第31節9月14日(土)
観衆 14,668人 天候 雨のち曇 気温 27.7度 湿度 86% 主審:吉田 哲朗 副審:木川田 博信/西水流 優一 四審:岩田 浩義
明治安田J2リーグ
9月14日(土)19:00
IAIスタジアム日本平
AWAY
レノファ山口FC
明治安田J2リーグ
9月14日(土)19:00
IAIスタジアム日本平
試合終了
0前半1
1後半3
HOME
清水エスパルス
観衆 14,668人 天候 雨のち曇 気温 27.7度 湿度 86% 主審:吉田 哲朗 副審:木川田 博信/西水流 優一 四審:岩田 浩義
65分 若月 大和 | 得点者 | 27分 北川 航也 72分 矢島 慎也 86分 矢島 慎也 89分 ドウグラス タンキ |
---|---|---|
58分 山本 駿亮→酒井 宣福 58分 田中 稔也→新保 海鈴 58分 佐藤 謙介→田邉 光平 66分 若月 大和→小林 成豪 77分 平瀬 大→奥山 洋平 | 選手交代 | 70分 宇野 禅斗→宮本 航汰 70分 カルリーニョス ジュニオ→矢島 慎也 77分 乾 貴士→北爪 健吾 83分 ルーカス ブラガ→郡司 璃来 83分 北川 航也→ドウグラス タンキ |
4 | シュート | 14 |
9 | GK | 10 |
3 | CK | 5 |
10 | 直接FK | 7 |
2 | 間接FK | 3 |
0 | PK | 0 |
2 | オフサイド | 3 |
62分 ヘナン | 警告 | |
退場 |
レノファ山口FC
GK | 21 | 関 憲太郎 |
---|---|---|
DF | 13 | 板倉 洸 |
DF | 40 | 平瀬 大 |
DF | 3 | ヘナン |
DF | 15 | 前 貴之 |
MF | 20 | 河野 孝汰 |
MF | 8 | 佐藤 謙介 |
MF | 18 | 相田 勇樹 |
MF | 11 | 田中 稔也 |
FW | 9 | 若月 大和 |
FW | 19 | 山本 駿亮 |
GK | 26 | 田口 潤人 |
---|---|---|
DF | 48 | 新保 海鈴 |
MF | 37 | 田邉 光平 |
MF | 30 | 奥山 洋平 |
MF | 68 | 野寄 和哉 |
FW | 28 | 小林 成豪 |
FW | 51 | 酒井 宣福 |
清水エスパルス
GK | 57 | 権田 修一 |
---|---|---|
DF | 3 | 高橋 祐治 |
DF | 14 | 山原 怜音 |
DF | 66 | 住吉 ジェラニレショーン |
DF | 70 | 原 輝綺 |
MF | 10 | カルリーニョス ジュニオ |
MF | 11 | ルーカス ブラガ |
MF | 33 | 乾 貴士 |
MF | 36 | 宇野 禅斗 |
MF | 71 | 中村 亮太朗 |
FW | 23 | 北川 航也 |
GK | 1 | 沖 悠哉 |
---|---|---|
DF | 5 | 北爪 健吾 |
DF | 32 | 高木 践 |
MF | 13 | 宮本 航汰 |
MF | 21 | 矢島 慎也 |
MF | 27 | 郡司 璃来 |
FW | 99 | ドウグラス タンキ |
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監督コメント
(試合総括)
遠く清水の地まで駆けつけてくれたファン、サポーターの皆様に感謝申し上げたいと思います。エスパルスサポーターの素晴らしい応援に引けを取らないくらいに後押ししてくれたのが、後半で追いつくきっかけになったと思います。
試合は力のあるエスパルスさんが相手で、(ホームで)まだ一敗もしていないということで、受け身になってしまっては相手の良さが出てしまうということで、仕掛けていこうというゲームプランで入りました。
ハイプレスのところはある程度はまったところはあると思いますが、ミドルプレス、ディフェンシブサードでは、相手もクオリティーの高い選手が揃っていますので、前半は後手を踏む場面がありました。ただ粘り強く守れていた部分はありましたし、セットプレーで失点してしまったのは残念ですが、後半も気落ちせずにしっかりと追いついて逆転を狙いに行く姿勢を見せてくれたことは、選手を讃えたいと思います。
後半の入りとして攻撃的な姿勢で狙い通りにボールを動かして、同点まで持って行けたことは良かったですが、失点の場面はロングボールが入る時にフリーの選手に対してラインを止めてしまい、隙を見せてしまいました。3失点目、4失点目もちょっとした隙があったと感じています。結果的には1対4の敗戦で、4失点は反省すべき点ですが、攻撃の部分ではアグレッシブな姿勢を見せることはできたと思います。
残り7試合になり、ここで3連敗で足踏みしていることはチームとして反省すべき点ですが、今週一週間の練習も選手は前向きにやってくれています。先週からの修正点はしっかりと修正してくれた部分は多いと思います。選手には伝えましたが、後ろ向きな姿勢、ネガティブな思考からは前向きな変化は得られないですので、3連敗にはなりましたが、前を向いて残り7試合と天皇杯、しっかりチームとして戦っていきたいと思います。
(質疑応答)
-隙ができた要因は体力的な消耗なのか、メンタル的なものだったのか?
もちろん守る時間が長くなるということは選手も理解してくれていたと思います。疲れもあると思いますが、それは言い訳にはならないです。ちょっとした隙は正直、あったと思います。エスパルスさんが前半からしっかり仕掛けてきて、ボディブローが効いたところはあると思いますが、あのような形で失点するのはもったいないです。こういう試合を落としてしまうのは我々の力不足だと思います。
-具体的にはどういう隙ができていたのか?
2失点目は相手がフリーの状態で走る選手でした。フリーの選手がボールを受ける状態では必ずラインを超えてくるので、付いていこうと話している中で、ラインを止めてしまった。3失点目ももう少しはっきりプレーができた部分があったと思います。ただ同じような形でボールを失い、そこから入ってきたボールに対して守備も甘かったと感じています。攻めにいかないといけない状態でしたので、トライした姿勢は良かったと思いますが、失点しない中で追いつかないといけない。ちょっとした判断の部分、ちょっとした戻しの部分、今までできていたところがおそろかになっていると感じています。
-前回との対戦から変化している部分はあるか?
相手のホームで上位争いしている中で、絶対に勝たないといけないという思いで入った試合でした。我々はそこでは引けを取ることはなかったと感じています。そこは選手を讃えたいと思います。ただ、ちょっとした力の差を埋めるためにも、もっと組織的に、グループワークのところ、声を出すところ、ちょっとしたところの差が最終的にこの差になったと思います。
-今日の試合で2トップとしたことと、左サイドで田中稔也選手を起用した狙いを聞かせてほしい。
ここ最近は2トップでやってきていました。夏に選手の入れ替わりがある中で、今の我々にいる選手からすると1トップよりも2トップでやったほうが相手の脅威になり得るということで2トップにしています。
田中稔也に関してはゲームに絡めない時期がある中で、田中に限ったことではないですが、決して手を抜くことなく日々の練習に励んでいます。試合に絡んでいない選手は特に悔しい気持ちを日々持ち続けていると思いますが、その感情を良い形でピッチにぶつけてくれていると感じています。試合に出るか出ないかは大きな差がないくらいですが、田中は練習の中でもパフォーマンスが上がってきていましたので、起用しました。
田中はメンバーに選ばれない悔しい気持ちを押し殺して、遠征に行く選手に頑張ってこいとメンバーを励ましたり讃えたりしてくれていて、そういう素晴らしい姿勢を持った選手であると思います。そういう選手が今日はチャンスをつかんだことは喜ばしいことです。もう一度、総力で、チーム全員で連敗を止めにいきたいと思います。
-3連敗となったが、上位に食らいつくために必要なことは何か?
後ろ向きになっても仕方がないので、最後の7試合、このメンバーでしっかり高みを目指して行けるように、今日の差はトレーニングでしか埋まらない差だと思いますので、前を向いて、チームとして、できていなかったことは修正し、できている部分は上積みし、ラストスパートを掛けて7試合を勝てるようにしていきたいと思います。
選手コメント
-得点の場面を振り返ってほしい。
(田邉)光平のところに良い形でボールが入って、その形だとあの場所にスペースができるのは見えていました。そこに光平も出せると思って信じて走りました。相手にスライドされましたが、最終的にはうまい形で振り抜けて、シュートを打てて良かったです。
-後半途中の3人の同時交代以降はリズムが作れていたと思うが、前線ではどういうプレーを意識していたか?
交代してフレッシュな選手が入ってくれている分、みんなが走ってくれるので、その分、自分もゴールに集中できました。どこに抜け出すかとか、前向きにプレーすることに対して集中できたのは良かったです。
-先制される展開になったが、前半はどういうところが課題だと感じているか?
前半で1失点してしまったのは課題ですが、失点以外のところでは前からハードワークして相手の嫌がることはできたと思います。後半は相手がどんどん運動量が落ちていっていたのは感じていました。あれをフルにやらないといけない。交代選手を含めて全員でやっていかなといけないと思います。
-プレスの掛け方については整理されてきている部分はあるのではないか?
まだ修正できるところはありますが、相手が嫌がっているのは感じていました。自分たちが前からプレスに行ったところでボールを取れているという場面も数多く作れたので、そこは自信を持って毎試合毎試合チャレンジしていきたいと思います。
-ビルドアップに関しては課題に感じている面もあるのではないか?
後ろがビルドアップができなかった課題と、前で違いを作れなかったというところの課題があり、お互いに修正しないといけないところもあると思います。それでも良い形で崩せるシーンはありましたので、その成功体験を次の試合に生かせていければ、もっと相手の嫌がる攻撃ができると思います。
-上位との試合が続く。1得点取れたことをどう次につなげていきたいか?
4失点したことは痛いですし、最後のほうは気持ちの部分で負けてしまっていたのも感じました。でも、上位との試合が続くというのは、逆にチャンスだと思います。上位を相手に勝ち続けてプレーオフ圏に残ることも大事になってくるので、良かったことを次の試合につなげられるように、切り替えて頑張っていきたいと思います。
-失点前までは守備もある程度はできていたと思うが、どういう狙いで臨んだのか?
試合前からもっとはめに行って、もっとボールを取りに行きたかったですが、相手もいろいろな立ち位置を取ってきたり、中盤が降りた選手に対して行けなかったりしたので、正直に言うと押し込まれている感じは受けていました。守備で圧力を掛けてショートカウンターも狙いたかったですが、もう少しゾーンディフェンスから人に当てるタイミングを早めに判断しないと、相手に良い立ち位置を取られるし、相手は技術があるので完全に前を向かれてしまう。左右に振られるシーンも多く、ラインを下げざるを得ない状況を作ってしまったので、前から行きたかったですが、うまくはがされたという印象です。
-攻撃に関してはどういう関わり方を考えていたか?
相手が2トップで追ってくる場面が多いと想定していたので、センターバックとキーパーで3枚で回しながら脇を取り、うまくウイングバックを使う。そこにサイドバックが出てくれば、サイドバックの裏を狙いたかったです。ただ、そこへの配給があまりなく、ボールに関われている感じもしなかったです。ちょっと触れた場面とかクロスに行けた場面もありましたが、組織で戦っているので、自分たち主導で相手を引き出してスペースを開けていくとか、相手の嫌なことを何回もやっていかないと相手のブロックは崩せないと感じました。
-前回対戦に比べると難しい試合になった。その要因はどう感じているか?
前回との違いで明確なのはポジション取りが変わっていることです。真ん中は人が多いので、足元の選択肢が増えていて、そこで足元ばかりになって食われるとか、ビルドアップのミスが増えてしまっているのが、大きく変わっているところだと思います。相手がもっと来るのであれば背後へのボールが多かったと思いますが、セカンドボールを拾って二次攻撃、三次攻撃につなげていくことがあまりできていないし、蹴らされている場面もあります。中盤は人が多いのでつなぎたいという意識があり、そこのギャップ(を埋めること)が今のところはうまくいっていないと感じています。その差をどう埋めていくかは、選手間、スタッフとのコミュニケーションも大事になってくると思います。
前々節から順位が近い相手に対して連敗し、今は上を食って上に行かないといけないと考えると、今日の敗戦は痛いです。同点に追いつき、自分たちがパワーを出さないといけないという中で、再び失点しました。点を取って自分たちの時間を作れないと、やはり相手にはパワーがあり、実際にパワーを出してきたので、それに屈してしまった。そこは個人としても、組織としても、相手が一枚上手だったと思います。
-今日の試合を受けて、今後に向けた意気込みを聞かせてほしい。
まずはメンタル的なところもリカバリーすること。結果はもう仕方がないですが、僕らが去年は20位だったことを考えると、周りからも期待されていると思いますし、自分たちがもっともっとチャレンジして、トライしてやっていかないと、プレーオフには届かないと思います。そこに行けるか行けないかはチームとしての力が試されていると感じます。
個人としても、ここからどういうプレーができるかが残りの試合は大事だと思います。まずはメンタル的なリカバリーをして、次は相手も、相手のやり方も変わるので、どうやって相手の嫌なことをして自分たちのサッカーをやっていくかを整理し、一週間、良い準備をしていきたいと思います。