明治以降の石炭産業の振興により築かれた「宇部」。先人の「有限の鉱業から無限の工業へ」の精神を受け継ぎ、エネルギー構造の転換にいち早く対応。ほかの産炭地域が衰退する中、近代的な工業都市へと変貌を遂げました。
一方、急激な工業化の進展に伴って生じた大気汚染などの公害問題を、産官学民が一丸となった「宇部方式」により解決。まちづくりへの情熱は、彫刻によるまちづくりへと発展し、世界で最も歴史のある野外彫刻の国際コンクール「ＵＢＥビエンナーレ」の礎となりました。