第26節8月10日(土)
観衆 6,337人 天候 晴 気温 31.6度 湿度 62% 主審:松澤 慶和 副審:川崎 秋仁/鶴岡 泰樹 四審:堀 善仁
明治安田J2リーグ
8月10日(土)19:00
維新みらいふスタジアム
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レノファ山口FC
明治安田J2リーグ
8月10日(土)19:00
維新みらいふスタジアム
試合終了
2前半2
2後半1
AWAY
栃木SC
観衆 6,337人 天候 晴 気温 31.6度 湿度 62% 主審:松澤 慶和 副審:川崎 秋仁/鶴岡 泰樹 四審:堀 善仁
26分 オウンゴール 45+1分 河野 孝汰 70分 オウンゴール 84分 小林 成豪 | 得点者 | 17分 大島 康樹 44分 宮崎 鴻 90+5分 山本 桜大 |
---|---|---|
54分 若月 大和→野寄 和哉 69分 吉岡 雅和→奥山 洋平 69分 河野 孝汰→小林 成豪 69分 酒井 宣福→山本 駿亮 81分 佐藤 謙介→キム ボムヨン | 選手交代 | 67分 大森 渚生→小堀 空 67分 奥田 晃也→南野 遥海 80分 青島 太一→玄 理吾 80分 宮崎 鴻→山本 桜大 86分 大島 康樹→石田 凌太郎 |
9 | シュート | 6 |
12 | GK | 7 |
3 | CK | 1 |
14 | 直接FK | 15 |
1 | 間接FK | 2 |
0 | PK | 0 |
1 | オフサイド | 2 |
76分 野寄 和哉 78分 関 憲太郎 79分 中山 元気 | 警告 | 38分 神戸 康輔 |
退場 |
レノファ山口FC
GK | 21 | 関 憲太郎 |
---|---|---|
DF | 15 | 前 貴之 |
DF | 13 | 板倉 洸 |
DF | 3 | ヘナン |
DF | 48 | 新保 海鈴 |
MF | 16 | 吉岡 雅和 |
MF | 8 | 佐藤 謙介 |
MF | 18 | 相田 勇樹 |
MF | 20 | 河野 孝汰 |
FW | 9 | 若月 大和 |
FW | 51 | 酒井 宣福 |
GK | 26 | 田口 潤人 |
---|---|---|
DF | 6 | キム ボムヨン |
MF | 4 | サーラット ユーイェン |
MF | 30 | 奥山 洋平 |
MF | 68 | 野寄 和哉 |
FW | 28 | 小林 成豪 |
FW | 19 | 山本 駿亮 |
栃木SC
GK | 27 | 丹野 研太 |
---|---|---|
DF | 13 | 坂 圭祐 |
DF | 2 | 平松 航 |
DF | 23 | 福島 隼斗 |
MF | 10 | 森 俊貴 |
MF | 22 | 青島 太一 |
MF | 24 | 神戸 康輔 |
MF | 6 | 大森 渚生 |
FW | 19 | 大島 康樹 |
FW | 15 | 奥田 晃也 |
FW | 32 | 宮崎 鴻 |
GK | 1 | 川田 修平 |
---|---|---|
DF | 17 | 藤谷 匠 |
MF | 16 | 玄 理吾 |
MF | 7 | 石田 凌太郎 |
FW | 38 | 小堀 空 |
FW | 42 | 南野 遥海 |
FW | 45 | 山本 桜大 |
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監督コメント
(試合総括)
まず多くのお客様に集まっていただいたことに感謝したいと思います。
試合のほうは、栃木さんが前からプレスに来てショートカウンターを狙うことやリスタート、ロングボールのセカンドボールのところは警戒していましたが、結果的にその形で失点したのは大いに反省すべき点だと思います。
新たなやり方を試みている中で、ああいう形でボールを失ってはいけないということは共通認識として選手も分かっていたと思いますが、その一番やってはいけない形が出てしまった。勝った中で修正できるのは良かったとは感じていますが、やってはいけないプレーは整理しないといけない。カウンター対応の練習は繰り返ししていましたが、失点してしまったところはもう一度見直したいと思います。
ただ、勇気を持って前進させることができたということと、狙い通りに使うべきスペースを使えたということが何回かありましたので、その回数、質を上げていくことは同時並行でやっていきたいと思います。
4点取れたのはすごく喜ばしいと感じていますが、3失点したことは、大いに反省するところです。とはいえ栃木さんも残留に向けて必死ですし、そういう相手に逆転で勝ちを取れたのは成長だと感じています。
これで(降格圏と)勝点20の差を開けることができて、まずはしっかり残留することには大きく前進できたと思います。次はいち早くチームの目標である勝点55をしっかり取ることを達成し、次のステップ、次の目標へどんどん修正してより高みを目指していけるように、目の前の一試合一試合をしっかり取っていきたいと思います。
-攻撃の積極姿勢が4得点につながったと思うが、攻撃面はどのように評価しているか?
今まで苦手としてきたタイプのチームではあったと思いますが、前進することができました。オウンゴールも中に選手がいたから誘発することができたと思います。積極的な姿勢がつながったと思います。
今週はコンディション不良の選手が数名出てメンバーを変更しないといけないというところがありました。前(貴之)に関しては昨日戻ってきたばかりで、試合ができるかは最後まで悩みましたが、それでも本当にたくましく90分間戦ってくれました。途中で代えるプランは持っていましたが、試合状況で替えづらい状況でもありました。体はしんどかったと思いますが、その中でもよく戦ってくれたと思います。そのほかの選手も夏場の暑い中でも足を止めることなくやってくれたと思います。その部分でも良かったです。
-3失点を喫することになったが、一番の反省点はどこだと感じているか?
何をして、何をしてはいけないかというところです。自分たちがボールをつなぐ形の中でのウィークポイントはどこか。短所が分かった中でしっかり戦うことができれば良いと思います。短所はどのチームもありますが、それを認識できているか、認識できていないかが大事です。ただ、今日も認識していたものの、それをやってしまったのは習慣だと思います。普段の練習でやり込んでいかないと出てしまうので、練習から見つめ直してやっていかないといけないと思います。
-佐藤謙介選手のスタメン起用の狙いを聞かせてほしい。
ここ最近、すごく調子が上がってきていた一人です。前節は田邉光平が活躍してくれていましたが今日はコンディション不良で、池上丈二もコンディションの面で不安定なところがあり出すことはできませんでした。ただ佐藤謙介は自信を持って試合に出すことができました。
佐藤謙介に関してはうまくパスを展開してくれる才能を持った選手だと思います。それをよく発揮してくれました。ボランチでは相田(勇樹)もそうですが、タン(サーラット・ユーイェン)、山瀬(功治)もいます。誰を出しても遜色のないプレーをしてくれていますので、その中でコンディションの良い選手、相手との相性を見極めて送り出したいと思います。
今日はタンに出場機会をあげることはできませんでしたが、相手がパワープレー的に来たところがあり、身長のところで前を一つ前に出して、キム・ボムヨンを後ろに入れて5枚にしました。ただ、どんな形でも活躍できる選手です。タイから来日して良い形で練習を積み重ねてくれています。やっと日本の環境にも慣れてきましたので、出場機会は今後増えていく選手だと思います。
-中盤の流動性に関しての出来はどうだったか?
前節は相手が5-3-2、今回は5-2-3という形ですので、使うべきスペースは多少なりとも変わってきます。大きくではなく、細かなところを選手は意識してくれたと思います。良い形で突破できたシーンもありました。ただパスが雑になって簡単に失ったシーンもあります。リスクの高いところもありますので、どうしても1失点目のようなシーンは出てくると思いますが、そこで怖がっていては後半戦は得点できないと思います。どの局面でどのプレーを選択するかを整理しないといけないと感じています。みんなが実感したところだと思いますので、それを勝ちで修正できるのは良いことです。逃げずにトライすることも大事ですので、紙一重で難しい部分ではありますが、選手はトライしてくれたと思います。
-クロスボールから得点につながったが、狙っていた形だったのか?
クロス対応のところで、どういう形で入っていくかは確認していました。分析コーチも相手を分析した中で情報を選手にうまく落としてくれます。今日は分析通りに得点につながったのは大きいと思います。
-小林成豪選手の評価を聞かせてほしい。
多くを語る選手ではないですが、人一倍ゴールに対して貪欲で、勝ちに対して貪欲です。残念ながら今年は活躍した次の試合でコンディションを崩すというような流れが続いていて、少し復帰に慎重にはなりましたが、やってくれる選手だと常々思っています。練習試合の大分戦でも取ってくれていますし、反応や技術の高さでも選手としての価値の高い選手だと思います。
今いる選手みんなを信頼して起用しています。最初にも伝えましたが、今週はいろんな出来事がありました。その中でもピッチに立っている選手が熾烈なポジション争いをしてくれていますので、少し私もどっしりと構えられるようにはなってきたと感じています。小林成豪に関しても自分でゆりかごダンスができたのは喜ばしいことだったと思います。
-シーズンが終盤戦にも入っていくが、ベテラン選手にはどういうことを期待しているか?
今までどちらかというと残留争いしていたチームが、今は上のほうにいます。それは選手の頑張りとみなさんの応援のおかげだと思います。違った緊張感を持ちながら選手たちは臨んでいますが、その中では経験が生きてくると思います。ゲームの流れを読みながら今何をすべきか。ピッチの外からは伝わりにくいものをしっかりコントロールしてくれたのはベテランの良さだと思います。(ベテラン選手が)ゲームの流れを読んでコントロールしてくれるところは、今日も随所にあったと思います。
-後半戦に入って相手からの対策に関して、感じているものはあるか?
一戦一戦どのチームも貪欲に必死になって勝点3を取りにきています。前半戦はトライしようという姿勢が見えたチームもありましたし、理想を追いかけているチームもあったと思いますが、後半戦に入って一つひとつ勝点3を積み重ねていかないといけない状況があり、必死になって来るチームが多いです。もちろん対策もしてきますし、我々の嫌がるプレーを選択するチームが増えてきたと感じています。その中で粘り強く勝点を取っていく。後半戦に調子を上げてくるチームが良いチームだと思いますので、自分たちの戦い方を信じて、一つひとつ前進していきたいと思います。
選手コメント
-前半終了間際の得点を振り返ってほしい。
チームとしてビルドアップのところで自分たちのミスから失点して、自分のところでも作りのミスでピンチを招いたシーンもありましたので、自分の中で得点は絶対に狙っていました。負けている状況でしたので、一瞬の隙を逃さないようにしたいと思っていましたので、それがゴールにつながったと思います。
-相手選手のマークもあったと思うが、どのようにクロスに合わせようとしたのか?
相手の分析も含めてクロスへの入り方は工夫しようと思っていました。もっともっと動き直しのところは必要だと思いますが、得点のところではタカくん(前貴之選手)がニアで潰れてくれたので、あの位置にこぼれてくると思って足を動かしたことが得点になったと思います。
-今季6得点目になったが、どこまで数字を伸ばしていきたいか?
キャリアハイで6点というのは恥ずかしいことだと思っています。シーズンが始まってから二桁ゴールは一つの目標にしていますが、何点と言わずにもっともっと得点を量産できるように、できるだけ多く、チームの勝利に貢献できるゴールを決めたいと思います。
-4位に浮上したが、この上位争いをどう捉えているか?
選手としては間違いなく残留争いではなく、昇格争いのほうがポジティブですし、キャリアの中でも良い経験ができています。ただ良い経験で終えるのではなく、自分たちが一つでも多く勝点を積み上げて、一つずつ上の順位に行けるようにしたいです。一試合一試合が一戦必勝というのは監督からも言われていますし、毎週難しいゲームになると思いますが、ポジティブなエネルギーを持って練習に取り組めています。現状に満足せず、今日も良いところも、課題も多かったです。選手は一人として満足していないと思いますので、後半はもっともっと自分たちがJ2リーグで脅威になっていけるようにやっていきたいと思います。
-どういう指示があって試合に入ったか?
引き分けの状況で時間が過ぎていく中で、早く出してほしいという気持ちでアップをしていました。交代する際は、洋平(奥山洋平選手)と成豪くん(小林成豪選手)と同時でしたので、洋平が仕掛てのクロスに信じて入っていくことは監督からも言われました。
-すぐに結果につながるプレーが出たが、どういうことを意識していたか?
3バックの裏というのは常に狙えということは言われていましたし、カイリ(新保海鈴選手)が持った瞬間に空いているなと感じて走り込みました。成豪くんが良い位置にいたので、そこにパスを出した結果がゴールにつながったと思います。
-途中出場が続く中で結果を出せたことはどう感じているか?
プロである以上、スタメンで出たいという思いはありますし、頭から出て結果を残したいという気持ちはありますが、試合に出続けていることは自分にとっても良いことだと思います。途中から出た選手が結果を残してチームに勝点3をもたらすことができたのは、チームの調子が良い証拠だと思います。
-今後の戦いに向けて、今日の試合で得られたものはどういうことか?
今日のように立ち上がりでなかなかうまくいかない時間帯がある試合は、終盤になるにつれて増えていくと思いますが、前半の最後に同点に追いつけたということは絶対に忘れてはいけないですし、今のレノファは逆転まで持っていける力があると思います。立ち上がりとか、前半の出来が悪かったとしても、後半こういうように流れを変えられる選手たちがいます。今日のようなことを続けていくことが大事だと思います。