

11月に入り、長いシーズンも2試合を残すのみとなった。レノファは今節は敵地で愛媛FCと戦い、最終戦はホームでの横浜FC戦となる。1勝1分以上の結果で目標に掲げていた勝点55に到達するが、最高の形は連勝で終えること。前節に勝利した勢いをそのままにハードワークを続け、しっかりと勝ちにいこう!
相手の愛媛もチームカラーはオレンジ色を基調とする。愛媛にとっては今季のホーム最終戦となり、ニンジニアスタジアムもオレンジ色に染まっていることだろう。互いに昇降格が懸からない試合ではあるが、スタジアムの雰囲気は否応なしにモチベーションを高めてくれるはず。レノファとしては、今節も勝利して連勝の波に乗っていくことが自動昇格圏にいるチームと向き合う最終戦や志垣良監督体制で臨むことが決まっている来シーズンに必ずつながってくる。
愛媛は基本的なフォーメーションが4-4-2で、前線は186cmの長身ストライカーのベン ダンカン(背番号9)、非凡な才能を発揮する松田力(同10)の組み合わせが想定される。愛媛は個の力でも決定機を創出でき、実際にレノファとの前回対戦はボールポゼッションが難しい雨のピッチ条件となったが、パク ゴヌ(同21)が鋭いミドルシュートをしずめて先制点を決めている。ゴールが見えれば愛媛攻撃陣は足を振ってくるだろう。
レノファは3.ヘナンが出場停止のため、個の力への対応力は少し落ちるが、4試合連続で先発している41.下堂竜聖を中心に声を掛け合ってコンパクトさを保ち、隙のない守備を続けていきたい。

攻撃ではレノファの強みが活かせそうだ。愛媛は失点数が多く、ここまで36試合で63失点はリーグでワースト。セットプレーやクロスボールからの失点が多く、前節のベガルタ仙台戦でもコーナーキックから失点している。セットプレーのチャンスは豊富なアイデアと複数のターゲットを擁するレノファに有利に働きそうだ。
流れの中からもチャンスは作れるだろう。愛媛は流れの中での対人守備では厳しくチェックに出て行くが、その分、出て行く選手とステイする選手の間は間延びが起きやすい。ここをレノファが使うには、一人一人がボールを持つ時間が長くなっても、相手を引き込んでからパスを出していくようなしたたかさが重要になる。ボールを失わずにオープンスペースに供給するという点では、8.佐藤謙介、15.前貴之などがカギを握る。相手の守備にほころびを生み出す彼らの振る舞いが、試合のスコアをポジティブに動かすものとなりそうだ。

さて、レノファがこのメンバーで戦えるのもあと2試合で、チームとしてはもちろん勝利を目指していくが、記録と記憶に残っていく個人のプレーにも注目したい。
遠藤保仁さんに並ぶ24年連続ゴール記録を持つ33.山瀬功治にとっては、今節は記録更新も懸かる古巣戦となる。山瀬は今季の開幕戦で途中出場しているが、それ以降はリーグ戦のピッチからは遠ざかっている。
ただ、天皇杯準々決勝の横浜F・マリノス戦では後半途中から出場して6年間所属したチームに健在ぶりを示し、2節前のロアッソ熊本戦でもベンチメンバーに選ばれている。
記録の単独トップに立つには2試合180分しか残されていないが、今週の公開練習でも機敏な動きを見せており、山瀬が今節のメンバーに選ばれる可能性もありそうだ。
引退を発表している21.関憲太郎のプレーが見られるのもあと2試合。愛媛との前回対戦では、関はロングフィードを前線にピンポイントで通してチャンスを広げ、40.平瀬大が左足で流し込むというゴールシーンの起点となった。関はシュートストップや1対1の守備対応でもトップレベルを維持するが、得点に直結するプレーも冴え、未だ衰え知らず。残り2試合も攻守両面で見せ場を作ってくれるに違いない。

チームが上を目指すためにも、一人一人が活躍する姿をサポーターに見せるためにも、この試合は大きな意味を持つものとなる。いろいろなものが懸かる「プライド・オブ・中四国」の愛媛戦。
サッカー人としてのプライドを示し、未来につながる勝利へ!
全力応援の総力戦で2連勝を飾り、勝点3を積み上げよう。

ゴールに向かうプレーというのは意識してやってきています。(前節の得点の場面は)相手の背後は狙えると思っていました。ヘナンだったら自分のところに蹴ってくると思ったので、動き出すための準備はしていました。ボールタッチも良かったです。受けてからの時間があったので、キーパーが出てくるのも見えていて、ディフェンスが付いてきていたのも分かっていました。冷静に決めることができたと思います。
今年は悔しいシーズンではありますが、やり続けるしかないので、最後までやり続けたいと思います。ケガが多いシーズンですが、その中でも試合に出させてもらっているので結果で応えたかったです。なかなか結果が出ていなかったので、取れたのは良かったです。
守備では前から行くということは言われていましたが、ボールが取れなくて苦しい時間があったので、もう少し試合コントロールはしていきたいと思います。愛媛戦も(前から行くことは)やり続けたいと思います。残り2試合もチームがやることをしっかりとやりながら、自分の特徴も出して、それが得点につながれば良いと思います。
みんなで良い守備をして、ディフェンダーとキーパーと声を出し、コミュニケーションを取りながら、最後の部分をやらせないということができるように、良い守備をしていきたいと思います。相手はホーム最終戦だと思いますが、レノファも(目標達成のために)必ず勝点3を取らないといけない大事な試合だというのは分かっています。後ろは我慢強く耐えることが大事になってくるので、集中しながら、良いボールも供給して、得点が取れるようにやっていきたいと思います。
愛媛はクロスの入り方が上手い選手、ヘディングが上手い選手がいるので、どうやって対応するかのコミュニケーションを取って、声を切らさずにやっていきたいと思います。前節は重たい入り方になったので、そういう時にどういう声が必要になるかは監督からも言われています。絶対的な存在となれるように、チームを鼓舞し続けたいと思います。
選手としては一試合一試合、勝点3が取れるように準備していますし、サポーターも多くの方が足を運んでくれているので、自分たちは勝利を届けないといけない。勝ってホームの最終戦に戻ってこられるようにやっていきたいです。サッカー選手をしている以上は、常に上を目指していますし、上に上がるには、まずはこの立場で自分の価値を示さないといけない。着実に少しずつですが、何ができるか、何が足りないかを明確にしていき、試合でそれを出せるようにやっていきたいと思います。
前節フォーメーション
前節ハイライト
前回対戦ハイライト
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