レノファ山口FC

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PREVIEW

さらなる高みを目指すアウェイ戦

ハイインテンシティーのバトルに注目!

 

前節を2-0で快勝したレノファ山口FCは今節、2連勝を懸けていわきFCと対戦する。いわきとはリーグ戦では2度の対戦があり、成績はレノファから見て1勝1分0敗。このほか練習試合での対戦も何度かあり、今年も鹿児島キャンプでトレーニングマッチを組んだ。ある程度は手の内の分かる相手であり、高い強度でのバトルが繰り広げられそうだ。

 

いわきは昨シーズン途中から田村雄三監督が指揮を執る。クラブの地域リーグやJFL時代にも監督を務めており、インテンシティー(強度)の高いサッカーを表現している。その強度を礎にした堅守と攻撃陣の高い得点力で上位を快走。前節まで4試合連続で無失点と守備が崩れず、順位も4位に浮上している。

 

フォーメーションは3-1-4-2を採用する。「3バック」のチームは得てして両ウイングバックが下がって「5バック」になりやすいが、いわきは3バックでも後ろに重くならないのは大きな特徴だ。FWや中盤はベクトルを前に向けて高い位置から組織的にプレスを掛け、自陣にボールを運ばれても迫力を持って相手を押し戻している。

 

レノファも重心を下げることなく相手陣地でサッカーをすることや、高い強度を出して戦うことなどを実践しており、戦い方のベース部分には共通点もある。サッカーが似ているとまでは言えないが、全員守備全員攻撃の熱量はイーブンで、ヒートアップする試合になるのは間違いがない。2試合ぶりに試合に戻る可能性がある15.前貴之は次のように話し、「パワー勝負」にも言及する。

 

「(いわきの)2トップの一発は注意しないといけないですし、セカンドボールにも注意がいります。いわきは押し上げも早いですが、そこで自分たちのボールになれば逆にスペースが生まれます。多少は蹴り合いになるというイメージもありますし、パワー勝負にもなると思いますが、相手をパワーに乗らせないような準備と、(パワーを)逆手に取った戦い方はしていきたいです」

 

特にいわきでパワーを持って出てくるのが中盤の選手たち。右ウイングバックの加瀬直輝(背番号15)、左の大迫塁(同23)は高い位置を取り、インサイドハーフの西川潤(同7)と山口大輝(同14)も前掛かりにプレスを掛ける。その分、後方はやや人数が少なく、オープンスペースも見受けられる。レノファとしては相手のプレスパワーを上手くいなし、広めのスペースにボールを送って前進していきたい。

 

気温が上がるため、お互いにあえて相手にボールを持たせようとする時間もいくばくかは出てくるだろう。ただ、落ち着いている時間は一時的なもの。基本的には行ったり来たりの展開になり、攻守が目まぐるしく切り替わる面白いゲームになると考えて良さそうだ。

 

空中戦も見どころの一つになる。レノファの攻撃陣では24.梅木翼はエアバトルの強さを発揮し、敵陣空中戦の勝率は非常に高い。生駒仁(背番号22)も所属するいわきのセンターバック陣との対決は、終始目が離せない。

また、いわきの前線では近藤慶一(背番号9)もハイボールに強く、6.キム・ボムヨン、13.板倉洸などとマッチアップする。レノファは堅い守備組織を作ってきているが、最終局面でシュートを打たせないためには1対1の強さも大切。タフな戦いになるが、レノファ守備陣にも後押しの声援を送り、失点をしない守備をともに作っていきたい。

 

さて、プレビューの本論からは外れるが、5月9日に志垣良監督が44歳の誕生日を迎え、公開練習の最後には6.キム・ボムヨン、10.池上丈二などがボトルの水をたっぷりと掛けて祝福した。全身水浸しになった指揮官は「本当に手荒い祝福でしたので、明日の練習はフィジカルメニューにしようかな…。ちゃんと映像も撮ったので、あとで検証したいと思います」と冗談を飛ばしつつ、次のように語って誕生日に決意を新たにした。

 

「(祝ってくれたのは)一期一会の選手、スタッフたちで、これだけの選手がいると起用する選手と出番の少ない選手が出てきます。全員をハッピーにできないのは申し訳ないですが、その中でも一人一人の価値を上げることはできます。しっかり一人一人と向き合って、その中でチームが成長していければと思います」

 

志垣監督からの期待を胸に成長と結果をめざすレノファの選手たち。まだ誰がピッチに立てるかは分からないが、選ばれた選手は出られなかった選手の思いも背負ってハードワークを続けてくれるはずだ。

猛るイレブンに声援を届け、今節も全員の力で白星を掴み取ろう!

選手コメント

特に前半はまずは相手陣地に入ってサッカーをしようということを共有していますし、実際に表現できていると思います。後半に相手が少し落ちてきたところで自分たちのリズムになるというのは理想だと思います。(山形戦は)前に出て行き攻撃に関わることもできましたし、特徴を出せるようにしたいと思っていました。あとは後ろではリスクを回避することはいつもと変わらずに意識していました。

 

いわきはJ3の時は縦に早いサッカーでフィジカルを前面に出してくるというところがありましたが、それにプラスして、よりボールを動かしながらのサッカーもしてきています。より脅威になるものがあると感じています。シンプルなところと、動かすところと、そのどちらも警戒しなくてはいけないですし、相手は勢いもありますので、それに上回って勝っていかないといけないと思います。

 

相手が出てくるところをひっくり返し、相手の背中に入れて、相手の嫌なサッカーをすることが大事だと思います。レノファは誰か一人がそれをやるのではなく、チームとして11人でやっていくことが大事です。順位は相手のほうが上にいますが、勝てば手が届くところですし、すごく大事な試合だと思います。

選手コメント

前節はピッチ状況もあってロングボールが多くなっていますが、自分たちの陣地でリスクを負うよりは、相手の陣地に入る回数を増やすほうがチャンスは自ずと増えます。そういうサッカーは監督からも言われていますし、チーム全体としても共有できているところです。それが良い方向につながっていければと思います。

 

いわきは本当にガツガツ来ますし、走ってくるイメージがありますが、本当にそこはまずは負けないようにしたいです。一人一人が目の前の相手に勝てば試合にも勝てると思いますし、走る部分、頭を動かす部分でも勝てるように頑張っていきたいと思います。攻撃も一人の関係性だけでは難しい試合になると思います。ロングボールだけでも難しいですし、幅を使ったりしてどう自分たちがうまく戦っていくかをチームとしていろいろと共有して臨みたいと思います。

 

守備の部分は監督からも求められている部分ですので、もっとアグレッシブに、もっとインテンシティーを高く、より成長できるように、まだまだ上を目指せるように頑張っていきたいと思います。練習から競争が高いレベルでできていると思います。一人一人がやっているからこそ結果が付いてきていると思いますので、そういうことを継続して、もっともっと強くなっていきたいと思います。

 

前節フォーメーション

前節ハイライト

前回対戦ハイライト

スタッツ

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