レノファ山口FC

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明治安田生命J2リーグ 第8節

維新みらいふスタジアム

4月3日14:00Kickoff

レノファ山口FC

レノファ山口FC

VS

matchschedule

大宮アルディージャ

手の内を知る者同士、4月初戦で激突!

中3日の3連戦も日曜日が最終戦です。大宮アルディージャをホームに迎えて戦います。レノファは3月はなかなか勝利を手にできませんでしたが、4月は気持ちを新たに、白星を目指して戦っていきましょう!

 

大宮の中盤は要警戒。しっかりと対応を!

 

対戦相手の大宮は開幕から7試合、勝利がありません。この3連戦の初戦ではファジアーノ岡山と対戦し、勝利まであと一歩に迫りましたが、GKが二人とも負傷するという不運なアクシデントが重なって1-1の引き分け。今週水曜日は好調のFC町田ゼルビアと対戦して0-3で敗れています。

 

大宮は今年も霜田正浩監督が指揮を執り、ボールを握って相手を動かすサッカーをやろうとしています。実際に多くの試合でボールは保持でき、一つ一つのパス精度も高いものがあります。ただ、なかなかチャンスを決めきれなかったり、守備で粘れなかったりと、まだチームがうまく噛み合っていない印象は受けます。

 

とはいえ個人の能力は高く、結果がいつ出ても全く不思議ではありません。レノファはしっかりと大宮の戦い方を分析し、ストロングポイントを抑え、ウィークポイントは突いていかなければなりません。

 

特に注意しなければならないのが中盤の三角形です。連戦のためにスタメンがどのような顔ぶれになるかは分かりませんが、中央がやはりゲームメークのカギを握り、そこからサイドに展開したり、くさびの縦パスを入れたりしています。

 

中盤でプレーしている選手の一人が、レノファでキャプテンを務め、J1湘南ベルマーレでもピッチに立った三幸秀稔選手です。中盤の三角形のうち、底(ボランチ)で出るか、頂点(インサイドハーフ)で出るかは分かりませんが、両監督の戦術を知り、レノファの戦い方も熟知している三幸選手を相手にして戦うのはやはり大変です。

 

それに、ディフェンス面でも強さを発揮する大橋尚志選手や、ゲームを動かすプレーに長けたベテランの三門雄大選手などタレントは豊富。レノファは徳島ヴォルティス戦と同様、高い強度でそれらの起点にアプローチし、少しでも精度を下げさせていく必要があるでしょう。

 

シンプルな攻撃でゴールを目指そう!

 

次にレノファに目を向けると、直近2試合は無得点でボールを持てどもゴールは近づけられていません。名塚善寛監督は徳島戦のあと、大きな理由として「ボックス内のクオリティー」と「シンプルさ」が足りなかったと話していました。

 

ペナルティーエリアの中でのクオリティーに関しては、短い準備期間で劇的に上げるのは難しいですが、「シンプルさ」については対応できそうです。ミーティングやトレーニングを通じて名塚監督が方向性を示すことで、確実にシュートシーンは増えるでしょう。
今節もレノファがボールを持てる時間はあると考えられますが、そこでパスを回すだけになってしまうのではなく、意欲的にゴールに向かっていってほしいですね。

 

具体的には、13.大槻周平選手や19.沼田駿也選手が良い動き出しをしているのであれば、相手ディフェンスの背後を狙って手数を掛けずにパスを送り出しても良いでしょう。
相手の守備ブロックが固ければ、ミドルシュートやアーリークロスを使って勝負を仕掛けるというのも有効。14.橋本健人選手や20.田中渉選手が若さを前面に出してゴールに迫っていくプレーにも期待が懸かります!

もちろんシンプルなプレーばかりになってしまうのはレノファらしくありませんし、ロングカウンターの応酬になったり、セカンドボールの拾いあいになったりして、体力的に厳しい試合に変容してしまいます。
常にチーム内で声を掛け合い、今がシンプルに狙う時間帯なのか、ボールを持っておく時間帯なのか、はたまた相手にボールを持たせておく時間帯なのかを意思統一しておくのも大切です。

 

ところで、両監督ともに守備の強度を求めていますし、互いに4-3-3のフォーメーションだということを踏まえると、今節も徳島戦と同じように、かなり球際でバチバチとやり合うサッカーが見られそうです。ただ、見応えがあるのは間違いありませんが、徳島戦では選手たちが少し熱くなってしまう場面がありました。

 

プレー以外で熱くなっても得るものはあまりありません。むしろ失うもののほうが大きく、戦うところと冷静になるところをきちんと分けて戦えるかも、今節のポイントと言えるでしょう。せっかくのホーム戦ですから、しっかりとサッカーに集中して90分間を戦い抜きたいですね!

 

互いに手の内を知る者同士の対戦です。

その分、対策もしやすければ、ウィークも突きやすく、ガチガチのロースコアの展開になる可能性もあれば、得点がかなり動く試合になる可能性もあります。どんな展開になるかを想像するだけでもワクワクしますが、やはり絶対に負けられない相手とのゲームですから当日はさらに気持ちが高まり、魂が揺さぶられるような試合になるでしょう! 

大事な4月初戦を勝利で飾り、久々の「ヤマグチ一番」で盛り上がりましょう!


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