レノファ山口FC

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明治安田生命J2リーグ 第14節

維新みらいふスタジアム

5月4日14:00Kickoff

レノファ山口FC

レノファ山口FC

VS

matchschedule

FC町田ゼルビア

上位町田との対決! 勢いに乗り連勝を目指そう!

前節は14.橋本健人選手の今季初ゴールに加え、試合終了間際に18.高木大輔選手が決勝点を決めるなど、応援の後押しを受けた選手たちが躍動。ホーム2連戦というのは大きなアドバンテージでもあり、レノファは勢いに乗った状態で次なる試合に挑んでいけます!

 

守備の改善が生きる試合。サイドでの追い方に注目!

 

中3日の日程で対戦するのはFC町田ゼルビアです。町田は現在は6位。
ここまでの13試合で、16得点11失点という数字を残しています。上位勢の中で16得点というのは少ない数字ですが、平均1失点以下の堅守が上位での戦いを支えています。

 

今節は中央を崩されない堅い守備をしている町田に、レノファがどのように挑んでいくかがとても楽しみな試合です。ただ、町田は得点数も少ないですが、攻撃は特徴があり、手強いものがあります。まずはしっかりと守ることも考えなければなりません。

 

FW陣は鄭大世(チョン・テセ)選手、ヴィニシウス・アラウージョ選手、中島裕希選手、長谷川アーリアジャスール選手などを中心とした顔ぶれで、誰が出ても得点直結の動きができる力があります。レノファは前節の栃木戦で矢野貴章選手にワンチャンスを仕留められてしまった苦い経験があるため、FWに仕事をさせないような守り方が求められます。

 

彼らにボールが入るのはクロスボールが多く、ロングボールがどんどんと放られるわけではありません。ボール扱いに長けた佐野海舟選手と高江麗央選手の両ボランチからサイドにボールを出し、サイドハーフやサイドバックがかなり深くまで運んでクロスボールを送るという流れは、要警戒です。

 

サイドでボールを回収するのが、レノファでプレーした経験がある奥山政幸選手や、タフにアップダウンを繰り返す翁長聖選手。また鄭大世選手が自らサイドまで流れて引き出すこともあります。レノファにとってはサイドにボールが入った瞬間の対応力がかなり重要です。

 

 

大事になるのはサイドを突かれた時の組織戦術と個人戦術。
組織としては適切なラインコントロールが肝です。相手がサイドを突破しているからといって、ディフェンスラインだけがずるずるとラインを下げてしまうと、ボランチとセンターバックの間に相手が使えるスペースを空けてしまいます。FW陣にクロスを収めさせないためには、全員で連動してラインを上げ下げすることが必要です。

個人としてはサイドでの1対1の対応で、強度と判断力が求められます。
目の前の相手とのバトルに負けないのはもちろんですが、はがされたときにも良いクロスボールを上げさせないために、コースを切っていく戻り方をしなければなりません。前節の失点場面はサイドでの突破を許し、ゴール前にクロスボールを上げられています。相手の追い込み方でベストな選択ができていたかは検証し、修正すべき点です。

 

町田にも似たような場面を作られるリスクはあり、中3日とはいえ、前節の反省点を生かした守備をして、今度こそ無失点のゲームにしたいものです。中央までボールを届けないための、組織と個人のクレバーな守備に注目です。

 

今節もポジションにとらわれない動きに勝機!

 

翻って攻撃の話に移ります。相手にするのは町田の堅守。これに対して、こうすれば得点が取れるという分かりきった方法はありません。それほど町田はウィークポイントの少ない守備を構築しています。

 

試合を通じてブロックの外側ではレノファはボールを持つことができますが、何とかしてブロックの中に入らなければ得点は近づきません。レノファとしては攻撃陣の強みを引き出すために、愚直に堅守を揺さぶっていくことが大事。特に2013年に町田に所属していた9.岸田和人選手の背後への動きを生かすには、相手をつり出したりして守備組織にズレを生じさせる作業が必要です。

 

期待したいのは10.池上丈二選手や14.橋本健人選手の動きです。前節は池上選手が相手のセンターバックとボランチの間でボールを受けるシーンが何度かありました。池上選手はピッチの右側で受けることにこだわらず、スペースがあれば左側にも顔を出して8.佐藤謙介選手からの縦パスを引き出しています。

橋本選手はボールを持って斜めにカットインしていく動きがあり、積極的な攻撃参加が自身の得点にもつながっています。さらに18.高木大輔選手も幅を取った状態から内側に絞ったり、サイドを深く突いたりとダイナミックに動いています。相手が思わず深追いをしてしまうこともあり、後ろの選手がフリーになることもあります。

 

各選手が自分の持ち場だけにとどまらず、動き続けることで堅守町田にも隙は必ずできてくるはず。町田はセンターバックの深津康太選手や両ボランチが中央を崩されない形を作っていますが、マークの受け渡しが難しくなるような動きを続けることで、岸田選手や30.兒玉澪王斗選手にボールを通すルートは開けてきます。

 

セットプレーも得点につながるチャンスです。町田はコーナーキックではマンマークで対応しており、ストーンになる選手の配置もクセのあるものではありません。フリーキックに対しても守備のラインがあまり乱れている印象はなく、やはりセオリー通りです。

 

逆にそういう相手だからこそ、キッカーの精度が高いレノファにとっては狙いどころでもあります。これまでの試合でもいろいろな作戦を持ち込んでいますが、今節もセットプレーのたびに方法を変えるなど、セットプレーでも相手のマークをずらすような積極性がカギを握ります。

 

連戦の疲労が出てくる4試合目。しかし、レノファの選手たちには大勢のサポーターの後押しがあります! ホームスタジアムでは、レノファの選手たちにより大きなパワーを与え、相手選手には一層のプレッシャーを与えることができます。
連戦かつ堅守の相手だからこそ、これまで以上のエネルギーを注いで、勝利へと突き進んでいきましょう!

 


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