レノファ山口FC

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長門市

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PREVIEW

陽光を浴びるみらスタで勝点3奪取へ

多彩な攻撃でゴールを近づけよう!

 

連戦が続いた難しい時期を勝点を拾いながら前進してきているレノファ山口FC。
志垣良監督は道のりを登山に例え、前節の試合後には「しっかりと良い景色を見るためにみんなが頂上を目指して着実に一歩ずつ登ってくれている」と話している。

 

今節から2試合は1週間ごとに試合がやってくる日程で、いずれもホーム戦のため、ここまで出てきた課題の修正とストロングポイントのさらなる強化に時間を割ける。険山のリーグ戦の中では重要な期間となり、実際に今週は戦術浸透を図ったり、最後の質にこだわった練習に取り組んだりした。

 

直近の対戦相手は北関東勢が続き、前節は栃木SC、今節はザスパ群馬、次節は水戸ホーリーホックとのゲームが組まれた。今節の群馬戦はようやくホームも晴天に恵まれ、気温が20度を超す中での試合になりそう。積み上げてきたトレーニングの成果を存分に発揮したい。

 

群馬は自陣から確実にボールを握ってゲームを組み立てている。ゴールキックでもGKの脇にフィールドプレーヤーを立たせ、あまり蹴り出さずに低い位置からビルドアップする。ボランチにはパス配給の巧さがある選手を配置。天笠泰輝(背番号6)、風間宏希(同15)、高橋勇利也(同22)などがボールの中継地点となっている。

 

ボランチから左に振って川上エドオジョン智慧(背番号5)の前への推進力を活かす場面は多い。また1.5列目にスピードのある選手たちを置いているのも群馬の攻撃のポイント。佐藤亮(同10)やレノファでもプレーした和田昌士(同7)などは背後への飛び出しなど縦の動きが鋭く、警戒が必須だ。

 

群馬は現在19位で今季はまだ1勝にとどまっているが、個々の選手が持っている能力は高い。レノファとしては高い位置からプレッシャーを与えてボランチに簡単にボールに触らせないことと、縦の動きを見せるアタッカー陣にスペースを使わせないよう守備組織をしっかりと機能させたい。

 

レノファは9.若月大和と11.田中稔也、21.関憲太郎の3選手が群馬県出身。また田中と7.加藤潤也が2019年から22年までの4シーズン、ザスパ群馬で主力選手としてプレーしている。田中と加藤は出場すれば両サイドで古巣チームを相手に熱い攻防を繰り広げそうだ。

 

試合は二つのフェーズの戦い方がカギを握る。一つは相手がボールを握ろうとする時間帯の戦法だ。レノファは高い位置からのプレスで群馬のボール保持の質を下げさせ、あわよくばショートカウンターを完結させたい。

 

一方でレノファが自陣から攻撃を組み立てる場面では、相手は固めのブロックを築いてくる。前節は相手(栃木)がマンツーマン気味の守備をしてきたため、どのようにはがして前進するかが試されることになったが、今節はブロックに迫力を持って挑まないといけない。

 

相手ボランチとディフェンスラインの間(バイタルエリア)でボールを触れる機会が増えると、レノファが優勢な証拠と言える。9.若月大和や20.河野孝汰、それに10.池上丈二などが良い立ち位置を取り、縦パスがどんどんと入っていくようになれば、得点は近づいてくる。

両フェーズでの注目は試合当日に21歳となる55.五十嵐太陽だ。昨季は群馬戦でJ初ゴールを挙げており、「チャンスは作れているので、最後の場面に入って行く人数と質を上げられれば自ずと結果につながる。精度は上げていきたい」と力を込める。ブロックを縦に割っていくような動きにも期待大だ。

さあ、天候に恵まれた春のホームゲームがやってくる。

質を高める攻撃でゴールという花を咲かせ、勝利という果実をつかみ取ろう。春真っ盛りのみらスタで最高の笑顔へ! 

今節も全員の力で突き進んでいこう。

 

PICK UP

 

視野に捉えたゴールを今度こそ

思いを込めた11番の古巣戦

 

「やはり結果がほしいですね。アシスト、ゴールという目に見える結果を出したい。監督からも言われているところですが、そこに行くまでの過程はできている。あとはゴールの質を高めていきたいです」

 

古巣戦に臨む11.田中稔也は時折硬い表情を浮かべ、そう話す。
今シーズンはルヴァンカップの松本戦と3月24日の愛媛戦で先発出場。前節の栃木戦は後半途中から右サイドでゲームに入り、終盤はシュートを放つ場面もあったが、まだ結果は手にできていない。

「キーパーに取られたシーンもあった。良い形でしたが、ボールの置く位置とか、細部にこだわらないといけない。ファイナルサードには持って行けていて、シュートも打てているが、最後の部分はチーム全体としても課題だと思う」

 

今季は他のアタッカー陣の後塵を拝す悔しいスタートとなったが、田中自身が話すようにシュート直前までの形は十分に作れている。自らの特徴も活かしてサイドで優位性を保ち、結果まであと一歩のところまで迫っている。「最後の質」が噛み合えば、笑顔が満ちる瞬間も訪れるだろう。

 

田中はJ1鹿島のユースを経てトップチームに昇格。
2019年からは郷里のザスパ群馬で攻撃の中心的な役割を担った。連戦が続いた20年は全試合に出場して7ゴールを挙げ、その後も大半の試合に出場。背番号10や11を与えられているのは信頼の証でもある。群馬での4シーズンでリーグ戦120試合以上に出場し、ゴールは14得点を数えた。

 

成長を遂げたチームとの対戦に向けて「古巣で4年間いたチーム。地元でもあり、家族も4年間、毎試合見にきてくれていた。思い入れがあります」と語り、活躍する姿での恩返しを目指す。

 

対戦を楽しみにしている一人が、連絡を取り合うこともあるという天笠泰輝(背番号6)だ。天笠のほうが三歳年下で、田中がそうであったように徐々に試合数を増やし、今季はボランチで多くの試合で先発している。

 

「天笠は良いところに顔を出せているし、走れているし、球際にも行けている。大事な選手になってきているのは僕も嬉しい。良い刺激になっています」

 

後輩の活躍に目を細めつつ、田中は「天笠選手、風間(宏希)選手が前を向くと怖いので、ボランチをうまく消しながらやっていきたいですね」と語り、特徴を知る選手たちのストロングを出させないことにも注力する。

 

さあ古巣戦のキックオフが刻一刻と迫る。

レノファでも11番を付ける田中に託されるタスクは、もちろん結果だ。「前から引っ掛けてボールを取ったり、ミスを突いてチャンスにしたりして得点できるようにしたい」。視野にははっきりと捉えているゴールを、今度こそ枠の中へ。群馬への感謝とレノファへの思いを込めて、田中稔也は右足を振り続ける。

選手コメント

開幕の横浜FC戦から試合に出ることができ、試合をこなすごとに自分の中でやれることが増えたり、ドリブルを出すことだったりができて、確実に良くなってきていると感じてきています。今は2トップですが、右サイドで起点を作るためにも、相手の一番嫌なところで縦パスを受けるということは意識してやっています。前を向いてチャンスを作ることは形になってきているので、その回数と質はもっと増やしたいと思います。

 

2トップを組む梅木翼選手とはめちゃくちゃ息が合っていて、お互いに声を掛け合ってやれています。ツバサくんがきつくなっていたら、僕がツバサくんのほうまで行くし、自分がきつければツバサくんが戻ってくれている。良い関係性でやれていると思います。

 

シュート数はレノファが一番打てていると思いますが、打っているだけではダメ。クロスも良い形

ができてきているので、それをパーフェクトなものにするために、中の選手が合わせることも、クロスの精度も上げてもらうことも意識してやっていきたいです。今週は天気が晴れて見に来る人も増えると思いますので、より気持ちをつかんで、また見に来たいと思えるようなサッカーをしたいと思います。

選手コメント

チャンスは作れていても決まらないと意味がないので、決まるまでチャンスを作り続けて、良いボールを配給し続けたいと思います。中の選手との連係に関しては、やっぱりボールが良いとゴールに入ると思うので、良いボールを上げ続けたいと思います。(今週の練習は)チームとしてシュートを意識しようとやっています。前の試合もシュート精度を欠いていたので、そこの改善という意図で取り組んでいます。

 

(ここまでの9試合を振り返ると)まだまだの一言に尽きます。もっと全体を上げたいです。守備も攻撃も一つ一つのプレーにこだわりたいし、もっと質を上げないといけないです。決めるところは決めないといけないし、クロスも全部が良いかと言われたら、決してそうではない。突き詰めてやっていきたいと思います。

 

群馬戦は焦れずにボールを大事にして、もったいぶらずにシュートを打てれば良いと思います。後ろの選手としては、FWの選手や前の選手にはどんどん打ってほしいという思いがあります。(群馬のビルドアップに対しては)後ろからしっかり的確なコーチングを掛けて、相手にビルドアップをさせないくらいのプレッシャーを掛けて、ボールを奪えればと思います。

前節フォーメーション

前節ハイライト

前回対戦ハイライト

スタッツ

jstats

ザスパ群馬 PICK UP PLAYER

和田昌士選手

2017年にレノファでJ初得点

勝負のカギを握る対決に注目

 

横浜F・マリノスのアカデミーで実力を高めてトップチーム入りし、2016年にはJ1の舞台にも立った和田昌士(背番号7)。17年に期限付き移籍の形でレノファに加入すると、同年5月の山形戦で10.池上丈二のシュートの跳ね返りを冷静にしずめ、Jリーグ初ゴールを挙げた。1年間だけの“武者修行”とはいえ、ボール運びやゴール前への積極性でレノファサポーターに鮮烈な印象を残し、彼自身も成長を確かなものとするシーズンとなった。

 

昨シーズンまでの2年半はいわてグルージャ盛岡でプレーし、今季からザスパ群馬に所属する。ここまでのリーグ戦9試合全てに出場しており、前節の水戸ホーリーホック戦を含む3試合ではスタメンに名を連ねた。SC相模原と対戦したルヴァンカップでは2ゴールを挙げて1回戦突破に貢献するなど、持ち前のゴールへの嗅覚を生かす。

 

群馬は開幕から数試合は4-4-2のフォーメーションで戦っていたが、現在は3-4-2-1を採用。和田はシャドーの位置でプレーしており、今節も試合に出れば、背後へ抜け出たり、ライン間でボールを受けたりしてフィニッシュシーンに関わりそうだ。レノファが和田の突破を抑えるには、スペースをケアする18.相田勇樹やプレス強度の高い6.キム・ボムヨンの動きが重要になる。4月11日に27歳になったばかりの和田との対戦は、ゲームの行方を左右するという点でも肝となる迫力の攻防となりそうだ。

INFORMATION

レノファニスタ