2,000人を超えるサポーターに集まっていただきありがとうございます。ようやくみなさんに維新での勝利を届けることができ、ほっとしています。

我々にとってこの3連戦が序盤戦の山場であり、ここでしっかりポイントを取っていかないと、我々が然るべき場所にたどり着く資格がない。そうチームに言って奮い立たせて準備してきましたので、3連戦の頭を取れたことは喜ばしいですが、我々はすぐ次の準備をして、次の北九州をしっかり倒す。そういうような方向にどんどんと目を向けて進んでいきたいと思います。

－試合終了の瞬間は、どう感じたか？

次に勝たなければ意味がないと思いました。

－先発を変更した。メンバー選考の狙いは？

前節のヴェルディ戦から帰ってきて、今治さんとトレーニングゲームを行いました。そこでビルドアップの形を少し変えるというトライをした中で、意欲的にそれにトライをしてくれた面々が数多くいました。そういった選手が今週のトレーニングでも良いパフォーマンスを見せてくれていましたので、そういったものを考えた時に、今日のスタメンになりました。

－東京V戦のあとに話していた「危機感の共有」はどうだったか？

試合の入りは間違いなく群馬さんのほうに勢いがあったと思います。実際に我々にとってのピンチもありましたし、相手のミスに助けられたものもあったと思っています。入りからもっと襲いかかるようなものを見せたかったですし、改善の余地があると思っています。

－浮田健誠選手のゴールシーンをどう評価しているか？

全体的な攻撃の組み立てを考えれば、もう少ししっかりと相手を外したかったというのが本音です。大きな展開があれば相手のスライドが遅れる可能性がありますので、そこを利用すれば必ず小松蓮がクロスを上げたようなシーンになります。川井歩が一生懸命にヘディングで競ってくれた。それは間違いなく歩の頑張りがあったからですが、もっと良い状態で全員が前進できるようになると相手はもっと嫌がる。素晴らしいクロス、素晴らしいゴールだったと思いますが、そこの至る過程では、もっと相手を見て、質を上げていく必要があると思います。

－無失点で試合を終えた。関憲太郎選手の奮闘もあったが、守備をどう評価しているか？

憲太郎は以前、仙台で大けがをしました。そういうプレーがあると恐怖心はなかなか拭い去れませんがが、最後の交錯したシーンでも勇敢にボールに食らいついてくれました。あれこそ試合前に言っていた気迫ですし、そういうものを表現し、頼もしさを感じました。最後で体を張ってしのぎきったものはたくさんあり、しぶとさは評価したいです。ただ、そこにたどり着かれるまでにエラーが多くあります。しっかり反省しなければ、最後で踏ん張らなければいけない回数が増えていくだけです。評価する部分と修正しなければいけない部分の両方を見つめて次に向かって行きたいと思います。

－勝利後のみらスタの雰囲気はどうだったか？

サポーターの方が喜んでいる姿を見ると非常に嬉しく思います。それを見れば、もっとみなさんを喜ばせなければならないですし、この一勝ですべてが報われるとは全く思っていません。みなさんが喜んでいる姿を見て、嬉しかった部分やほっとした部分はありますが、グラウンドを一周しながら、すぐに次に気持ちは行っていました。なんとかこの3連戦を乗り越えるために、また力を貸してほしいと思います。