

前節の栃木SC戦に勝利して、勝点を44に伸ばしたレノファ山口FC。順位を4位に上げ、チームが目標に掲げた勝点55も視野に入るようになってきた。3位とは勝点で8ポイントの差があるが、一つずつ勝利を重ねることで自動昇格圏のチームにも迫っていきたい。特に今節からの3連戦は今後を左右する重要な1週間になりそうだ。
3連戦は17日に静岡県藤枝市で藤枝MYFCと対戦し、翌週21日には維新みらいふスタジアムで天皇杯ラウンド16のJ1サガン鳥栖戦を戦う。さらに中2日の日程でV・ファーレン長崎との上位対決に臨む。その後も上位チームとの対戦があるため、まずは最初の藤枝戦で勝点3を積み上げて、良い流れを作りたい。
レノファは夏期の中断期間を経てボールを持つ時間を増やしてきている。大分戦と栃木戦では相手にとって嫌なゾーンに人とボールを入れることができ、2試合で計6得点を奪取。新しい戦い方は一定の手応えを得た。
しかし、失点につながるリスクも内包する。栃木戦ではボールを持ったことで得点を得たが、ボール保持時のイージーミスから失点も招いた。「チャレンジすることを恐れていては成長はない」(20.河野孝汰)という意識は統一されているが、自陣でのロストは極力減らす必要があるほか、相手陣でボールを失った時のカウンターにも気をつけたい。今週のトレーニングではパスの質や切り替えの意識をもう一度高めた。13.板倉洸も次のように話して前を向く。
「ビルドアップが引っ掛かって失点してしまいましたが、うまく前進できた部分もありました。監督が話していたようにチャレンジする部分は絶対に必要です。ビルドアップは相手との駆け引きのところもありますが、自分たちの成熟度を高めていきたいです。ただ引っ掛かって失点することがないようにしたいし、守備の面でももっともっと質を上げていくことは必要だと思います」
対戦相手の藤枝のフォーメーションは3-4-2-1で、守備時のブロックは栃木と似ている。しかし、攻撃でのボール保持の質は高く、長短のパスワークで敵をいなして敵陣に進出すると、背後をうまく突く矢村健(背番号9)がフィニッシュシーンに絡む。藤枝の攻守で要となるのは2枚のボランチで、レノファは相手に気持ちよくボールを持たせないためにも、ボランチがボールに触れにくいようにプレスを掛けていきたい。
もっとも主力ボランチだった西矢健人が鳥栖に移籍したことで、藤枝のボールの持ち方やプレッシングのタイミングにも少し変化は感じられる。新井泰貴(背番号6)や杉田真彦(同15)、夏にJ3ガイナーレ鳥取から加入した世瀬啓人(同36)などの起用が予想されるが、レノファとしては彼らがどのような振る舞いをするか、試合最序盤は相手を見極める時間を作らないといけないだろう。
したがって前半の立ち上がりはやや長めのボールを蹴って相手の動きを確認し、落ち着いてきたらボールを持ちながら、効果的に相手3バックの脇や背後を攻略していくことになりそうだ。もちろんレノファも要となるのはボランチだ。栃木戦で先発した8.佐藤謙介は「藤枝はボールを握ることに長けていて、攻撃的なチーム」とした上で、こう話す。
「攻撃的なチームは守備の面では一瞬の隙は生まれやすいですが、そういう隙を突くのは自分の特徴だと思っています。そういうことを逃さずにしっかりやっていきたいです。逆に自分たちがボールを握ることで相手のリズムを崩していきたいとも思います。アウェイですがしっかりと勝ちきりたいです」
灼熱の夏に挑む総力結集の3連戦が始まる。全ての試合に全力でチャレンジし、「一戦必勝」の思いを積み重ねることで、連戦連勝が見えてくる!
熱い応援をスタジアムや画面を通してピッチの届け、勝利をみんなで掴み取ろう!

(7月の月間ヤングプレーヤー賞の受賞は)素直に嬉しかったです。(選出理由に挙がっていた)鹿児島戦での決勝点は拮抗した難しい試合でのゴールでした。自分のゴールで流れを変えたり、勝利を決定づけたりするというのはプロになって初めてで、キャリアの中でも忘れられないゴールです。この受賞はチームメイト、コーチングスタッフ、サポーター、いろいろな方々の支えがあっての受賞です。もっともっとそういうゴールやプレーで貢献できるように頑張りたいです。
今はJ2リーグのプレーオフ圏内を戦えていて、すごく充実しています。課題もあり、壁にも当たってきましたが、ここからは上位との対戦も増えてきます。一戦必勝とは監督も言っていますが、本当に一戦一戦が大事。自分としても価値のあるゴールを取れるようにしたいです。
(藤枝とフォーメーションが似る)栃木戦ではミスをしてはいけないところでミスをしてチャンスをなくすところがありました。でもそこを恐れていたら成長はないです。左サイドではボールに関わる回数、ビルドアップに関わる回数もどんどん増やして、相手を翻弄できるようにしたいです。栃木戦も良いシーンは何回かありましたので、失敗を恐れずにポジティブに捉えて、今のやり方にトライしていきたいと思います。
試合に出られていない期間が長かったですが、自分の特徴は変わってはいないと思いますので、タイミングとその後の精度はもっと上げていきたいと思います。クロスが逆サイドから上がった時はなるべく自分が入るように心がけています。(栃木戦での山本駿亮選手のクロスは)自分のサイドまで流れてきたら押し込んでいこうと思っていました。結果的にオウンゴールになりましたが、そういう場面で狙えるようにスプリントを掛けていきたいと思います。
今は自分がもらってドリブルするというよりは、試合に出るタイミングとしてオープンな展開になっていますが、その中でも自分の中では違いを出していきたいです。ただ、攻撃に出て行きたいという気持ちもありますが、まずはチームのために失点しないということを一番に心がけています。
途中から試合に入る時は勝っている状況や引き分けの状況が多いので、まずは失点しないこと。チームとしては勝つことが一番ですので、自分の役割を整理して、守備への切り替えだったり、前線からのプレスだったり、相手がされて嫌なことをしようと思っています。藤枝戦は良い守備から良い攻撃を意識する中で、相手がつないでくるボールを取った時の一発目のカウンターやそこでの推進力は意識したいです。そうい場面が来たら狙っていきたいと思います。
前節フォーメーション
前節ハイライト
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