レノファ山口FC

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PREVIEW

特別ユニフォームで挑む真夏のナイトゲーム

勝たなきゃダメだ! 難敵大分に真っ向勝負!

 

大分トリニータをホームの維新みらいふスタジアムに迎える今節は、「まちじゅうエヴァンゲリオン×レノファ山口FC」コラボユニフォームが初登場。スタジアムを「こなきゃダメだ!みなきゃダメだ!勝たなきゃダメだ!」をキーワードに盛り上げ、レノファイレブンは熱戦を約束する。

J2は短いサマーブレイクを終え、名実ともに後半戦の戦いに入って行く。各チームともに中断期間を使って新戦力の融合を図ったとみられ、レノファもJ1チームとの練習試合などを組んでニューフェースとの連係を深めた。

 

レノファの新戦力では前節のブラウブリッツ秋田戦に先発した51.酒井宣福、天皇杯3回戦で途中出場した30.奥山洋平はいくつかのプレーで持ち味を見せているが、Jリーグ初挑戦となる4.サーラット・ユーイェン、J3カターレ富山で主力として活躍してきた41.下堂竜聖にも期待が懸かる。

タイとは質が異なる日本の夏にも慣れてきたというサーラットは「試合に出られるかは分からないが、できる限りのことをやれています。戦術面の問題はないと思う。練習でコミュニケーションを取りながらやれています」と話す。

 

今節はゲームの入りからどれだけレノファのペースで試合を進められるかがカギを握る。前節の秋田戦では想定している以上に蹴り合いの試合になり、レノファにとっては難しい試合になった。シーズン後半は秋田のように長いボールを蹴ってくるチームは増えてくる。ハイプレスを回避したり、勝つために必要な得点に素早く近づけたりするためで、実際に前線にハイターゲットを補強したチームも目立つ。

 

対戦相手の大分は自陣からのビルドアップを主体にしているが、192cmの長身FW長沢駿(背番号93)を擁しており、時間帯によってはターゲットに蹴る可能性もある。レノファは秋田戦の反省を生かし、相手が蹴ってくるならば自分達はしっかりつないで相手のペースにはまらないようにしたい。

 

見どころはテクニックのある選手同士の攻防だ。大分は下関出身の野村直輝(背番号10)がゲームメークからフィニッシュワークまで多才なキーマン。スペースに顔を出してボールを受け渡す中川寛斗(同5)、新戦力で左足からのミドルシュートを持つ高橋大悟(同99)もレノファにとっては脅威だ。こうした選手たちがボールに前向きに触る機会を減らすことが重要になる。

 

その一方でレノファのテクニシャンたちにも注目だ。左サイドを自在にアップダウンする48.新保海鈴は中断期間を経てさらにレベルを上げている。上述の中川や高橋大悟とのマッチアップが考えられるが、新保は相手を上回って前進する姿勢を見せてくれるだろう。新保のクロスに飛び込む酒井や9.若月大和、古巣対戦となる28.小林成豪と息が合ってきているのも頼もしい。

上述したように蹴り合いの試合にならないためにも、技術と頭脳を兼ね備えた15.前貴之、経験値の高い8.佐藤謙介などの振る舞いもポイントになる。個々の選手が持ち味をしっかりと発揮できれば、難敵からも必ず白星を引き寄せられる。

 

また、キックオフ前の円陣を解く動きも必見だ。天皇杯3回戦からキビキビとした動きに変更。志垣良監督は「勢いを持ってゲームに入れるようにしたい。立ち上がりで勢いを出すためには、円陣も一つのきっかけになる」と狙いを話す。実際に今節は立ち上がりの時間帯が主導権争いを左右する。リーグ戦初披露となる美しい円陣のアクションと、それがゲームにどうつながっていくかも、見逃さないようにしたい。

 

イベントも盛りだくさんの夏休みの一戦。大分からも多くのサポーターが訪れ、スタジアムはこれまで以上の熱気に包まれるだろう。90分の激闘ののちに勝点3をつかめたら最高だ。

新たなコラボユニフォームに袖を通すレノファイレブンに熱い声援を送り、思い出に刻む勝利を手にしよう!

 

PICK UP

シーズン後半戦のさらなる飛躍へ

傾聴力を成長力に生かす22歳のボランチ

 

大卒ルーキーが成長を続けている。37.田邉光平は前半戦を振り返って「こんなに出られるとは思わなかった」と素直な驚きを口にするが、すでにリーグ戦18試合に出場できているのはチームから高い信頼を得ている証左。「出ているからこそもっと結果に」と思いを新たに、後半戦に臨む。

 

三重県出身の田邉は地元の桑名JFCサッカースポーツ少年団を経て、名古屋グランパスのアカデミーに加入。U-18までプレーしたのち、中央大学に進学した。大学では4年次に背番号10を付け、大学リーグ終盤の明治大学戦で先制点をアシストするなど結果につながるプレーでチームを1部残留に導いた。

 

コロナ禍と重なった大学の4年間で2部降格や1部昇格を経験。サッカー部のブログには「波瀾万丈な4年間だった」と胸中を語り、「ほんとの100%を出す難しさとほんとの100%でやる大切さを学んだ」とつづった。

 

ようやく掴んだプロの舞台で田邉は躍動する。開幕戦でボランチでスタメンを引き寄せると、そこから計4試合に連続出場。持ち味でもある攻撃参加に積極性を出し、シュートやクロスでチャンスを広げている。前節の秋田戦は途中出場となったが、攻撃のファイティングポーズを取り続けた。

 

「自分からのクロスも何本かあった。あのようなところが合っていれば得点も入ったと思う。悲観する試合ではなかったと思うが、チームとしては勝ち切れていないので、勝てるようにしたい。シーズンの中盤になって前に出て行く回数が減っていたと思うが、その回数はもっと増やさないといけないし、それが得点につながればなお良い」

 

課題は明白だ。志垣良監督は「向上心があり、着実に成長している選手。傾聴力もあり、吸収してくれている」と評する一方、「(田邉が掲げている)7ゴール10アシストの目標に向けて、雑になっている部分はしっかり自覚して修正してほしい。キックはやり続けるほど上手くなる」と指摘する。

 

フィニッシュシーンに顔を出せてはいても、得点やアシストの数字には反映できていない。田邉も「良い意味で(Jリーグ戦に)慣れてきているが、まだ結果が出せていない。得点に絡むことが一番。その得点でチームの勝利に貢献できるようにやっていきたい」と話し、練習での試行回数を増やして精度を高める。

 

スタメンをめぐる競争も激しくなってきた。ボランチはベテランの8.佐藤謙介や中堅の10.池上丈二、18.相田勇樹などとポジションを争うほか、タイ代表で32歳の4.サーラット・ユーイェンも加入した。いずれも年上の選手たちで、田邉の「波瀾万丈」のさらに上を行くような状況を乗り越えてきた経験も持つ。ただ、田邉は競争を歓迎し、こう話す。

 

「競争が激しいのは良いことだと思うし、自分の成長にもつながる。タンさん(サーラット選手)は基礎部分のレベルも高く、学ぶところが多い。今のうちにいろんなところを吸収したい」

 

傾聴力を成長力に生かす田邉は、ベテランの経験値も取り込んで、8月以降の戦いに挑んでいく。その緒戦となる大分戦に向けては「(大分は)形を変えながらやってきているというところはあるが、自分たちが良い守備から良い攻撃につなげていければと思う。相手を見ながら、しっかり対応できるようにやっていきたい」と話す。

 

若手が躍動するレノファでひときわ存在感を放つ22歳のボランチ。田邉光平は「もっともっと上の順位に行けるようにしたいし、そこに自分自身も関わっていきたい」と冷めぬ熱をピッチで表現する。難しい試合になろうとも100パーセントで戦い、チームを勝たせてみせる。

選手コメント

前半戦で積み上げてきたものはもっともっと出していかないといけないです。プレーオフや昇格が見えてくると勝てなくなるチームが増えてくるというのは監督も話していたので、そこをどう乗り切っていくか。そのために積み重ねてきたものを上積みして出していかないといけないと思います。

 

個人としてはJ3からJ2ですが鹿児島でも昇格を経験できました。その緊張感の中で試合ができるというのは素晴らしいことだと思います。スローガンにもなっている総力や走力のベースでは、僕たちはリーグでも上位にあると思います。攻撃で追い越していくところとか、守備での戻るスピードとかの走力のところは強みです。夏場でも言い訳せずにしっかりやっていきたいと思います。

 

大分との前回対戦は途中から左サイドで試合に出ましたが、自分が決めていればという悔しさはずっと持っていました。今回の対戦は自分たちが成長した姿を見せるには恰好の相手になると思います。大分は鹿児島時代にもお世話になった先輩もいますし、そういう人たちの前で結果を出すことも、成長を見せる場になると思います。この試合は必ず勝ちたいです。

 

選手コメント

秋田戦は自分のやれることを精一杯やったつもりではありますが、まだまだ戦術的ではなかったと感じています。(秋田戦の段階では)人の名前を覚えるところからでしたが、(中断期間を使って)味方の特徴を理解することとか、チームとしてやりたいことを意識しながらやってきています。

 

前線で起点になるプレーだったり、体を張って戦うところは見せていきたいと思います。(秋田戦前半32分のチャンスシーンは)良い形でボールが来たと思います。欲を言えば自分で行っても良かったかなと思いますが、(野寄)和哉がフリーだったので出しました。難しい展開では、あのように相手の小さなほころびを突くことは大事です。こういうプレーは続けていきたいと思いますし、自分の周りの選手だったり、誰かが反応したボールに対してはなるべく自分も反応できるようにしたいと思います。

 

大分戦はチームの分析もあると思いますので、それを自分の中で落とし込んでやっていきたいと思います。高さでは自分もめちゃくちゃ高いわけではないですが、強さは自分の武器でもあるので、そこは出していきたいです。期待に応えられるように、より良いチームになれるように、良いコミュニケーションを取っていきたいと思います。チームの勝利のために最大限貢献できるように、しっかり準備してやっていきます。

前節フォーメーション

前節ハイライト

前回対戦ハイライト

スタッツ

jstats

大分トリニータ PICK UP PLAYER

野村直輝(背番号10)選手

下関市出身の大分のキーマン

レノファ守備陣との対決に注目

 

下関市出身で、下関中央工業高校から日本経済大学を経てJリーグ入りを果たした。今年で33歳になり、ベテランの域に達してきているが、その存在感は抜群。ボランチやトップ下などセンターレーンでボールに関わり、シュートも鋭い。レノファ守備陣が最も警戒しなければならないプレーヤーだ。

 

大分は前節は首位・清水エスパルスと対戦した。試合は0-2で敗れているが、野村は相手のコンパクトな守備を厭わずに狭いエリアを攻略した。40分に敵陣左サイドからの渡邉新太のパスをペナルティーエリアそばで引き出すと、ワンタッチで宇津元伸弥に供給して決定機を創出。70分には一転して低めの位置から中川寛斗に縦パスを差し込んで、得点に繋がりうるシーンを作っている。

 

どこからでも1本のパスでチャンスを作り、1本のシュートでスコアを動かす力がある。今節もトップ下での出場が予想され、培ったテクニックを生かしてゴールネットを揺らそうとするだろう。大分はチームの得点力が上がってきていないだけに、得点感覚にも優れた野村に懸かる期待も大きくなっているはずだ。その野村に自由にプレーさせないためにも、レノファは前線からの守備やマークを徹底し、ボールに触らせる回数を減らしていきたい。ただ必然的に熱くなる球際の攻防は見ごたえのあるものになりそうだ。

INFORMATION

レノファニスタ