
戦評(中国リーグ第9節 レノファ山口 vs 佐川急便中国SC)
【2006.7.9. 第34回中国リーグ(広島:三次サッカー場)】

〔戦評〕
前半は豪雨、後半は一転して強い日差しが照りつける、非常に蒸し暑いスリッピーな状況下での対戦となった。
佐川急便は個々が技術面でしっかりとしたプレーができ、トップの意図的なポジションチェンジに楔を入れ、ゴールを狙う展開に対し、レノファ山口は前線からのプレッシャーを掛け組織的なディフェンスからボールを奪い攻め込もうとする展開でゲームが流れた。
前半、佐川急便は中盤の組立てからトップへ速くボールさばきゴールを目指そうとするが、レノファ山口の連続したプレッシャーによりシュートを打つものの、決定的な場面を作ることができなかった。対するレノファ山口は、15分過ぎ中盤左サイドでボールを奪い右サイドへの速い展開から松原のクロスを高杉がシュートという決定機があったが、佐川急便GKの好守により得点にはならなかった。
後半は、前半の雨のためスリッピーでしかも場所によっては、芝が水を含みボールが止まる箇所もあった。ピッチ蒸し暑さにも関わらず両チームとも速いテンポでゲームがスタートした。
後半35分レノファ山口は右サイドでのスローインから19番柏原が中央突破を仕掛け左サイドにタイミングの良いパス、これを14番高杉が確実にゲットし先取点を取る。しかし3分後、佐川急便もレノファ山口が攻め込んだボールを奪い、左サイドから右サイドに大きく鋭い展開そしてゴール。レノファ山口の戻りが遅れた隙をつく攻守の切替えの速さによる得点であった。
最後まで、両チームとも追加点取るための激しいゲームとなったが1−1の引き分けで終了、PK戦となった。
前後半を通して、佐川急便の局面での巧さによる打開と、レノファ山口の組織的なディフェンスによるボール奪取から幅広い展開という違いが見られたゲーム内容であった。
《レノファ山口》
-
レノファ山口は、5月7日のvs 佐川急便中国 第1戦1−4の敗戦から、チーム全体としては納得のいく戦い方が出来たものの、局面での打開、個々のスキル、フィジカル面においてはまだまだ課題がある。
今日の負けも、もう一つ力不足であることに、非常に悔しい思いをしている。
すべての面で時間がかかるものの、今後のトレーニングにおいて改善できるよう努力したい。 -
レノファ山口応援団の皆さん方が来てくださり、熱い声援をしていただいた。また、選手のご家族、他多くのの方がスタンドでレノファ山口の応援をしてくださった。大変心強かった。
勝利という結果を出せなかった事を大変申し訳なく思う。
次回までには、さらに進歩するようチーム力と意識を高めたい。
〔宮成〕
