

荒天のために延期となっていた天皇杯3回戦のレノファ山口FCとJAPANサッカーカレッジ(JSC、新潟県代表)の試合が、7月17日(水)午後7時から維新みらいふスタジアムで開催される。すでにラウンド16の組み合わせは決まっており、勝者がJ1サガン鳥栖への挑戦権を得る。
レノファはリーグ戦前節のブラウブリッツ秋田戦で悔しい敗戦を喫した。セカンドボールの勝負になると見られていた試合でなかなかそれを回収できず、自分たちでボールを保持してリズムを作り出す時間も少なかった。必要なのは原点回帰。中2日というタイトな日程のため、メンバーの多くを入れ替える可能性は高いが、改めて志垣良監督が植え付ける反応速度や球際の厳しさというレノファのスタンダードを表現していきたい。
リーグ戦から遠ざかっている選手にとっては、カップ戦でしっかりと今シーズンのレノファらしさを見せることが出場機会を増やすことにつながる。秋田遠征に行かなかった選手たちも高いモチベーションで練習に取り組んでおり、ゲームメークの要となるボランチでは8.佐藤謙介や33.山瀬功治などのベテランが、戦術面とメンタリティーの両方でチームを引き上げる活躍をしてくれるはず。相手守備の背後を取っていく動きも重要で、38.末永透瑛、55.五十嵐太陽など若手の躍動にも期待が懸かる。
また、新加入選手のうち移籍元チームで天皇杯に出場していない選手は、新たに天皇杯でも試合出場が可能になる。FC町田ゼルビアから加入した30.奥山洋平は次のように意気込みを語る。
「一試合でも多く自分が出場できるチャンスが増えたというのはすごくありがたいことですし、勝利に貢献できるように全力で頑張っていきたいです。相手チームは名古屋グランパスにも勝っていて勢いがあると思います。難しい試合になると思いますが、自分ができることを一つ一つ丁寧にやり、縦への推進力であったり、迫力のある攻撃の部分だったりと見せていきたいです」
対するJSCは北信越リーグで試合経験を重ねている選手たちを中心とした布陣が想定される。JSCは天皇杯2回戦でJ1名古屋グランパスに勝利したが、クロスボールから決勝点を挙げた上元直樹(背番号9)はストライカーナンバーの背番号が示すように攻撃の要。2トップの相棒となる渡辺亮太(同10)は190センチの長身FWで、愛媛FCやアスルクラロ沼津でプレーしてきた経験豊富な選手だ。
前線の持つ高さとスピードはレノファが警戒しないといけない部分であり、センターバックに入ることが予想される6.キム・ボムヨン、13.板倉洸、50.今井那生などがファーストボールを確実に跳ね返すとともに、セカンドボールを手中に収めて相手に流れを渡さないようにしたい。
ところで、JSCは天皇杯3回戦に向けてクラウドファンディングを行って遠征費などを募り、1週間前も大勢の応援団が山口に駆けつけていた。クラウドファンディングのページには「100人の応援学生が2度目の山口県へ移動します。大金星を夢見て応援してきます」とつづられており、再びの遠征に準備万端。1週間で2度目の大移動をものともせず熱い応援を繰り広げてくれるだろう。レノファも相手がカテゴリーが下だという先入観を捨てて真剣勝負で渡り合うことが、1週間越しのサポーターの期待に応えることになる。
ラウンド16(4回戦)進出を懸けた天皇杯3回戦。荒天のために1週間遅れの開催となったほか、降り続いた雨でピッチコンディションも難しい状況になっていると想定される。必ずしも思ったようにプレーできるとは限らないが、一つでも上を目指すというモチベーションはどちらも高く、熱の入った試合が展開されるのは間違いない。天候そのものは回復基調。
すっきりとした天気の中で、熱い応援、熱いサッカーを見せていこう!
リーグ戦の秋田戦は相手のゴールに迫る回数が少ない試合でした。分析されて自分たちのやりたいことができない試合が続いていますが、自分たちのクオリティーを上げて、相手の強度の中でもはがすことが大事です。その力が付いてくれば良い集団になってくると思います。自分たちがやるべきことを毎試合表現できるようにやっていきたいと思います。
天皇杯の相手はJ1の名古屋に勝っているということで、自信と勢いを持って来ると思います。そこに対して自分たちが硬くなる必要はないですし、自分たちのやるべきことをやっていくことが大切なこと。球際の部分とか、そういうところで負けないようにやっていきたいですし、難しいゲームにはなると思いますが、勝つことにこだわりたいと思います。
毎試合勝たないといけない試合が続いていますが、ここで勝ってもう一度自分たちの流れに持っていきたいと思います。中断前だから勝つというようなことは思わずに、目の前の試合に勝つために真剣にやっていきたいと思います。
秋田戦は相手も対策してきたと思いますが、自分たちの攻撃の良さが消され、シュート2本という少ない記録になってしまった試合でした。もっともっとやらないといけないと思いました。秋田は今まで以上に遠かったので、朝6時出発というのはきつかったですが、(中2日の試合に向けても)疲れはあまりないです。遠征は慣れてきました。
名古屋グランパスに勝ってきた相手ということで、相手は気持ちの入ったプレーが多いと思います。自分たちはそれを受けずにチャレンジャー精神を持ち、Jリーグチームの意地をしっかりと見せていきたいと思います。
(天皇杯4回戦進出が懸かるという)歴史を変える場面に自分が携われるということは嬉しく思います。次はJ1のサガン鳥栖と対戦することも決まっているので、J1と戦えるという気持ちを持って、絶対に勝つという熱い気持ちを持って試合に取り組みたいと思います。チーム全体で守備、攻撃をやるのはもちろんですが、自分の個人技からもゴールまで持って行けるプレーをどんどん増やしていきたいと思います。
練習から連係だったり、連動することだったりがチーム全体として意識しているという感覚があります。チームメイトとの連動の質はこれからも高めていきたいと思います。練習から一つ一つ100パーセントでできていて、自分のペースも少しずつ掴んできました。どんどん自分のコンディションも上げていければと思います。
一試合でも多く自分が出場できるチャンスが増えたというのはすごくありがたいことですし、天皇杯で出場した際には勝利に貢献できるように全力で頑張っていきたいと思います。
相手チームは名古屋グランパスにも勝っていて勢いがあると思います。自分自身も大学時代にプロと対戦するときは練習試合でもモチベーションは高かったです。難しい試合になると思いますが、しっかり勝ちきることが大事だと思いますので、全力を尽くして勝ちたいと思います。
試合に出れば、自分ができることを一つ一つ丁寧にやって、勝利を目指していきたいです。攻撃の中では、縦への推進力であったり、迫力のある攻撃の部分だったりと見せていきたいです。
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