レノファ山口FC

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明治安田生命J2リーグ 第30節

維新みらいふスタジアム

8月6日19:00Kickoff

レノファ山口FC

レノファ山口FC

VS

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モンテディオ山形

「声出し応援」を力に変え、全員の力で勝利へと突き進もう!

夏の維新劇場の第2幕となる今節は、モンテディオ山形を迎えての一戦。
そして、いよいよ維新みらいふスタジアムで「声出し応援」が行われます!

 

みらスタでの声出し応援は2020年の開幕戦以来、2年半ぶり。
声出し応援への期待は大きく、名塚善寛監督は「サポーターの力は偉大」と話します。
実際に1カ月前のアウェイ戦(ブラウブリッツ秋田戦)でも声出し応援の検証試合が行われ、そこでレノファは今季初めてアウェイでの勝利を手にしました。

 

今度はホームでの声出し応援ですから、さらに選手たちを後押しし、維新劇場のふさわしい試合になることでしょう。
ただ、声出し応援はエリアが限定されていたり、マスクの着用などのルールが設けられていたりと制限もありますので、必ず公式サイトで最新の情報を確認しておくようにしてください。

 

 

暑い中でのトレーニングで準備万端!

 

さて、レノファは前節はベガルタ仙台と対戦して2-2で引き分けました。
出られない選手が複数いる中で、最終盤にキャプテンの6.渡部博文選手が同点ゴールを奪取し、連敗を止める大きな勝点1を手にしています。

仙台戦は27.高橋秀典選手、31.寺門陸選手など若手がピッチに立ったり、5.佐藤健太郎選手が攻守にしっかりと存在感を示したことで、チーム全体に活気を与える試合になったのは間違いがありません。

 

報道陣に公開された8月2日の練習では、20.田中渉選手が人一倍はつらつと動き回り、厳しいプレッシャーを受けても軽やかにボールをさばいていました。また、累積警告で出られなかった3.ヘナン選手と4.眞鍋旭輝選手も下を向くことなく練習に打ち込み、対人プレーに磨きを掛けていました。

 

公開されたのは対人や切り替えを意識させるようなメニューでしたが、練習のオンとオフの切り替えも良く、フィジカルトレーニングの合間に中山元気コーチが「風があるから動きやすいね」と選手に声を掛けると、そばにいた49.梅木翼選手が「ど…、どこに風があるんすかっ!?」と苦笑いを浮かべる場面も。そんなやりとりからも雰囲気の良さが伝わってきますし、暑さをものともせず、順調に準備が進んでいます。

笑顔が見られるシーンもありますが、先発選考の競争はいっそう激しくなっています。
特に名塚善寛監督を良い意味で悩ませているのが、19.沼田駿也選手と32.高井和馬選手の活躍でしょう。
ウイングとしてピッチに立つ機会が多かった選手たちですが、3-4-3のフォーメーションではウイングよりも内側のシャドーで試合に出場。前節はカウンターながら二人の連係からゴールを奪取しました。

 

「シャドーでは周りを生かすようなプレーを求められていると思いますし、抜け出しやスピードも求められていると思います。ゴールに近いところで勝負できるというやりやすさも感じています。流動的に動けていると思います」

 

そう話す沼田選手はいち早くシャドーの役割に適応。高井選手もボールをスムーズに受け渡しています。もちろんシャドーやインサイドハーフは20.田中渉選手や33.山瀬功治選手のプレーエリアでもあり、若手からベテランまで質の高い競争ができています。

『嬉しい悲鳴』とは言い過ぎかもしれませんが、名塚善寛監督が誰を先発起用し、どういう形でフォーメーションを組むのか、監督の頭の中を想像してみるのも楽しいかもしれません。ただ、誰が出ても相手へのプレッシングは絶対に外せないタスクです。

 

山形はストライカーが新加入。迫力には要警戒!

 

相手の山形に目を向けると、夏に加入したディサロ燦シルヴァーノ選手が牽引役となってチームを引っ張っています。ディサロ選手はギラヴァンツ北九州でゴールを量産したストライカーで、今夏に清水エスパルスからの期限付き移籍で山形に加入。前節は山田康太選手のクロスボールからゴールを挙げています。

 

ゴールシーンは鮮烈な印象を残すもので、ペナルティーエリアの外側から走り込んできて、その勢いのままにシュートを放っています。J1清水での出番は限られていましたが、ここぞというチャンスを逃すことなく大胆にスプリントし、ゴールにきっちりとたたき込む姿は、22.生駒仁選手と一緒にプレーしていた北九州時代と変わりません。

そんな迫力のあるディサロ選手を直接抑え込むのは難しく、まずはクロスボールの供給者に対してプレスを掛け、気持ちよく上げさせないようにする作業が求められます。

 

山形のクロッサーでは、左サイドバックで岩国市出身の川井歩選手、左サイドハーフで加藤大樹選手の出場が考えられます。いずれもレノファのユニフォームを着ていた選手ですし、川井選手はレノファでクロス精度がいっそう高まりました。右サイドの國分伸太郎選手もボールコントロールは正確です。また、サイドを経由せずボランチから直接背後を狙う可能性があることも考慮する必要があります。

 

そうやって列挙すると11人全員が警戒点になるわけですが、とどのつまり、レノファはサボることなく前線からきちんとプレスを掛け、後ろはミスなくスライドしてフリーの選手を作らせないということに尽きます。

 

レノファが流れの中から失点している場面では、プレスが甘かったり、スライドが遅かったりしています。
今節はそれが最大のリスク。
名塚監督が選ぶ11人が、プレッシング、カバーリング、スライドを連動してやることができるか。それが少ない失点で試合を進める大きなカギを握ります。

 

試合全体を展望すれば、お互いにロングボールはあまり使わずに、ショートパスの連係を生かしてゴールに進んでいくでしょう。必然的に中盤の攻防が激しくなるほか、ショートカウンターでのチャンスも増えそうです。その分、体力面では厳しい試合になりますが、今節は大きな手拍子と大きな“声援”を送って選手たちを後押ししたいですね!

 

8月6日は山口市の中心市街地や湯田温泉では「七夕ちょうちんまつり」が開催され、幻想的な明かりに照らされます。そしてみらスタでは、熱いサッカーと熱い応援で「夏の維新劇場」が最高潮に達し、「みらスターナイト」の勝利の光がきらめくはず! 2年半ぶりの声出し応援が叶う夜に、みんなでこの夏最高の思い出を作っていきましょう!


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