

中2日のタイトな日程で迎えるJリーグYBCルヴァンカップ。今年から大会方式が変更され、J1チーム中心の大会から、「J1の価値を異なるカテゴリー間でも最大限に活用し、J2・J3クラブとの試合機会を創出することで、各地域の起爆剤となり、リーグ全体の価値向上に寄与すること」(Jリーグ公式サイト)を目的に、Jリーグ全クラブが参加するノックアウト方式のカップ戦へと衣替えした。
天皇杯と同様にトーナメント戦のため、90分で決着が付かない場合は15分ハーフの延長戦を実施し、それでも勝敗が決まらなければPK戦を行う。またベンチ入りできる人数はリーグ戦よりも2人増えて最大9人に増加。交代は5人までだが、延長戦になればもう一枠増え、指揮官の選択の幅は広がる。
レノファ山口FCにとっては初参加の大会で、1回戦で松本山雅FCと対戦。
この試合に勝利すると、昨年大会を優勝しているJ1アビスパ福岡と戦うという組み合わせとなった。天皇杯と同様、J1勢と対戦できる機会が巡ってくるだけに、志垣良監督は「松本戦にも全力を注いで勝ちたい」と力を込め、次のように語っている。
「チームとしては2連敗しないことが大事。全力を尽くして勝ちにいきたいと思います。ルヴァンカップは一つ勝てば、2回戦でホームでアビスパ福岡と試合ができます。ディフェンディングチャンピオンと対戦できますので、まずは松本戦で全力で勝てるようにしたいと思います」
対戦相手の松本山雅FCは霜田正浩監督が指揮を執る。現在のカテゴリーこそJ3リーグだが、「J2でやっていてもおかしくない選手たちが揃っている」(志垣監督)と選手層は厚い。フォーメーションは4-2-3-1を採用、センターバックやボランチからサイドに鋭くパスを出し、これがスイッチとなって攻撃に厚みを持たせている。霜田監督がレノファでも見せていたような戦術と似ている部分があり、ボランチの供給力や高い位置を取るサイドバックの推進力は警戒したい点だ。
霜田監督の前掛かりなサッカーを、志垣監督が率いるレノファがどういなして試合を優位に運んでいくか。この部分が試合の一つの肝になる。
もっとも双方ともリーグ戦から顔ぶれは大きく変わると考えられる。相手のメンバーも読みにくいだけに、レノファとしては1月の始動から積み上げてきたサッカーに集中し、スムーズな連係と切り替えを徹底したい。リーグ戦前節の岡山戦では相手のプレスにはまってボールを意図的に動かせなかったが、その反省を生かして主導権を取り戻し、レノファのリズムで戦うことが何より重要だ。
「ポジショニングを早く取ることとか、ちょっとしたミスをなくすとか、そういうところは話して確認しています。松本戦も相手のリズムではなく、自分たちでリズムを作り出さないと岡山戦のような試合になる。自分たちでボールを落ち着かせる状況を作ることもしないと、良いゲームにはできないと思います」
そう話したのはJ2リーグ戦通算100出場を達成した17.石川啓人。
岡山戦はトップ下の位置で出場したが、どこでもできる選手だけに、試合に出れば石川自身が話すようにリズムを作り出す仕事をしたり、フィニッシュに関わったりと、多くの局面で躍動してくれそうだ。
若手選手や出場機会が少ない選手にとっては、レギュラーポジション奪取に向けてのアピールの場になる。フレッシュな選手たちの躍動や、志垣監督が率いるレノファと霜田監督が指揮する松本との戦術のぶつかり合いが大いに楽しみな試合だ。
レノファと松本の試合は、スカパー!(スカチャン13、SPOOX)と配信サービス「Lemino」で中継される予定で、リーグ戦と同じように現地と画面を通じて声援を届けていこう!

早く試合に出たいです。
去年に比べて気持ちの余裕は持てるようになってきていると思います。韓国でもコミュニケーションは大事にしていましたが、日本に来て言葉の部分で難しい部分があり、余裕が持てなかったのですが、最近はコミュニケーションが取れるようになりました。クロス対応やキャッチでもどんどん上手くなってきていると思います。
最近、ドラマとかアニメとか見ながら日本語は勉強しています。この前、ヒロトくん(石川啓人選手)と「ハイキュー!!」の映画見に行きました。字幕がなかったですが、だいぶ分かりました。
去年はディフェンスラインとのコミュニケーションの部分で、すぐに(日本語で)言葉が出ないことはありましたが、今年は日本語で指示もできるようになったので、その部分でも余裕が出てきたと思います。
関憲太郎さんはめちゃくちゃ上手い選手ですが、僕はクロス対応とかの強みを出していきたいと思います。そこの部分をもっと出してやっていきたいと思います。
今週からの5連戦は、キーパーも一人で守るのはきつくなってくると思いますので、自分にもチャンスが来ると思って良い準備をして、試合に出たら良いパフォーマンスを出せるようにしたいと思います。
岡山戦は率直に厳しい戦いになったと感じています。
ボールに触る機会は少なかったですし、もっともっと自分から動かしていかないといけないと思います。周りともその部分は話をしましたし、監督からも改善すべきポイントだという話もありました。ボールを受ける回数はもっと増やさないといけないと思います。
改善しないといけないのは立ち位置だったり、立ち位置に付くスピードのところです。
今まで積み上げてきたものがありますが、少し緩まってしまった部分があったと感じています。(J2リーグを3試合経験してみて)もっとやれると思いますし、もっとやらないといけないです。結果も出せていないですので、チームを勝たせられるように、できることをもっともっとやっていきたいと思います。
連戦でメンバーはどうなるかは分からないですが、連戦に対する苦手意識はないです。
そこは若手なので、毎試合毎試合、丁寧に、躍動感を持って、できることを精一杯やっていきたいと思います。岡山戦ではJ2の上位を狙っていく中でのスタンダードを見せつけられた部分もありましたので、自分たちの基準はもっと上げていきたいと思います。
前節フォーメーション
前回対戦ハイライト