結果にかかわらず、今日ピッチに立つことができたのも、昨日の朝にコロナに感染する選手が出てしまい、その中でいろいろな人にサポートしていただきました。特にメディカルスタッフ。総勢50名近くのPCR検査を３連休の朝なのにやっていただき、僕らが陰性であることを証明することができて、移動することができ、ピッチに立つことができた。全ての医療関係者、山口県のスタッフ、メディカルスタッフの皆様に心から感謝したいと思います。
　そういう人たちのためにも今日は勝点３を取りたかったので非常に悔しい結果になりました。

選手たちは戦ってくれましたが、決めることができずにミスからやられてしまうということが今の僕らの流れになっています。その流れをどこかで断ち切らなければいけない。久しぶりに点をとることができましたがもっと点を取るチャンスは作れたので続けていきたい。一つでも多くのポイントを取る。一つでも上の順位に行くことを諦めずに最後までサポータのために戦いたいと思います。

— 選手たちとはどのような話をして今日の試合に臨んだか

　チームの中から感染者が出たということを現実として受け止めなくてはいけない。感染した選手が悪いことをしたわけではなく、しっかり感染対策を行ってきた中でも陽性者が出てしまったことを受け止めること。
チームの中にも動揺はありましたが、周りのスタッフのおかげで今日の試合の準備ができた。陽性になってしまった選手のためにも、ピッチに立てる選手は頑張らなければいけない。選手たちは最後まで戦ってくれたと思います。

— 8試合勝ちがない中で、これから7試合で変えなければいけないなという部分はあるか

　失点がミスがらみが多いので、ミスをしたあとに失点につなげないようにするか。リカバリーをチームでやるか。そこをちゃんとしのげば自分たちのチャンスがくる。今日はどちらが勝ってもおかしくないような試合だったと思います。決めるところを決める。得点につながるようなチャンスを作る。ということは続けなくてはいけないと思います。

— 試合後のミーティングでどのようなことを話したか

　これだけ勝てていないので、本当に意地を見せようと。アウェイにも多くのサポーターがきてくれているし、一つでもポイントを稼ぐ。順位をあげる。ということを全力でやらなければプロではないので、今日は非常に悔しい敗戦ですが、次のホームの千葉でどうやって意地を見せるか。　
今日はもちろんみんな悔しいですが、明日から切り替えて、戦う顔に変えて、ピッチに集まろうという話をしました。

— プレスがうまくかかっていないように見えたがどのように試合を見ていたか

　プレスをかけて、プレスで奪い取るというだけがプレスではなくて、相手にロングボールを蹴らせる。後ろが狙いを持ってインターセプトを狙いに行く。なかなか彼らもうまくて簡単に取れないのですが、それでも頑張ってプレスをかけ続ける。どこかで相手のミスを誘う。
　今日は取ったボールをうまくつなげなかったので、相手がボールをもつ時間が長かったと思いますが、前から順番にはめていきどこかで蹴らせる。アバウトなボールを回収し、僕らがショートカウンター、ポゼッションを判断していく。ということをやりたかったので、僕らの裏を取られるというよりは、前でボールを取れなかったというところはあると思います。

— ハーフタイムに選手交代を行った狙いは

　相手が狙っている中で足元のボールが多かったので、森晃太を入れて裏に走らせる。相手の裏を取るということをやりたかったので彼を入れました。

— これからの練習も非公開となってしまったが、サポーターに向けてメッセージを

　本当に今年は悔しい、不甲斐ない成績でサポーターの皆さんに悔しい思いをさせてしまっている。その中でコロナがあって、練習でまた皆さんの顔を見ることができなくなってしまいましたが、僕らはサポーターのため、スポンサーの方、応援してくれる方のためだけに戦う。その方々のためにも１つでも順位をあげることに最後の最後まで全力を尽くさなくてはいけないと思います。