レノファ山口FC

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PREVIEW

攻撃的なサッカーを掲げるチームの直接対決!

8年ぶりの勝利へ、カギを握る「3人目の動き」

 

レノファ山口FCは今日、維新みらいふスタジアムに藤枝MYFCを迎える。
対戦は8年ぶり。3回戦総当たりで行われた2015年のJ3リーグで対戦して以来だ。当時の戦績はレノファの2勝1敗。初回対戦が3-0、2回目が4-0、3回目が2-3で、レノファは計9得点を挙げている。

メンバーは入れ替わっているが、サッカーのコンセプトに大きな変化はない。レノファは攻撃的なサッカーを志向し、藤枝も当時は大石篤人監督が指揮を執っていたが、基本的にはボールをつなぎながらゴールを目指した。
それは今でも変わらず、今日もお互いに高い位置からプレスを仕掛け、自陣からの攻撃ではボールを握りながらシュートチャンスを探る展開が続きそうだ。

 

ホームチームにフォーカスすると、前節は2-5というスコアでツエーゲン金沢に敗れている。
ただスコアは悲観したくなるものでも、随所に良さが見られた試合だったのも事実。今日はその良さを伸ばして、藤枝から再び勝点3を手にしたい。

 

特に攻撃面では、左サイドバックで先発した前貴之が内側へとポジションを絞り、矢島慎也、河野孝汰をさらに押し出したり、松橋優安がサイドから攻め崩せるスペースを与えたりと、クレバーに立ち回った。

いわば前にサイドバックとボランチの両方の動きを求めた形だ。
この可変スタイルはまだ緒に就いたばかりで、後ろのスライドが間に合わずにスペースを使われるリスクを孕んでいる。しかし、敵陣でボールを動かす時間が増えたほか、前自身がペナルティーエリアにまで上がってPK獲得につながったのも、前のセンターレーンからの動きが生きた。

 

レノファが前線に人数を掛ける状態を長く作れれば、よりスムーズに「3人目の動き」を生かすこともできる。
この「3人目」というのは、パスの出し手(1人目)と受け手(2人目)とは異なる選手のことだ。

 

例えば、佐藤謙介(1人目)が縦パスを河野孝汰(2人目)に入れ、もう一度佐藤(1人目)に戻したあと、少し長めのボールを飛ばして、吉岡雅和や田中稔也(3人目)がペナルティーエリアの近くで受ける――という場面はイメージしやすいかもしれない。
まさに3人目で相手守備の背後を取るというもので、吉岡や田中はするすると滑らかに動き出して、何度も相手を出し抜いている。

もっとも、動き出す選手が少なければ相手に容易に対応されてしまう。
皆川佑介が逆サイドに流れる動きを見せたり、2人目だった河野も背後を突いたりと複数人が「おとり」になることで、真の3人目が生きてくる。もちろん「3人目」になるのは吉岡や田中だけではない。
逆に吉岡がおとりになり、皆川や逆サイドの松橋がスペースでボールを受けることもあるだろう。

 

藤枝は最終ラインの設定が高めで、ウイングバックの帰陣が遅れると、逆サイドにスペースができやすい。
レノファとしては狙いとしたい場所であり、「3人目」を生かして、相手の背後をしっかりと突いていきたい。また前節はシュートを打てる場面で打ち切れなかった悔いも残っただけに、隙あらばシュートという姿勢を見せることも重要だ。

 

ただ前節は藤枝も5失点を喫しており、慎重な入り方も予想される。
レノファが第2節のジュビロ磐田戦で感じたように、思ったよりも相手が出て来ないということも想定しておく必要もあるだろう。焦れずに戦うことも頭の中に入れておく必要がある。

いずれにせよ見どころの多い試合になる。
前線はいかに流動的に動いて「3人目」が背後を取るのか。後方では前、高木大輔などサイドバックがどのようなポジショニングでゲームを動かそうとするのか。

名塚善寛監督の采配がぎゅっと詰まった各ポジションの動きに注目だ!

PICK UP

MF.16 吉岡雅和

 

レノファ初得点のアタッカー

狙うは連続ゴール 「みらスタで決める!」

前節のツエーゲン金沢戦で、レノファでの初ゴールを決めた吉岡雅和。
昨シーズンは29試合に出場し、惜しくもゴールは決めきれなかったが、オフシーズンで「ゴール前のアイデア」にも磨きを掛けた。ゴールシーンはチームの狙い通りの形。左サイドからのクロスボールに逆サイドから入り、こぼれ球を振り抜いた。

 

「左サイドからクロスが上がるタイミングで、まずはファーに流れてくるというところを狙い、ニアでミナくん(皆川佑介選手)がシュートを打ったので、そのこぼれ球に対して準備していた。逆サイドの選手がクロスでそこに入って行くことはチームとしての決まりごと。狙っていた形だった」

 

冷静にゴールネットを捉えた瞬間を、吉岡はそう振り返る。
このゴールで重荷が取れたのもあるだろう。「ほっとしているというのはある。1点取れて、力んでいたものが抜けたというのもあるかも」と笑顔を見せ、3月22日の公開練習では変則的なミニゲームで何度もゴールネットを揺らした。

頼もしくなる右サイドのアタッカーに、名塚善寛監督は「ヨシ自身が一番欲していたと思う。あのポジションに入っていくということがすごく大事。また続けてほしい」と期待を寄せる。
ただ右サイドでの連係には課題も残した。サイドバックに入った高木大輔と上下を組んだ期間はまだ短く、吉岡は「うまくローテーションできなかった」と話し、こう続ける。

 

「コンビネーションを深めて、もっと大輔くんの動きを生かすような自分の動きはしたい。動きのところでは、もうちょっと中に入って大輔くんを押し出すとか、そういうことも話した。流動性を出し、サイドで崩すシーンを増やしていきたい」

 

トレーニングでも高木などサイドバックに入る選手とプレーを確認し、作りの部分でも積極的に関わる姿勢を示す。もっとも再びペナルティーエリアで仕事ができるチャンスが巡ってくれば、「今度こそチームを勝利に導くゴールを」とゴールシーンの再現を狙う。

 

「まだスタートラインに立っただけだと思う。自分が切り込んだ時にゴールが空いているシーンもあったので、もっと大胆さを出してシュートを打っていく場面は増やしてもよいのではと思う。次は山口で決めたい」

 

チームの連敗ストップを目指して、再びギアを上げる吉岡雅和。みらスタを湧かせるシュートシーンを右サイドの連係から創出したり、自らラストシーンを担ったり、今日もピッチの中で大きな役割を果たしてみせる。

 

予想フォーメーション

通算対戦成績

スタッツ

2023年3月21日現在

jstats

藤枝MYFC PREVIEW

攻撃的サッカーを掲げる藤枝

縁のある選手との対戦にも注目

 

昨シーズンのJ3リーグを2位で戦い終え、初めてのJ2リーグ昇格を掴み取った藤枝MYFC。
昨年から今年に掛けて10人以上の選手の入れ替えがあったが、チームが志向してきたスタイルは継続している。

 

藤枝を率いるのは、3年目の指揮を執る須藤大輔監督。今年は「一体感」という従前からのスローガンに「新時代」と副題を付けた。
サッカースタイルとしては、昨年に引き続いてボールポゼッションと連動性に重きを置いた攻撃サッカーを志向する。

 

フォーメーションは3-4-2-1を採用。
FWで先発が予想される渡邉りょうはすでに3ゴールを挙げているほか、若手ブラジル人FWのアンデルソン、古巣戦となる岩渕良太などがフィニッシュワークを担っている。後方からのビルドアップのクオリティーは高く、レフティーのGK上田智輝は正確なキックを持っている。

 

山口に縁がある選手も多く所属しているのも注目点だ。

 

DFの小笠原佳祐は美祢市出身で、レオーネ山口U-15でのプレーを経て、東福岡高、筑波大へと進学。
2019年にロアッソ熊本でプロデビューし、昨年から藤枝のディフェンスラインの一角を担っている。
ハイライン、ハイプレスを徹底するチームスタイルを後方から表現するキーマンでもある。

河上将平は藤枝で4年目となる右サイドのアタッカーだ。
レオーネ山口U-12、同U-15を経て東海大翔洋高、専修大へと進んだ。今シーズンはまだ試合出場はないものの、ボールを持てば軽快に攻め上がり、ボールが相手にあれば厳しくアプローチして奪取する積極性が武器だ。

 

藤枝では6年目を迎えた岩渕良太は、2014年にJFL時代のレノファに所属した経験がある。
今年はここまで5試合全てで途中出場し、流れを変える役も担う。
トップ下が持ち場。シュートのバリエーションは豊富だが、32歳のベテランとして、渡邉りょう、アンデルソンなどを生かすプレーも見せている。

何と言っても藤枝の特徴は攻撃的なサッカースタイルにあり、レノファは相手に気持ちよくボールを持たせないようにしたい。特に相手の最終ラインやボランチは攻撃の起点。

ここに皆川佑介、河野孝汰、松橋優安などが連動してプレスを掛け続けなければならないが、フォーメーションのギャップがあるため、プレスがしっかりはまらない可能性もある。後ろから声を掛け、誰が相手を限定しに行くのか、はっきりさせたい。

 

もっとも藤枝にとっても、前線からのプレッシングは主導権を握るためのキーポイント。
お互いにとって高い位置からの守備がはまるかどうかが勝敗に直結するかもしれない。
プレッシングの改善がカギを握る90分間になりそうだ。

藤枝MYFC PICK UP PLAYER

DF 5.小笠原佳祐 選手

攻守に献身的に戦う

山口出身のセンターバック

 

美祢市出身で、レオーネ山口U-15を経て東福岡高校に進んだ小笠原佳祐。

2019年からロアッソ熊本でプレーし、昨シーズンは藤枝に移ってJ2昇格に貢献した。J2リーグでのプレーは今年が初めて。開幕戦から全試合に先発し、主に右のセンターバックで攻守に関わっている。

 

熊本でもコンスタントに出場してきたことからも分かるように、ボールを動かす作業にも長け、ボールを奪うと素早く攻撃に頭を切り替えて、最善を尽くす。
藤枝の前掛かりなサッカースタイルを、後方から支えるキーパーソンの一人だ。
また対人守備の強度も高く、数的不利な状況でもボールを奪うタイミングは逃さない。今節は地元でのプレーでもあり、高いモチベーションで臨むはずだ。

 

レノファが左サイドから崩すには、小笠原の壁を越えなければならない。
前貴之、松橋優安などとのマッチアップが考えられ、よりスピーディーにボールを動かす必要がある。もちろん展開にとってはレノファの育成組織からトップチームに昇格した河野孝汰と競り合うシーンもあるだろう。一つ一つの対決から目が離せない。

 

もちろん小笠原からの精度の高いパス出しを抑制する必要もある。
前節のゲームで藤枝と対戦した東京Vは、センターバック陣へのプレッシャーを掛け続けることで主導権を握れている。レノファも連動して高い位置からのプレスを掛け、攻撃の第一歩となる小笠原などに自由にボールを持たせないようにしたい。

 

藤色のユニフォームを着て地元で戦う小笠原と、ホームチームのオレンジに身を包んだレノファ戦士たちとの攻防は、今日の試合を盛り上げる重要なポイントになりそうだ!

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