前半の後半くらいでミドルシュートを打たれたあたりから、行けなくなってしまったと思います。後半も変わらず前からプレッシャーに行くために、もっともっと鍛えないといけないと思っています。
-精神的な面からプレスに行きたくても行けなかったということか?
いろいろな要素があると思いますが、一番は前からスイッチが入らずに、自分たちでずるずるとラインが下がってしまったと思っています。そこは生命線ですし、プレッシャーを掛ける強度が落ちれば、クオリティーのある相手にあのような試合になってしまうと思います。
-システムを相手に合わせることも考えたか?
結果論ですが、正直、途中で変えようかという相談もしていました。ただ、ボランチを抑えにいくことが大事でしたので、中盤の形を変えて最後まで行きました。
-高井和馬選手の今日のプレーはどう評価しているか?
物足りないです。良い時は本当に躍動して守備から攻撃につなげるプレーがありますので、そういった意味では今日は満足するプレーではなかったです。
-試合後、涙を流している選手に監督が声を掛けていた。どういう言葉を掛けたのか?
悔しい気持ちは本当に分かりますが、その悔しさをもっともっとプレーで見せないといけない。練習しないといけないという声は掛けました。
-今シーズン、手応えを感じた部分はどこだったか?
なかなかチーム作りでは、コロナの関係、ケガ人の関係などで、思うようにはいかないところがありました。その中で選手が不慣れなポジションをやった中で、何とかブレずにやってこれました。シーズン終盤は自分たちがしっかり後ろからビルドアップした中で、しっかりと相手を見て、自分たちを見て、スペースを作るということは徐々に形になってきたと思います。
ただ、上を目指すにあたってはまだまだやらないといけないです。今日の試合もそうですし、課題は山ほどあると思います。やり続けることが今後につながると思います。僕がブレそうになってもスタッフが修正してくれましたし、選手もトレーニングからレノファのサッカーをやろうと常に言ってくれました。そういう部分では成長できたと思います。
-初めて1年間を通して指揮した。監督自身の指揮をどう自己評価しているか?
評価はみなさんにしていただくのが一番だと思いますし、真摯に耳を傾けたいと思います。ただ、僕自身はまだまだ未熟だということは痛感しました。もっともっと僕自身が経験を積んで選手を成長させ、チームを成長させられれば、魅力のあるチームがもっともっと作れたと思っています。
ただ、下を向いても仕方がないですので、今季ずっと言ってきたことですが、前を見ながら、反省するところは反省し、自分たちの成長のためにブレずにやることは変えたくないと思います。
正直に言えばやはり監督という仕事は難しいです。それが今の正直な気持ちですが、でも逆に本当にやりがいがある仕事だと思っています。もっともっと成長したいです。
-しんどい時期もあったと思うが、どのように感じながら1年間を指揮してきたか?
試行錯誤の毎日で、これほど監督という仕事は大変なのかなと。寝ても覚めてもサッカーのことばかり考えていて、休みの日でも考えている。カミさんに「休みなよ」と言われるくらいでしたが、ただサッカーは好きですし、サッカーがもうできない人もいるので、そういった意味でも、まだまだ負けられない。自分も成長したい。サッカーができる喜び、教えられる喜びをを噛み締めながら成長したいと思います。
選手コメント
-キャプテンとしてプレーした2022年を振り返ってほしい。
なかなか自分たちが思うような形で結果が出ずに苦しんだシーズンだったと思います。そういう中でも夏過ぎくらいから選手たちの距離感が噛み合ってきて、複数得点も増えてきて、結果につながってきたと実感しました。最後の試合は逆転負けをしてしまいましたが、シーズンを通してチームとして成長した部分はあったと思っています。
-現役最後の試合を終えたが、どういう思いが浮かんできているか?
やりきったという言葉に尽きます。欲を言えば最後の試合も勝ちたかったですし、そこにつながらなかったのは残念ですが、レノファの未来は明るいと思います。来年のメンバーに託したいと思います。
-セレモニーで見えた景色を教えてほしい。
キクさん(菊地光将選手)の素晴らしいスピーチのあとだったので、みんなに伝えたいことを伝えるために必死でした。
-セレモニーで話せなかったことはあるか?
悲しい話になってしまいますが、工藤壮人とは4年間一緒にやっていました。その感謝を伝えたかったです。感動をありがとうということを伝えたいと思います。
-レノファで引退するということをどう思っているか?
山口県にゆかりはなかったですが、ここにきて全部の観光地や有名な場所にも行きましたし、自分のお気に入りの場所も見つかりました。ここで辞めて良かったと感じています。最高のチームに出会えましたし、最高の人たちに出会えて、最高の2年間でした。
-セレモニーでは引退の理由に目の不調を挙げていたが、どのような影響があったのか?
遠い視野が二重になってしまって、それが今年の5月くらいから一気に見えづらくなってしまいました。病院に行って治療したり、目のトレーニングをしたりしていました。3、4カ月やりきって治らなければ引退しようと思っていました。目を治すために努力していましたが、なかなか回復しなかったので、身を引いたほうが家族のためにもなると思い、決断しました。
-レノファに残せたものはどういうものがあると感じているか?
僕が残せたかどうかは分からないですが、僕が来た前の年は順位が一番下のチームでした。その状態でしたので、一人一人が自信を持てない状態だったと思います。一人一人のプレーが横パスだったり、後ろ向きだったりすることが多かったです。それが、今日の前半でも、前線でターンをするシーンとか、何度もゴール前に果敢に襲いかかるシーンが多く見られたと思います。得点不足だということはたくさん言われたと思いますが、実際は前を向くという考えになるだけで、前向きにゴール前に行けて、得点につながる。前向きにチャレンジする姿勢は選手自身で作り上げてきたものです。そういった意味でチームを作り上げてこられたのは良かったと思います。
-チームが上を目指すために必要となるのはどういうことか?
サポーターのみなさんには賛否があって良いと思います。今日の試合についても、あれが良かった、あれが良くなかったということをたくさん浴びることで、僕たちも次はどうするかと考えて、また成長する機会をもらえると思います。サポーターのみなさんと選手とクラブでみんなで作っていくことがレノファの良さだと思いますので、そこを来年はさらに大きくしていってほしいと思います。
-試合を振り返ってほしい。
最終戦をホームでやれるということがあり、多くのお客さんが駆けつけてくれた中で勝つことができなかったのは本当に力不足だと感じています。最終戦でもありましたし、今日で引退する選手もいる中でゴールが取れたのは嬉しかったですが、それを勝ちにつなげたかったというのが正直な気持ちです。
-先制点の場面について振り返ってほしい。
ケントくん(橋本健人選手)から良いボールが来たので、来た瞬間からファーストタッチで相手を交わしてシュートに行くというイメージがありました。そのイメージ通りに行けたゴールだったと思います。
-トラップからシュートまでも狙い通りだったか?
速いボールを出して欲しいと思っていたら、健人くんが速いボールを出してくれました。あのくらいのスピードでないとあのコースでは相手にカットされると思っていました。その意思疎通は1年間を通して健人くんとできたと思います。ファーストタッチで相手を交わすイメージがありましたので、トラップとシュートはイメージ通りでした。
-後半はプレスに行きにくくなっていたが、どのように感じていたか?
自分たちが前からのプレスをはめていくシーンはありましたが、後半は相手のボランチが2枚とも下りたりして、相手が数的優位を作り出してきていました。そこで自分たちのプレスが掛からなくて、後ろに重くなったと思います。そこの部分で、行くならもっと全体をコンパクトにして押し上げていかないといけないですし、行かないなら一回引くという時間も必要だったと思います。
-シーズン全体はどのように振り返っているか?
満足していないです。誰一人満足していないと思います。勝てる試合を落としてしまった試合もありましたし、そういう試合を今年は多くしてしまったのは、1年間を通しての印象です。
-シーズンを通して見えてきた収穫や課題はあるか?
良かったところでは、去年より得点やアシストをできたことは良かったと思います。一試合をフルで走り切るという体力的なタフさのところでは、フル出場できた試合はそこまで多くなかったですので、そこは1年を通しての課題だったと思います。
-引退する二人の選手は田中選手にとってどういうプレーヤーだったか?
ヒロさん(渡部博文選手)は今年1年間、キャプテンとしてチームをまとめてくれましたし、試合中も良い声掛けをしてくれていました。多少ミスをしても、ヒロさんがいるという安心感がありました。そういうところで安心感を与えてくれたのも大きかったです。キクさん(菊地光将選手)は紅白戦でも本当に脚でも対人でも強くて、なかなかボールを奪えない。キクさんの守備の基準をベースにしていかないといけないです。そこの守備の強度の中でも、いろいろなことができるようにならないといけない。二人の存在は大きかったと思っています。
-田中選手自身はどういう選手になっていきたいか?
得点やアシストという数字のところでチームを助けたいですし、それ以外でもチームのために走るとか、サボらずに守備をするとか、そういうところでももっともっとチームに貢献していきたいと思います。