第23節7月6日(土)
観衆 5,869人 天候 晴 気温 30.1度 湿度 69% 主審:池内 明彦 副審:竹田 明弘/中澤 涼 四審:眞鍋 久大
明治安田J2リーグ
7月6日(土)19:00
維新みらいふスタジアム
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レノファ山口FC
明治安田J2リーグ
7月6日(土)19:00
維新みらいふスタジアム
試合終了
0前半0
1後半0
AWAY
鹿児島ユナイテッドFC
観衆 5,869人 天候 晴 気温 30.1度 湿度 69% 主審:池内 明彦 副審:竹田 明弘/中澤 涼 四審:眞鍋 久大
81分 河野 孝汰 | 得点者 | |
---|---|---|
59分 小林 成豪→山本 駿亮 59分 吉岡 雅和→末永 透瑛 71分 池上 丈二→田邉 光平 79分 野寄 和哉→若月 大和 | 選手交代 | 63分 田中 渉→ンドカ チャールス 77分 圓道 将良→河辺 駿太郎 77分 藤本 憲明→有田 光希 88分 藤村 慶太→千布 一輝 88分 野嶽 寛也→井林 章 |
16 | シュート | 5 |
9 | GK | 12 |
5 | CK | 1 |
20 | 直接FK | 8 |
1 | 間接FK | 1 |
0 | PK | 0 |
1 | オフサイド | 1 |
警告 | 83分 山口 卓己 86分 外山 凌 90分 岡本 將成 | |
退場 |
レノファ山口FC
GK | 21 | 関 憲太郎 |
---|---|---|
DF | 15 | 前 貴之 |
DF | 40 | 平瀬 大 |
DF | 3 | ヘナン |
DF | 48 | 新保 海鈴 |
MF | 16 | 吉岡 雅和 |
MF | 18 | 相田 勇樹 |
MF | 10 | 池上 丈二 |
MF | 68 | 野寄 和哉 |
FW | 28 | 小林 成豪 |
FW | 20 | 河野 孝汰 |
GK | 26 | 田口 潤人 |
---|---|---|
DF | 6 | キム ボムヨン |
MF | 8 | 佐藤 謙介 |
MF | 37 | 田邉 光平 |
FW | 9 | 若月 大和 |
FW | 19 | 山本 駿亮 |
FW | 38 | 末永 透瑛 |
鹿児島ユナイテッドFC
GK | 1 | 泉森 涼太 |
---|---|---|
DF | 3 | 外山 凌 |
DF | 14 | 野嶽 寛也 |
DF | 23 | 岡本 將成 |
DF | 28 | 戸根 一誓 |
MF | 8 | 藤村 慶太 |
MF | 20 | 圓道 将良 |
MF | 21 | 田中 渉 |
MF | 27 | 山口 卓己 |
MF | 34 | 鈴木 翔大 |
FW | 10 | 藤本 憲明 |
GK | 31 | 大野 哲煥 |
---|---|---|
DF | 5 | 井林 章 |
MF | 7 | 千布 一輝 |
MF | 17 | 星 広太 |
FW | 9 | 有田 光希 |
FW | 39 | 河辺 駿太郎 |
FW | 92 | ンドカ チャールス |
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監督コメント
(試合総括)
ナイターにも関わらず多くのお客様に来ていただき、素晴らしい雰囲気を作ってくれました。直近の試合ではなかなか勝てていませんでしたが、選手たちが非常に躍動してくれて、勝ちに値する試合になったのではないかと思います。素晴らしい雰囲気を作り出してくれたサポーターの皆様に感謝したいと思います。
今節はもう一回原点に戻ってアグレッシブなサッカーをしようと臨みました。選手たちは失敗を恐れずにトライしてくれたと思います。ピッチコンディションに悩まされてはいますが、難しいピッチコンディションでも選手は言い訳せずにタフに戦ってくれました。
鹿児島さんが前線にパワーのある選手を配置し、我々のいわき戦、水戸戦を分析してきた中で、ロングボールを背後に流し込んでくるサッカーをしてきたと思いますが、そこでしっかり跳ね返してセカンドも回収できていたと思います。今まではそこで簡単に蹴り返していたところを、しっかりとつなげるところはつないで、前線に起点を作り、そこから攻撃に転じていく。公式記録ではシュート16本を打っていて、良い内容のゲームが展開できていたと思います。
鹿児島さんも残留争いで必死な中で、ゴール前をなかなかこじ開けることはできず、もどかしい時間もありましたが、諦めずにサポーターの方の声援の後押しを受けて、みんなの魂のこもったシュートが決まったと思います。後半戦はこういう難しいゲームが続いていくと思いますが、チーム一丸となり、新加入選手も含めてまた全員で、良い形でポジション争いをして、また次の試合に向かっていきたいと思います。
-2トップを河野孝汰選手、小林成豪選手でスタートした。人選の狙いはどういうものだったのか?
相手が長いボールを入れてくる中、2トップは背後に抜けられるし、間でも収められるタイプの選手をというところで人選しました。
-決勝点の河野孝汰選手の評価を聞かせてほしい。
実は小林に子どもが生まれて、みんなでゆりかごのパフォーマンスをしようと話していたんですが、喜びすぎて忘れてしまったのはキャプテンとしては良くないなとは思います。というのは冗談ですが、90分間、攻守において躍動感のあるサッカーをしてくれたと思います。前節はスタメンを外れて悔しい思いもあった中、今日はやってやろうという気持ちを前面に出して表現した素晴らしい試合だったと思います。
-小林成豪選手の動きはどうだったか?
秋田戦で決めたあと、ここからというところで度重なるケガでなかなかピッチに立つことはできませんでしたが、トレーナー陣も小林に向き合ってくれて、時間は掛かりましたが、小林をもう一度ピッチに送り出そうとハードワークしてくれました。それに小林も応えてくれたと感じています。メンバーに関して言えば、吉岡(雅和)もちょっとしたケガで離脱していましたが、チームを裏で支えているメディカルスタッフ、マネジャーたちが素晴らしい仕事で支えている結果が、今日の結果に現れていると思います。またみんなでハードワークして次に向かっていきたいと思います。
-小林選手はメディアの前では寡黙な選手という印象だが、彼の復帰に向けて取り組む姿勢は、監督にはどう映ったか?
彼は私に対しても無口なのですが、本当に内に秘めたものは持っている選手です。多くは語らないものの、ピッチで多くを語ってくれる選手だと思います。本人が一番苦しくて、もどかしい日々を過ごしていたと思いますが、支えてくれるメディカルスタッフとともに、またチームとともに前進できたことが素晴らしい活躍につながったと思います。彼だけではないですが、これからもみんなで前進できるようにやっていきたいと思います。
-攻めあぐねている時間帯もあったが、改善したいところはあるか?
攻めあぐねている時間だったと見られると思いますが、前半に関してはボールを動かし、相手も動かし、相手の体力が落ちたところを狙っていくというプランでもありました。そういう意味では、吉岡や野寄和哉もそうですし、後ろからの湧き上がりもありました。ボディーブローのように効いたことが最後の一発になったと思います。もちろんもっと人数を増やしてやっていかないといけない局面はありましたが、シュートでは16本を打てています。ゴール前の質は上げていかないといけないと思いますが、決して悪い内容ではなかったと思っています。
-ピッチコンディションについては、実際にどう捉えていたか?
ここ最近の降り続く雨で、芝が腐ったような状態になり、ほぼ土の状態でした。ゴール前でバウンドが変わってシュートチャンスを逃すということもありましたし、相手のロングボールに対して関(憲太郎)が難しい対応になった状況もありました。イレギュラーが起きて難しかったと思いますが、そういう中でもトライした姿勢は素晴らしかったと思います。
-どういう意識付けをして選手たちを送り出したか?
トライしよう、チャレンジしようということです。失敗を恐れず、我々のサッカーの原点に戻ろうという話をしました。今日は素晴らしかったと思います。100点満点ではないにしても、それに近いパワーを出してくれたと思います。これをやり続けることが必要だと感じています。
-前節の試合後には喝を入れているような場面もあったと思うが、選手たちは今日の試合でどのように応えてくれたか?
トライする姿勢、パワーを出して恐れずに前進させていく勇気がいります。必ずしも喝を入れることが良いこととは思いませんが、みんなの心にモヤモヤがあった中で、勇気を持って前進するという気持ちを押し出していく。その殻を破るという意識を持って試合に臨む姿勢が大事だと思います。一つの殻は破ったと思いますが、また次の殻はやってきます。私もそうですし、選手とともに日々前進できるようにやっていきたいと思います。
-サポーターにも勝利を届けられた。その点はどう思っているか?
これからまだまだ長いシーズンが続きますが、サポーターのみなさんと一体となって結果を出し続けられるように取り組んでいきたいと思います。
選手コメント
-試合を振り返ってほしい。
難しい試合になるとは思っていましたし、相手もやはり蹴ってきました。セカンドボールをここ数試合は取られて押し込まれる時間帯がありましたが、今日は良い形で回収できれば攻撃につなげられましたし、拾われて押し込まれる場面もありましたが、(セカンドボールへの)意識付けは少しずつ良くなってきていると思います。無失点で抑えながら、終盤で得点を取れたのは良かったと思います。
-前節の試合後に、前選手が選手たちに言葉を掛けたと聞いているが、それはどういう意図があったのか?
ここ数試合、自分たちのサッカーができなかったのは自分たちに問題があったと思います。相手のパワーに負けたところもありますし、メンタル的なところで原点に帰ろうという話をしました。水戸戦はやはり勝たないといけない試合でしたし、自分たちが上に行くためには圧倒しないといけない試合でした。もう一度気持ちを引き締めて、勝てる集団を作っていこうという話をしました。
-今日のピッチ状況に対してはどう対応してボールを動かそうと考えていたか?
大雨のあとで暑さもあって、こういうピッチ状況になるのは仕方がないと思います。そういう戦いの中で、最近の試合はちょっと狙いがアバウトになりすぎているところがありましたので、少し横パスを入れて、相手の矢印を向けさせてから背後を狙うということは意識してやってきました。それは割と上手くいったと思います。セカンドボールもつなげるときには頑張ってつなぐということは、今日は割とできたと思います。押し込む時間もありましたし、カウンターもありました。流れに応じての使い分けができないとこの先は厳しいです。もっと持つとか、もっと相手を動かすとかも意識して、今後の夏場の試合につなげていきたいと思います。
-今日の試合を踏まえて、どういう戦いをしていきたいか?
後半戦は1回戦っている相手ですので、難しい試合になると思いますし、暑さもありますので、自分たちがボールを持てないと疲弊します。持てる時にはしっかり動かして相手を疲れさせ、そこから背後を取って相手陣地で押し込むということを目指すというのはもっとやっていかないと厳しい戦いになると思います。今日は勝てましたが、また次に向けて、天皇杯もありますので、しっかり準備していきたいと思います。
-得点の場面を振り返ってほしい。
最初にシュートを打った時は相手に当たりましたが、良いところにこぼれてきたので、枠に入れることを意識して、それが良いコースに行って良かったです。
-サイドハーフにポジションが代わってからのゴールだったが、どういうプレーを意識していたか?
今シーズンはサイドハーフという新たなトライをしている中で、あのようなゴールの形の練習はスタッフにも協力してもらってシュート練習をしていました。やっと試合で決めることができたと感じています。力まずにとりあえず枠に入れようと思っていました。
-試合全体に関しては、どういう感想を持っているか?
ここ数試合、内容的にも結果的にも、もどかしいものがありました。前回のホーム戦ではいわきさんに不甲斐ない試合をしてしまったので、チーム全員で気持ちのこもった、自分たちのベースにあるハードワークをするとかの原点に立ち返る試合をするということはミーティングでも出ていました。タフなゲームになりましたが、勝ちきれて良かったです。
-小林成豪選手との2トップではどういうことを意識したか?
高さというよりは足元とか、体の使い方で前線に起点になろうと思っていました。二人で良い関係性でやろうと話していました。それが出せたシーンもありました。アバウトなボールに競り勝てずに相手のボールになることもありましたが、割り切ってやれていました。もっと前線で体を張って時間を作るとか、もっとゴール前に入っていくとか、もっと怖いプレーはできたとは思います。
-ゆりかごパフォーマンスを忘れていたというのは本当か?
監督からはゴールと勝利で祝おうという話がありましたが、気持ちが昂って忘れていました。(パフォーマンスの)話はあったのですが、興奮して忘れていました。次はパフォーマンスをできるようにしたいと思います。
-今後に向けての意気込みを聞かせてほしい。
自分たちが目指しているのはもっともっと上のところです。勝ち続けたいです。夏場はタフな試合が続くと思いますが、チーム全員で総力で、後半戦でもっと上に行くんだということを意識し、これを継続できるように、明日からまた良い準備をしたいと思います。