試合情報 |
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2018明治安田生命J2リーグ第39節 vs. 栃木SC | 入場者数6,333人 | |
2018.10.2815:03キックオフ | ||
維新みらいふスタジアム |
[GK] 17 吉満 大介 |
メンバー | [GK] 01 竹重 安希彦 |
[GK] 33 山田 元気 |
SUB | [GK] 33 石川 慧 |
[前半]6本 [後半]4本 | シュート | [前半]5本 [後半]3本 |
[前半]4本 [後半]2本 | GK | [前半]7本 [後半]9本 |
[前半]4本 [後半]0本 | CK | [前半]2本 [後半]0本 |
[前半]5本 [後半]4本 | 直接FK | [前半]6本 [後半]3本 |
[前半]0本 [後半]2本 | 間接FK | [前半]1本 [後半]0本 |
[前半]0本 [後半]0本 | PK | [前半]0本 [後半]0本 |
[前半]0 [後半]2 | オフサイド | [前半]1 [後半]0 |
42分 オナイウ 阿道 |
得点 | |
70分 ワシントン → 髙橋 壱晟 |
交代 | 54分 ヘニキ → 端山 豪 |
17分 佐藤 健太郎 |
警告 | 50分 古波津 辰希 |
退場 |
−試合を振り返っての感想は?
内容よりも勝利できたのが一番重要だったので、勝てたのは良かったです。
−前半は右サイドでの攻撃が多く、後半は左も増えた。この点については?
前半右が3バックも攻撃に参加できたりしてうまく回っていた。左はクロスが上がってきたら入っていく。ボールが来たときに判断が遅かったりしたので、前半の左は反省したいと思います。アシストが一つもついていないので課題として、得点になるようにやっていきたいと思います。
−ウイングバックのポジションについては?
ウイングバックの楽しさも、サイドバックの楽しさもありますが、運動量というのを毎試合意識してやっていきたいと思います。
−無失点の試合が続いている。この点はどう感じているか?
守備では失点がすごく減ったというのがあるので、後ろがしっかりゼロで抑えられれば攻撃が点を取ってくれると信じているので、信頼関係で、守備はしっかりゼロで抑える、攻撃はしっかり点を取るというのを信じてやっています。
−ディフェンスとの関係はどうか?
頼もしいですし、僕も信頼していますし、僕もしっかり信頼してもらっていると思います。
−残り3試合に向けてのメッセージを。
厳しい試合になると思いますが、チーム全体で戦っていきたいと思います。
−決勝点を決めて勝った。試合を振り返ってほしい?
PKの部分もそうですし、ほかの部分もここ何試合かチャンスも作れていましたし、そういったところが最後PKにつながったと思います。
−得点王は意識するか?
もちろんこの位置にいられるのはチャンスがあるので、もちろん僕が点を取ることで、残り3試合、点を取ってチームを勝たせることができればと思います。
−残り3試合の位置づけは?
今年どれだけいい形で終われるかというところだと思うし、選手個人個人の成長だったり、最後にサポーターに見せる場だと思うので、アウェーでしっかり勝って、ホームに戻ってきてまたサポーターのみなさんの前で勝ちを届けることが大事だと思います。
−PKのコースについての狙いは?
笛が鳴ってからも自分のタイミングでしっかり蹴られるように集中していました。GKがどちらに動くというよりも、GKが見えていたのもありますが、しっかり逆を蹴るようにというのと、しっかりコースに強いボールを蹴られるようにというのは意識しました。
−すんなりキッカーが決まったように見えたが、その点は?
(じゃんけんを)する感じでしたが、カズくん(岸田選手)と大輔(高木選手)が譲ってくれるという感じで、僕の得点にはなりましたが、チームのみんなで取れた点だと思いますし、その部分に関して言えば二人に感謝したいと思います。
1 | - | 0 |
---|---|---|
1 | 前半 | 0 |
0 | 後半 | 0 |
2018明治安田生命J2リーグ第39節 vs. 栃木SC
入場者数6,333人
15:03キックオフ
維新みらいふスタジアム
[GK] 17 吉満 大介 |
[GK] 01 竹重 安希彦 |
[GK] 33 山田 元気 |
[GK] 33 石川 慧 |
[前半]6本 [後半]4本 |
シュート | [前半]5本 [後半]3本 |
[前半]4本 [後半]2本 |
GK | [前半]7本 [後半]9本 |
[前半]4本 [後半]0本 | CK | [前半]2本 [後半]0本 |
[前半]5本 [後半]4本 | 直接FK | [前半]6本 [後半]3本 |
[前半]0本 [後半]2本 | 間接FK | [前半]1本 [後半]0本 |
[前半]0本 [後半]0本 | PK | [前半]0本 [後半]0本 |
[前半]0 [後半]2 | オフサイド | [前半]1 [後半]0 |
42分 オナイウ 阿道 |
得点 | |
70分 ワシントン → 髙橋 壱晟 |
交代 | 54分 ヘニキ → 端山 豪 |
17分 佐藤 健太郎 |
警告 | 50分 古波津 辰希 |
退場 |
本当に久しぶりにここで勝ててほっとしています。長い間サポーターに勝利を届けられなかったので、プロフェッショナルとしてホームで勝たないといけない、サポーターのために戦わないといけないという話をしたので、今日はちゃんと結果が出て、勝ち点3を取れて良かったと思います。
試合の内容自体はもう少しきれいに崩して、点を1、2点取れればもっと楽な展開になったと思いますが、そこで決められないのが今のチーム力だと思います。
なんとか1点を取りましたが、それでも気持ちを込めてしっかり戦ってゼロに抑えたところは評価できるゲームだったと思います。
きのう湘南が(ルヴァン杯で)優勝を決めて、彼らが僕らにいろんな勇気をくれました。ああいう戦い方できて、あれを僕らもやろうと。背が高くなくてもしっかり競る、こぼれ球に反応する、身体を投げ出す、しっかり走る。そういうところができれば僕らもああいうゲームができるとミーティングで選手に言いました。
こういう試合をちゃんとものにできるしぶとさ、したたかさをこれから身につけていかないといけない。本当に僕らが上に行くためには、こういう勝ち点3をたくさん積み上げなければいけないと痛感しています。
もっと決めるべきときに決めていればもっと楽な試合ができる。もう少し横綱相撲ができる。そういうクオリティーを発揮できるようなチームになるにはもう少し時間が掛かると思っています。
ただ今日は本当に身体を張って気持ちのこもったゲームをしてくれたので、選手たちに感謝したいと思います。
−システムを「3−5−2」とした狙いは?
栃木さんを分析する中で、もちろんトップの大黒選手が一番怖いですが、そこにヘニキ選手が上がってきて、まずロングボールを入れてきて、こぼれ球を前向きに拾うというのが攻撃のスタートと分析していました。
ワシントンがだいぶコンディションも戻ってきた、そこでヘニキと競らせて、こぼれ球を坪井や、三幸や、健太郎(佐藤)が拾えるような、ワシントンとヘニキのエアバトルの近くに人を配置する。
取ったボールを2トップに預けて両ウイングが出て行くというというプランで臨みました。久しぶりのゲームでしたが、ワシは頑張ってくれたなと思います。
−セカンドボールに対してはどうだったか?
セカンドボールを拾う。拾って攻撃につなげるというのは一つのゲームプランにあったので、いかに近くに、こぼれてきそうなところに人を配置するか。そこに人を密集させてこぼれ球を拾う確率を高くする。それがゲームのポイントになるなと思いましたので今日は中盤を厚くしました。
−2試合連続無失点。手応えは?
いろんなサッカーのゲームの中で相手に対してどこに優位性を持つか。それがすごく質の高い選手たちで質的優位が出せればいいのですが、なかなか質的優位が出せないのであれば、数的優位を作りたいと思っていましたので、そういう意味では3バックにして守備になったときに少し人数を割きますが、こぼれ球に反応する。
味方の距離も近くなっているので、このシステムで失点が減っているのは選手が理解してくれている。戦い方を理解して身体を張ってくれている。今日もロングスローから相手の大きな選手への脅威がたくさんありましたが、廣木雄磨をはじめ、前貴之も一生懸命に競ってくれているし、そこは本当に集中力と気迫で乗り切ったなと思います。
−三幸秀稔選手を右の前に出したことで、攻撃が右寄りになったのではないか?
右で崩せてしまえばそれでもいいと思いますし、右でたくさんチャンスを作っていて、センターバックの前選手がシュートを何本も打つというような攻撃のバリエーションやコンビネーションは非常に前半出ていたなと。1点、2点取れていればもっと違った展開になっていたと思いますが、逆に左の瀬川が少し積極性が足りなかったので、後半、どうやって彼が自分のメンタルに勝って今までの良さを取り戻すか。
後半は左で攻めることができたというのがありますので、もう少しサイドチェンジができればいいのですが、向こうも警戒して5バックにしているので、同サイドでもう少し崩せればそれはそれで良かったのかなと思います。
−短い距離での単純なミスもあった。それはシステムの問題か、選手個人のところか?
システムは関係ありません。パスミスに関しては受け手と出し手のタイミングが合うか合わないか。
そこに相手のプレッシャーも来ますし、人数を掛けて密集を作るということは自分たちも多いですが、相手も多いということなので、その中で早く判断してパスをつなげるかどうか。そこのクオリティーは上げていかないといけない。
密集を作ってこぼれ球を拾いやすくしていますが、そこで拾うまで持って行けるかどうか。選手の判断がまだまだ少し遅い。そこが上達する、成長すれば空いているところを、パスゲームをやりながら、どこが空いているか、システムの噛み合わせ上、必ず空いているところが出てくるので、ちゃんと見つけられるかどうか。見つけたあとにちゃんとつなげるかどうか。練習でも取り組んでいますが、なかなか実際のゲームになると空いているところにつなげない、そこに運べない。そういうところはまだまだ課題だと思っています。
−プレーオフ圏への可能性がなくなった。この点についてはどう受け止めているか?
J1に上がりたい、上がるためにいろいろ準備をしてきたので、今日可能性がなくなったことに関しては責任を感じています。サポーターに申し訳ないと思っています。
選手たちの力が6位以内に入れるようなチームを僕が作れなかったこともそうですし、決めるときに決められなかったこともそうですし、いろんな意味でまだまだ力が足りなかったなと思っています。
やはり終わり方が大事なので、一つでも上の順位に行く、一つでも多くの勝ち点を取る。まだホームでもう1試合できます。自分たちのためだけにサッカーをやっているわけではないので、応援してくれるサポーターがいれば最後まで戦いますし、アウェーでも応援に来てくれるサポーターとか、最後まで結果を楽しみにしてくれるサポーターがいれば、プロとして最後まで気を抜かずに戦わなければいけないなと思います。
−オナイウ阿道選手はPK以外でもチャンスを作ったり、守備に動いたりしていた。評価は?
彼を今年はずっと我慢して使い続けてきて、リオ五輪のときから彼の能力や才能や伸びしろに期待していたので、日本人のストライカーを育てたいというところで、彼を我慢して使ってきました。
それに彼はしっかり応えてくれて、今日も点を取って、シーズンで21点という大きな数字をたたき出してくれています。
そのおかげでこの順位にいられると思っていますし、ただ彼のチームではないので、彼が点を取るだけではなくて、本当にディフェンスで頑張ってくれているとか、身体を張ってくれているとか、そういうところは1年間で成長したと思います。
−シーズンの終わり方が大事という話があった。次に向けてメッセージを聞かせてほしい。
前半戦、本当に躍進を遂げることができて、後半戦はなかなか実力が足りなくて、僕の経験も足りなくて、順位を下げてしまいました。
今年1年間、こういうサッカーをするというのを見ている人に伝えようと。
ちゃんと頭で考えて戦術的にプレーして勝ちたい、上手くなりたいという気持ちを見ている人に伝えようと。情熱的なサッカーをしようと言ってきたので、勝つか負けるかは分からないですが、1年間やろうとしてきたサッカーをちゃんとホーム最後で、相手が甲府で、絶対に負けてはいけない相手だと思いますので、その相手にどれだけ戦えるかどうか、今年1年やってきたことを見せられるかどうか。
そこに向けてちゃんと準備をしていきたいと思います。
あと三つ、僕らにとって消化試合はないので、試合に出ることが選手の成長につながるとすれば、出た選手はすごく成長できると思います。
選手を成長させながら強くするという第一歩がどうやって終わるか。ちゃんと選手たちと一緒に最後の最後まで戦いたいと思います。
−コイントスでいつもとコートが逆になった。決めたのはどちらだったのか?
うちです。選手が決めました。
−監督の指示は?
ありません。前半勝負を懸けたい。最初から行きたい。まぶしくないほうがいい。ホームなのでどういう時間で日が陰るかはある程度は分かってはいますが、最初から選手たちが逆にしたいと言ってきた。選手たちが決めたのであれば、自分たちで考えて決めたのであれば、なんで逆なんだという話をするつもりはなかったです。
−自分たちで考えてサッカーをするという話をしてきたが、その点でも選手の成長を感じるか?
そうですね。なんでもかんでも僕の指示を待つようなチームでは上には行けないので。急に雨が降ってきたり、いろんなことがあったときに、本当にベンチからの声は届かないので。埼玉スタジアムで6万人が入ると本当にベンチから声が届かないです。そういう中でも選手たちはサッカーをやらなければいけない。選手たちは自分たちで考えて、責任を持ってプレーしてほしいと思います。
−後半アディショナルタイムに入ってから名塚コーチ、土肥コーチと話し込んでいた。交代カード1枚の切り方ではないかと思うが、切らないという指示をしていたようだが、その意図は?
1点勝負という感じになって、これは1点を守りきらなければいけない。だけど後ろに重心をかけて、ディフェンスの選手を入れて後ろ向きにはしたくない。でも、交代枠が1枚残っているので時間稼ぎはしたい。
どうやって最後の1枠を使うかという話はしました。見ていると、やっている選手たちがこのまま終わらせるんだ、ひょっとしたらもう1点取るんだという戦う顔をしていたので、ここはもう代えなくていい、今いるメンバーで十分逃げ切る、あるいは勝ちきれると判断をしたので、入れるのをやめました。
−試合を振り返っての感想は?
内容よりも勝利できたのが一番重要だったので、勝てたのは良かったです。
−前半は右サイドでの攻撃が多く、後半は左も増えた。この点については?
前半右が3バックも攻撃に参加できたりしてうまく回っていた。左はクロスが上がってきたら入っていく。ボールが来たときに判断が遅かったりしたので、前半の左は反省したいと思います。アシストが一つもついていないので課題として、得点になるようにやっていきたいと思います。
−ウイングバックのポジションについては?
ウイングバックの楽しさも、サイドバックの楽しさもありますが、運動量というのを毎試合意識してやっていきたいと思います。
−無失点の試合が続いている。この点はどう感じているか?
守備では失点がすごく減ったというのがあるので、後ろがしっかりゼロで抑えられれば攻撃が点を取ってくれると信じているので、信頼関係で、守備はしっかりゼロで抑える、攻撃はしっかり点を取るというのを信じてやっています。
−ディフェンスとの関係はどうか?
頼もしいですし、僕も信頼していますし、僕もしっかり信頼してもらっていると思います。
−残り3試合に向けてのメッセージを。
厳しい試合になると思いますが、チーム全体で戦っていきたいと思います。
−決勝点を決めて勝った。試合を振り返ってほしい?
PKの部分もそうですし、ほかの部分もここ何試合かチャンスも作れていましたし、そういったところが最後PKにつながったと思います。
−得点王は意識するか?
もちろんこの位置にいられるのはチャンスがあるので、もちろん僕が点を取ることで、残り3試合、点を取ってチームを勝たせることができればと思います。
−残り3試合の位置づけは?
今年どれだけいい形で終われるかというところだと思うし、選手個人個人の成長だったり、最後にサポーターに見せる場だと思うので、アウェーでしっかり勝って、ホームに戻ってきてまたサポーターのみなさんの前で勝ちを届けることが大事だと思います。
−PKのコースについての狙いは?
笛が鳴ってからも自分のタイミングでしっかり蹴られるように集中していました。GKがどちらに動くというよりも、GKが見えていたのもありますが、しっかり逆を蹴るようにというのと、しっかりコースに強いボールを蹴られるようにというのは意識しました。
−すんなりキッカーが決まったように見えたが、その点は?
(じゃんけんを)する感じでしたが、カズくん(岸田選手)と大輔(高木選手)が譲ってくれるという感じで、僕の得点にはなりましたが、チームのみんなで取れた点だと思いますし、その部分に関して言えば二人に感謝したいと思います。
本当に久しぶりにここで勝ててほっとしています。長い間サポーターに勝利を届けられなかったので、プロフェッショナルとしてホームで勝たないといけない、サポーターのために戦わないといけないという話をしたので、今日はちゃんと結果が出て、勝ち点3を取れて良かったと思います。
試合の内容自体はもう少しきれいに崩して、点を1、2点取れればもっと楽な展開になったと思いますが、そこで決められないのが今のチーム力だと思います。
なんとか1点を取りましたが、それでも気持ちを込めてしっかり戦ってゼロに抑えたところは評価できるゲームだったと思います。
きのう湘南が(ルヴァン杯で)優勝を決めて、彼らが僕らにいろんな勇気をくれました。ああいう戦い方できて、あれを僕らもやろうと。背が高くなくてもしっかり競る、こぼれ球に反応する、身体を投げ出す、しっかり走る。そういうところができれば僕らもああいうゲームができるとミーティングで選手に言いました。
こういう試合をちゃんとものにできるしぶとさ、したたかさをこれから身につけていかないといけない。本当に僕らが上に行くためには、こういう勝ち点3をたくさん積み上げなければいけないと痛感しています。
もっと決めるべきときに決めていればもっと楽な試合ができる。もう少し横綱相撲ができる。そういうクオリティーを発揮できるようなチームになるにはもう少し時間が掛かると思っています。
ただ今日は本当に身体を張って気持ちのこもったゲームをしてくれたので、選手たちに感謝したいと思います。
−システムを「3−5−2」とした狙いは?
栃木さんを分析する中で、もちろんトップの大黒選手が一番怖いですが、そこにヘニキ選手が上がってきて、まずロングボールを入れてきて、こぼれ球を前向きに拾うというのが攻撃のスタートと分析していました。
ワシントンがだいぶコンディションも戻ってきた、そこでヘニキと競らせて、こぼれ球を坪井や、三幸や、健太郎(佐藤)が拾えるような、ワシントンとヘニキのエアバトルの近くに人を配置する。
取ったボールを2トップに預けて両ウイングが出て行くというというプランで臨みました。久しぶりのゲームでしたが、ワシは頑張ってくれたなと思います。
−セカンドボールに対してはどうだったか?
セカンドボールを拾う。拾って攻撃につなげるというのは一つのゲームプランにあったので、いかに近くに、こぼれてきそうなところに人を配置するか。そこに人を密集させてこぼれ球を拾う確率を高くする。それがゲームのポイントになるなと思いましたので今日は中盤を厚くしました。
−2試合連続無失点。手応えは?
いろんなサッカーのゲームの中で相手に対してどこに優位性を持つか。それがすごく質の高い選手たちで質的優位が出せればいいのですが、なかなか質的優位が出せないのであれば、数的優位を作りたいと思っていましたので、そういう意味では3バックにして守備になったときに少し人数を割きますが、こぼれ球に反応する。
味方の距離も近くなっているので、このシステムで失点が減っているのは選手が理解してくれている。戦い方を理解して身体を張ってくれている。今日もロングスローから相手の大きな選手への脅威がたくさんありましたが、廣木雄磨をはじめ、前貴之も一生懸命に競ってくれているし、そこは本当に集中力と気迫で乗り切ったなと思います。
−三幸秀稔選手を右の前に出したことで、攻撃が右寄りになったのではないか?
右で崩せてしまえばそれでもいいと思いますし、右でたくさんチャンスを作っていて、センターバックの前選手がシュートを何本も打つというような攻撃のバリエーションやコンビネーションは非常に前半出ていたなと。1点、2点取れていればもっと違った展開になっていたと思いますが、逆に左の瀬川が少し積極性が足りなかったので、後半、どうやって彼が自分のメンタルに勝って今までの良さを取り戻すか。
後半は左で攻めることができたというのがありますので、もう少しサイドチェンジができればいいのですが、向こうも警戒して5バックにしているので、同サイドでもう少し崩せればそれはそれで良かったのかなと思います。
−短い距離での単純なミスもあった。それはシステムの問題か、選手個人のところか?
システムは関係ありません。パスミスに関しては受け手と出し手のタイミングが合うか合わないか。
そこに相手のプレッシャーも来ますし、人数を掛けて密集を作るということは自分たちも多いですが、相手も多いということなので、その中で早く判断してパスをつなげるかどうか。そこのクオリティーは上げていかないといけない。
密集を作ってこぼれ球を拾いやすくしていますが、そこで拾うまで持って行けるかどうか。選手の判断がまだまだ少し遅い。そこが上達する、成長すれば空いているところを、パスゲームをやりながら、どこが空いているか、システムの噛み合わせ上、必ず空いているところが出てくるので、ちゃんと見つけられるかどうか。見つけたあとにちゃんとつなげるかどうか。練習でも取り組んでいますが、なかなか実際のゲームになると空いているところにつなげない、そこに運べない。そういうところはまだまだ課題だと思っています。
−プレーオフ圏への可能性がなくなった。この点についてはどう受け止めているか?
J1に上がりたい、上がるためにいろいろ準備をしてきたので、今日可能性がなくなったことに関しては責任を感じています。サポーターに申し訳ないと思っています。
選手たちの力が6位以内に入れるようなチームを僕が作れなかったこともそうですし、決めるときに決められなかったこともそうですし、いろんな意味でまだまだ力が足りなかったなと思っています。
やはり終わり方が大事なので、一つでも上の順位に行く、一つでも多くの勝ち点を取る。まだホームでもう1試合できます。自分たちのためだけにサッカーをやっているわけではないので、応援してくれるサポーターがいれば最後まで戦いますし、アウェーでも応援に来てくれるサポーターとか、最後まで結果を楽しみにしてくれるサポーターがいれば、プロとして最後まで気を抜かずに戦わなければいけないなと思います。
−オナイウ阿道選手はPK以外でもチャンスを作ったり、守備に動いたりしていた。評価は?
彼を今年はずっと我慢して使い続けてきて、リオ五輪のときから彼の能力や才能や伸びしろに期待していたので、日本人のストライカーを育てたいというところで、彼を我慢して使ってきました。
それに彼はしっかり応えてくれて、今日も点を取って、シーズンで21点という大きな数字をたたき出してくれています。
そのおかげでこの順位にいられると思っていますし、ただ彼のチームではないので、彼が点を取るだけではなくて、本当にディフェンスで頑張ってくれているとか、身体を張ってくれているとか、そういうところは1年間で成長したと思います。
−シーズンの終わり方が大事という話があった。次に向けてメッセージを聞かせてほしい。
前半戦、本当に躍進を遂げることができて、後半戦はなかなか実力が足りなくて、僕の経験も足りなくて、順位を下げてしまいました。
今年1年間、こういうサッカーをするというのを見ている人に伝えようと。
ちゃんと頭で考えて戦術的にプレーして勝ちたい、上手くなりたいという気持ちを見ている人に伝えようと。情熱的なサッカーをしようと言ってきたので、勝つか負けるかは分からないですが、1年間やろうとしてきたサッカーをちゃんとホーム最後で、相手が甲府で、絶対に負けてはいけない相手だと思いますので、その相手にどれだけ戦えるかどうか、今年1年やってきたことを見せられるかどうか。
そこに向けてちゃんと準備をしていきたいと思います。
あと三つ、僕らにとって消化試合はないので、試合に出ることが選手の成長につながるとすれば、出た選手はすごく成長できると思います。
選手を成長させながら強くするという第一歩がどうやって終わるか。ちゃんと選手たちと一緒に最後の最後まで戦いたいと思います。
−コイントスでいつもとコートが逆になった。決めたのはどちらだったのか?
うちです。選手が決めました。
−監督の指示は?
ありません。前半勝負を懸けたい。最初から行きたい。まぶしくないほうがいい。ホームなのでどういう時間で日が陰るかはある程度は分かってはいますが、最初から選手たちが逆にしたいと言ってきた。選手たちが決めたのであれば、自分たちで考えて決めたのであれば、なんで逆なんだという話をするつもりはなかったです。
−自分たちで考えてサッカーをするという話をしてきたが、その点でも選手の成長を感じるか?
そうですね。なんでもかんでも僕の指示を待つようなチームでは上には行けないので。急に雨が降ってきたり、いろんなことがあったときに、本当にベンチからの声は届かないので。埼玉スタジアムで6万人が入ると本当にベンチから声が届かないです。そういう中でも選手たちはサッカーをやらなければいけない。選手たちは自分たちで考えて、責任を持ってプレーしてほしいと思います。
−後半アディショナルタイムに入ってから名塚コーチ、土肥コーチと話し込んでいた。交代カード1枚の切り方ではないかと思うが、切らないという指示をしていたようだが、その意図は?
1点勝負という感じになって、これは1点を守りきらなければいけない。だけど後ろに重心をかけて、ディフェンスの選手を入れて後ろ向きにはしたくない。でも、交代枠が1枚残っているので時間稼ぎはしたい。
どうやって最後の1枠を使うかという話はしました。見ていると、やっている選手たちがこのまま終わらせるんだ、ひょっとしたらもう1点取るんだという戦う顔をしていたので、ここはもう代えなくていい、今いるメンバーで十分逃げ切る、あるいは勝ちきれると判断をしたので、入れるのをやめました。