レノファ山口FC

  • dmd
  • dmd
  • dmd

PREVIEW

モチベーションも高い天皇杯2回戦!

群馬2連戦初戦は手堅くも熱い試合で勝利へ!

 

 

水曜日は天皇杯 JFA 第104回全日本サッカー選手権大会(天皇杯)2回戦の試合が各地で行われる。リーグ戦の前半戦を終えたレノファ山口FCが対戦するのはザスパ群馬。そのあとのリーグ戦も群馬と戦うため、レノファは2試合続けて群馬県の正田醤油スタジアム群馬で同じ対戦相手と試合を繰り広げる。まずは目の前の天皇杯に集中し、良い流れでリーグ戦へとつなげたい。

 

天皇杯はカテゴリーの異なるチーム同士の試合も組まれる大会で、今年で104回目を数える伝統あるカップ戦。今大会にはJ1とJ2の各クラブ(浦和を除く)と都道府県代表47チーム、それにアマチュアシード(Honda FC/JFL)と大学シード(明治大学)を加えた計88チームが参加。そのうちJ1とJ2は2回戦から参戦する。

 

基本的なフォーマットはJリーグYBCルヴァンカップと同じで、90分で決着が付かなければ延長戦を行い、それでも同スコアの場合はペナルティーキック戦に持ち込まれる。

 

各チームとも水曜日に開催されるカップ戦は、若手選手や出場機会の少なかった選手を起用することが多く、レノファもそうした選手の積極起用が考えられる。リーグ戦前節は黒星を喫しているだけに、出場機会が減っていた選手にとってはスタメン奪還に向けたチャンスにもなるだろう。

左サイドでは7.加藤潤也、14.沼田圭悟などが練習試合でも良い連係を見せ、前線では94.シルビオ・ジュニオールがコンディションを上げている。GK陣では21.関憲太郎以外の起用も十分に考えられる。1週間前の北九州との練習試合では関以外の3人がゴールマウスを守っており、特にリーグ戦の控えにも選ばれている26.田口潤人は練習試合の出場時間帯を無失点に抑えた。

 

レノファは直近数試合が上位チームだったのに対し、6月は下位チームとの対戦も多く、ちょっとした気の緩みが隙を与えてしまうかもしれないが、出場機会を増やしたい選手たちのモチベーションは高く、心配は無用だ。

 

「(上位のあとの下位というのは)緩くなってしまいがちですが、監督も引き締めてくれています。ただ監督も『緩くなっているぞ』とは言いたくはないと思いますし、選手がそれを言わせないくらいにピリッとやっていければと思います」

そう話すのは14.沼田圭悟だ。今季は48.新保海鈴の後塵を拝することにはなっているが、練習試合はフル出場が続き、パフォーマンスは高い状態をキープ。リーグ戦では2節前の清水エスパルス戦で途中出場して無失点に貢献した。大学まで群馬県でサッカーをしてきたこともあり、チームを引き締めつつ、彼自身も一層高いモチベーションで群馬2連戦に備えている。

 

対戦相手のザスパ群馬は監督交代に踏み切り、ヘッドコーチだった武藤覚監督が5月から指揮を執っている。ボールをつなぐスタイルから少し変容し、3-1-4-2をベースのフォーメーションにシンプルに縦に展開する時間も多い。また自陣でブロックを作る時間帯もあり、レノファはリーグ戦の前回対戦とは異なるアプローチが必要になりそうだ。

 

一発勝負のトーナメント戦だということと、相手が戦い方を変化させてきているということを踏まえれば、試合は手堅い入りになり、徐々にギアを上げていく流れが予想される。残念ながらテレビ放送やライブ配信は行われないため、現地観戦以外に試合の流れを見届ける手段はないが、ソーシャルメディアなどで伝えられる途中経過がロースコアで推移していたら、それは想定内と捉えて差し支えない。

 

最終的に勝利を引き寄せられれば、3回戦ではJ1名古屋グランパスとJAPANサッカーカレッジ(新潟県代表)の勝者と対戦する。J1チームとの対戦はレノファの現在地を測るものとなり、北信越1部などで戦うJAPANサッカーカレッジとの対戦となっても、レノファの強さをしっかりと示したい。そのためにもまずは目の前の試合が大事になる。

 

タイトな日程の中での群馬2連戦は難しい試合内容が予想されるが、選手たちのベクトルを揃え、良い守備から良い攻撃を貫ければ必ず勝利は引き寄せられる。そして最大のカギはメンタリティー。前節の悔しさ、試合に出られなかった悔しさを「ピッチにぶつけること」を求める志垣レノファの真価を発揮すべきゲームだ。配信こそないが群馬まで声援を届け、天皇杯も白星をつかみ取ろう!

 

選手コメント

(前回出場したリーグ戦の)清水戦は2-0で勝っている状態で守備固めという形で入りました。守りきるというところでのプレッシャーはありましたし、久々の出場でしたが、やることは決まっていましたし、攻撃も出て行ければ行くという感じでした。危ない部分もありましたが全体的に集中していました。強い清水に対して2-0で勝てたのは自信になると思います。

 

リーグ戦に出られたことで再びリーグ戦に絡んでいくチャンスも前よりは増していると思いますし、まずは天皇杯もチャンスはあると思いますので、しっかり自分の良い部分をアピールしたいです。チームとしても天皇杯を勝てばJ1チームとできるチャンスも出てくると思いますし、リーグも折り返しを迎える3連戦ですので、弾みを付けられるようにしたいです。

 

守備のところはすごく意識していますし、攻撃もタイミング良く駆け上がることもできています。オーバーラップすることとか、サイドで2対1を作ることとかはチームでも意識しています。みんなそこはシーズンを通してみんなが意識しています。試合に出られれば、クロスのチャンスはもっと増やしたいという気持ちがあります。

選手コメント

レノファに移籍してからの最初はコンディション面でも自分としてはうまく調整できず、難しいスタートになりましたが、今はコンディションも上がってきていますし、練習でも自分がこうなりたいというキーパー像とマッチしてきた部分もあります。今は良い状態をキープできていると思います。

 

練習試合ではキックも狙ったところに蹴るということはテーマとして持ち、出ている時間でも危ない時間も作られることなく、ディフェンスを動かしながらプレーできていると思います。試合に出れば自分の力を出したいと思っていますので、連戦だからと言って取り組み方は変わらないですが、今のコンディションを保ち、もっと技術面、身体面でもレベルアップしていくことがチームの結果につながると常々思っています。

 

連戦ですが自分たちの守備はどんな相手にも間違いなく通用すると思います。前線が点を取ってくれると思いますので、しっかり守備から入って、チームとしてやるべきことを意識するということは引き続き大事だと思います。

dazn
Copyright © RENOFA YAMAGUCHI FC