レノファ山口FC

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岩国市

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PREVIEW

3連勝を目指すホームゲーム!

熱く、したたかに、勝利へと突き進もう!

 

3連勝を懸けたホームゲームが始まる。今節の対戦相手は藤枝MYFC。前節とは特徴が異なる相手となるが、今シーズンのレノファを象徴する高い強度とシュートへの積極性を発揮し、ホームの熱い声援をエネルギーに変えて、勝利へと突き進んでいこう。

 

レノファは2週間前のモンテディオ山形戦で2-0、前節は強度の高いいわきFCに2-1で勝利した。
山形戦では48.新保海鈴が鋭いボレーシュート、9.若月大和がコーナーキックの流れからゴールを奪取。前節はセットプレーから19.山本駿亮と20.河野孝汰の山口県出身ストライカーがネットを揺らし、レノファが誇る攻撃陣がしっかりと得点を挙げてきている。

前節に関しては対人強度の高い相手にもプレスがはまって快勝した。順位も5位に浮上したのは大きな自信になったが、志垣良監督は成功体験をさらなる力に変えるべく、今週のトレーニングメニューにも一工夫。特にオフ明けの5月15日はフィジカルメニュー中心の高強度の内容で編成した。志垣監督はその狙いを次のように話す。

 

「この前のいわき戦でも一瞬一瞬の反応では上回れたと思いますので、それは継続してやっていくべきだと思います。集中してアラートに守備ができていて、それを徹底してやれているのは大きいです。ただ点を取ったあとの展開は整理しないと夏場は苦しくなってしまいます。もう少しやるべきことがあると思っています」

 

今節の対戦相手も現在は4連勝中で波に乗っている。彼らの勢いをいなすためにも、いわき戦で見せたようなハイインテンシティーのゲームメークは重要になりそうだ。

 

その藤枝は3-4-2-1がベースとなるフォーメーション。着実なビルドアップが強みで、特にボランチの西矢健人(背番号26)、平尾拳士朗(同17)のボール供給はカギを握るが、自陣でのビルドアップではGKの北村海チディ(同41)も絡んで、数的優位を作っている。

 

フィニッシュも長身選手をターゲットにするのではなく、シマブクカズヨシ(同19)などを使ってのシュートまでの経路も丁寧。ペナルティーエリア両端のニアゾーンやポケットと呼ばれるエリアはワントップの矢村健(同9)のほか、アンデルソン(同11)、梶川諒太(同23)などが狙う。

 

ボールの動かし方は洗練されているが、レノファとしては藤枝に気持ちよくボールを持たせる状況は極力避けたい。コンパクトな陣形を保ってリスクの高い位置にボールを入れさせないようにしたり、練習から積み重ねている積極的なプレスで相手のパスワークを遮断したりと、時間帯や相手の持ち方に応じたプレッシングを試合を通じて見せていくだろう。

 

もっとも試合そのものが守備的なものになるわけではない。ボールの保持率はやや藤枝が上回るとみられるものの、レノファが相手陣地でサッカーをする時間は体感としては前節よりも長くなりそうだ。

 

相手陣地でボールを奪い返してショートカウンターに出たり、相手ウイングバックの背後にできやすいスペースをうまく使って攻撃に出て行くシーンは何度も見られるに違いない。16.吉岡雅和や48.新保海鈴、68.野寄和哉などには攻守でタフな役割が求められるが、相手3バックの脇から崩しきるためにも、彼らの奮闘に期待が懸かる。

また、前節も先制したあとの追いつかれており、志垣監督が指摘するように得点が動いたあとの試合運びが勝点3への分岐点になる。ピッチ内にいる選手たちの状況判断、選手交代を含めたベンチからのメッセージも大事だが、試合の流れは声援や拍手でも作り出すことはできる。

今節もスタジアムが一体となった総力戦で、3連戦の白星へ。

熱くもしたたかに、みらスタで最高の瞬間をともに描き出そう!

 

PICK UP

「勝利こそが評価」

私心なきタフガイの到達点

 

持ち味を存分に披露し、レノファの上位浮上に貢献しているのがボランチの18.相田勇樹だ。
開幕こそコンディション面から出遅れたが、3月17日のV・ファーレン長崎戦で後半からピッチに立つと、翌節からは全試合に先発出場。志垣良監督のもとでプレーした経験も生かし、高強度のサッカーを体現する。

 

相田は東京都出身で、山梨学院高、札幌大を経て2021年にヴァンラーレ八戸に加入する。八戸では3シーズンでJ3リーグ戦85試合に出場。高い強度でゲームに臨んできた姿勢が初舞台となるJ2でも生き、「最初からそんなに(J3との)差を感じなかった」とすぐに馴染んだ。

 

強度は相田を語る上では外せない武器だ。対人強度という意味では、例えば第11節の水戸ホーリーホック戦ではハイプレスで相手GKからボールを奪い、68.野寄和哉のゴールにつなげた。上下方向のスプリントも献身的で、相手のカウンター攻撃を受けてもミスのないカバーリングで抑え込む。

 

「奪いに行く姿勢とか、際(きわ)のところでのデュエルの基準は上がってきていると思います。回数はもっと増やさないといけないが、良くなってきていると感じています」

 

11試合連続で先発し、前節は強度の高いいわきからも勝利を引き寄せた。今後も上位チームとの対戦が続き、相田の強度基準はますます上がっていきそうだ。

 

どこまでも飛んでいきそうなロングスローもレノファのストロングポイントになっている。相田のロングスローはライナー性で、フリーキックやコーナーキックと同等の攻撃が可能になるため、相手は警戒してラインも下げ気味になりやすい。ただ、常に遠くに飛ばすわけではなく、相田は相手の警戒心がどこに向いているかを読み取り、近くに放るプレーを選択することもある。

 

「相手を見てやるようにしています。近くで3対2を作れるならそこで崩せるし、3対3になるのであれば後ろを使ったりします。相手が警戒してきたところで何度かチャンスも作れていると思います」

 

ストロングを遺憾なく発揮してきているが、レノファのこれまでのボランチに比べると、ビルドアップではシンプルに前線に入れる場面が目立つ。ボールを左右に振りながら敵陣に入るという従前のサッカーから変化してきているのは、相田のプレーを見れば一目瞭然だ。

 

もっとも相田も幅を使うサッカーやショートパスを多用するサッカーを苦手としているわけではない。「今は自陣での戦い方の部分ははっきりやれていますし、高い位置で奪えてシュートとかクロスまで行けている部分もあります。ツバサ(梅木翼選手)がファウルをもらってくれたり、収めてくれたりして前進でき、ラインも押し上げられています」と現状を分析し、「暑くなってくるときつくなるものはあるので、ナイトゲームになるまでの残りの期間が大事になってくると思います」と話す。

 

夏前のデーゲームは残り3試合。相田の言うように暑さとの戦いになる可能性もあり、これからの試合はボランチの絶妙なゲームメーキングが結果を左右するかもしれない。特に来たる試合はボールを動かすのに長けた藤枝を迎えるだけに、相手の術中にはまると暑さの中で難しい試合になってしまう。いかに戦うべきか。相田はこう続けた。

 

「組織的な守備で相手に自由にやらせないようにしたいです。得点も取りたいですが、僕は目立つプレーヤーじゃないので、チームが勝つのが一番です。チームの評価が、自分の評価だと思います。チームが勝ち続けることが大事。それを意識して戦っていきたいです」

 

今節も相田勇樹はハイプレスやカバーリング、ロングスローなどでは本人が思う以上に目立つプレーを見せてくれるだろう。ただ、目指すのは自分がヒーローになることではなく、チームが勝利を引き寄せること。
オレンジを着るボランチは複眼的な視座から試合を見つめ、蹴って良し、投げて良し、奪って良しのハードワークで勝点3に手を伸ばす。

 

選手コメント

なかなか連勝ができていませんでしたが、選手は練習から意識高くやってくれていましたので、いずれ結果は出てくるだろうと思っていました。いわき戦は非常に厳しい戦いになりましたが、それでも非常に粘り強く戦って勝点3が取れたのは良かったです。

 

藤枝さんは攻撃も守備も思い切ってやってくるチームです。一人一人が勇気を持ってボールを受けてくるチームですので、そこに対しては警戒しないといけないと思います。前節のいわきさんはどちらかというと前にシンプルに運ぶというチームでしたが、藤枝さんはビルドアップではキーパーも使ってきますので、守備時に関しては(いわき戦の出来に)満足せずにやり込んでいかないといけないと思います。

 

3連勝に向けてサポーターのみなさんが期待してくれているパワーが本当に私たちにも伝わっていますし、期待されていることが一層の我々の励みになっています。良い形でみなさんと勝点3を喜び合える試合を作り出したいという気持ちは、選手からも感じています。そういうことを日々積み重ねて何としてもホームで勝点3を取りたいと思います。

選手コメント

ボールを受けることに関しては常に自分の中でも準備をしていますし、味方との距離感も良く、セカンドボールの回収も全員が準備をしているので、そのやりやすさもあります。レノファはチームとしていろいろな形でゴールが奪えています。クロスであれば入って行くことがすごく大事ですし、前が見えたら積極的に足を振っていきたいと思います。

 

藤枝はチームとしての戦術を持ち、組織で戦っているチームで、自由にやらせると厄介な相手だと思います。まずは目の前の相手に負けないことがすごく大事ですし、その中で個でも上回ることと、チームとしてのやり方を統一して、同じ絵を描くことが大切になると思います。最終ラインも含めて全員で連動した守備をしないといけないと思います。

 

守備では前線から限定することはすごく意識していますし、中盤、センターバックを含めて全員が同じ絵を描いて、距離感を狭めてできているのはすごく良い状況だと思います。水戸戦も前で奪えてショートカウンターで得点を取れるということもありましたし、あのような形で決めることができているのも良いことなのかなと思います。

前節フォーメーション

前節ハイライト

前回対戦ハイライト

スタッツ

jstats

藤枝MYFC PICK UP PLAYER

河上将平 選手(背番号33) 

山口出身の藤枝のキーマン

攻守両局面で要注目!

 

河上将平(背番号33)は中学生年代までレオーネ山口(現レノファ山口FC U-15など)で育ち、東海大翔洋高校、専修大学を経て、藤枝MYFCに加入した。攻撃センスの光る万能型プレーヤーで、インサイドハーフ、ボランチ、ウイングバックなど幅広いエリアでプレーする。昨シーズンは前十字靭帯断裂の大ケガを負ったが、長期のリハビリを経て復帰を果たした。今季のリーグ戦での先発出場はないが、メンバーの18人には入り続け、前節も試合終盤からピッチに立っている。

 

後半開始と同時に出場した第6節熊本戦では、2-1での勝利に貢献した。自ゴール前から相手ゴール前までタフに動き、ボールに関わる機会も多い。試合展開によって、攻撃にアクセントを加えたり、失点を防いだりと役目は多彩だ。今節も試合に出る可能性は高く、後輩にあたる20.河野孝汰などとの対決も見られそうだ。

 

また、小笠原佳祐(背番号5)も中学生年代でレオーネ(現レノファU-15)に所属し、東福岡高校、筑波大学を経てプロ入りした。東福岡出身選手としては志垣良監督の後輩でもある。守備の要ながら決定的な仕事にも関われる逸材であり、河上、小笠原とも郷里凱旋の試合はモチベーションもいっそう高いだろう。レノファが勝利をつかむには彼らにしっかり注意を払う必要があり、様々な局面で熱いバトルが見られそうだ。

レノファニスタ